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しろくまさんとぺんぎんさんがおもしろおかしく掛け合います!
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秋になるとイチョウの木の下にたくさん落ち始める銀杏。
茶わん蒸しに入っている銀杏や炒っている銀杏は美味しいのですが、熟して落ちている銀杏はハッキリ言って臭い!
うっかり触ってしまおうものなら手に臭いがつきますし、踏んだりしたら玄関先に臭いがこもります。
この銀杏の臭いはどうやって発生しているのでしょうか?
ついてしまった臭い取り方についても併せて調べてみることにしました。
銀杏はなぜ臭い?臭いの成分とは?
臭いの原因となっている成分は酪酸(らくさん)とエナント酸です。
どんな臭いなのかそれぞれ説明したいと思います。
■酪酸(らくさん)
バターやチーズなどにも含まれている成分ですが、一方で足の臭いの原因とも言われている成分です。
哺乳類であれば少量でも気づいてしまうほど強烈なにおいです。
■エナント酸
ヘプタン酸という別名も持っている油状の液体です。
腐敗臭のようなにおいがするのが特徴です。
二つの異臭成分が合わさっているのですからあの臭いは納得ですね。
銀杏の臭いのメリットとは?
銀杏はタンパク質やビタミンを豊富に含む栄養価の高い実です。
イチョウの木には雄株と雌株があり、実をつけるのは雌株だけですので、もし実をたくさん食べられてしまうとイチョウの木はいずれ絶滅してしまうでしょう。
銀杏の臭いはサルなどの動物でさえ近づきません。
この臭いを発することによりイチョウの木は実を食べられてしまうことを防いでいるのです。
銀杏の臭い取りの方法は?
始めにお伝えしておきます。
臭いを取る為の下処理段階では臭いはしますのでそれは覚悟しておいてくださいね。
では、銀杏の臭いの取り方&下処理の方法をご紹介したいと思います。
■バケツに銀杏を入れ、完全に浸かってしまう程度の水を入れます。
■3~4日放置し、皮がブヨブヨしてくるのを待ちます。
この時臭いはしてきますので臭いの届きにくいところに置くなどの対策はしましょう。
■皮がブヨブヨになったら流水で綺麗に洗い流します。
この皮が臭いの原因なので残さないように洗い流しましょう。
■天日干しで数日乾かします。
■殻が白くなったら一つ割ってみてください。
中から水が出てこなければこれで下処理はOKです。
☆銀杏の臭い以上に臭い植物がある?
それはこの花です。
世界最大の花と言われているラフレシア。
世界的にも珍しい花なので、ラフレシアが咲いている映像や探しに行っている映像は時々メディアでも紹介されているのでご存知の人もいらっしゃることでしょう。
この花の臭いは汲み取り式トイレと表現されるほどなので、この臭いを一度嗅ぐと銀杏の臭いを感じなくなるかもしれませんね。
銀杏の臭いは抗菌作用がある?おすすめ商品とは?
銀杏の木は虫も寄り付かず枯れにくく、神社などの御神木にもなっている木です。
銀杏の木には抗菌・殺菌作用がある為虫がこないと言われています。
この抗菌作用を活かして作られたまな板はプロの料理人の間でも大変人気です。
抗菌作用があるだけでなく次のようなメリットがあります。
- 油分がある為水はけが良い
- 臭いが残りにくい
- 黒ずみにくい
- 軽くて使いやすい
- 包丁に優しく刃が傷みにくい
まな板として少々お値段は張りますが、
購入先によってはお直しをしてくれたりもするので興味のある人は是非一度試してみてはいかがでしょうか。
本当に優しい音がしますので、こちらの動画を見てみてください。
↓
いちょうまな板 Kproject
銀杏の木の特製を活かし、まな板だけでなく、お風呂の椅子、スノコ、料理べらなどその他水回り品にも使われています。
こちらのお店ではいろんな銀杏の木の商品を扱っていますので、興味のある人は公式サイトをご覧ください。
双葉商店
https://www.icyomanaita-futaba.com/index.html
まとめ
銀杏の木は『臭い実をつける』といった印象が強かった人もちょっと見方が変わったのではないでしょうか?
きちんと加工すれば美味しい実、そして優れた本体の木。
銀杏って本当にスゴイ植物だったんですね。
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