みなさんの中にも時々「何をする気も起こらない」
という状況になる人はいらっしゃいますよね?
私も理由はわからず「今日は動く気にならない」という
日はあります。
ですが、そんな状況が続く人はもしかしたら
「無気力症候群」という病気になっているのかもしれません。
あまり耳馴染みのない「無気力症候群」とはいったい
どのような病気なのでしょうか?
調べてみました。
Contents
無気力症候群とは?うつ(鬱)病との違いは?
無気力症候群、別名を「アパシーシンドローム」といいます。
学生なら学業に対して、社会人であれば仕事に対して
といったように、ある特定のことに対して無気力・無関心な
状態が続いている人に用いられている言葉で、本業だけに
とどまらず、これまで熱中していた趣味や日常生活にまで
無気力になってしまううつ病とは違った病気なのです。
アパシーシンドロームの原因は?治療法はないの?
アパシーシンドロームになってしまう人の多くは
10代後半~20代前半の若年男性だと言われていますが、
かかりやすいのは次のような性格の持ち主だとされています。
■勝ち負けにこだわる人
自分の評価が勝っているときはいいのですが、他の人よりも
劣っているという結果が見えてしまった場合、それを受け止め
きれず無気力になってしまうことがあります。
負けることの恐怖や「許せない」という気持ちを無気力に
なることで回避してしまうのです。
■完璧主義の人
完璧でないことや失敗をしてしまったことが許せず、それを
認めたくない気持ちが自分というものを保てなくなり無気力に
なってしまいます。
■良い子だった人に多い
「良い子」というのは大人の期待に添えるよう「良い子」を
保っていることが多く、自分自身の意見というものをもって
いない傾向にあり、大人になって自分自身でなんでも
決定しなければならない状態になるとどうしてよいかわからず
無気力になってしまうことがあるのです。
無気力症候群の治療は「可能」です。
ただ、うつ病のような脳の神経伝達系の病気ではないので
抗うつ剤などの治療薬は効果を発揮しません。
あまりに症状がひどい場合は処方されることもありますが、
成果を得られないのがほとんどのようです。
無気力症候群の改善にまず行うことは「生活習慣の改善」です。
健康な人でも睡眠が不規則だったり食事が不規則だったりすると
体がだるくてやる気が起こらなかったりしますよね?
規則正しい生活というのは正しい精神状態を保つ為にも重要なことなのです。
■決まった時間に起きる
■規則正しい食事をする
■目的がなくても外にでて散歩をするようにする
■夜更かしせずに早く寝る
これを1週間続けるだけでも症状の緩和は期待できると
言われています。
主婦に多い?どんな人がなりやすいの?
前の項目で無気力症候群の患者で一番多いのは若年層の男性と
書きましたが、そのほかにも主婦の無気力症候群も多いと
言われています。
ですが、正確には「主婦症候群」だという説もあり、症状は
無気力症候群と似ているとされています。
主婦の無気力の原因としては
■結婚や妊娠で仕事や自分のやりたいことを諦めなければ
いけないというストレス
■夫や子供のためだけに送っている人生に意味がもてなく
なってきている
■家事をこなさなくては!というプレッシャーから精神的
ストレスを与えられている
専業主婦の人は、世間からの孤立感を感じることも多い為、
働いている主婦の人よりも無気力症候群になりやすいと
言われています。
専業主婦人は家族がいない時間帯は「休息の時間」と考え、
ゆっくり過ごすのもいいかもしれませんね。
無気力症候群の診断方法♪
まずは以下の項目でいくつ当てはまるかチェックしてみてください。
■感情が乏しくなってきている
■意欲や自発性の低下を感じる
■何をするにも熱が入らない
■周囲への関心がなくなっている
■何をしていても楽しくない
■熱中したり熱くなったりすることができない
いかがでしたでしょうか?
チェックの数が多ければ多いほど無気力症候群の可能性が
高いといえます。
→爪が剥がれるのは病気だった!子どもがよくかかる手足口病の症状の一つ?!
→爪のでこぼこの原因は何?!病気のサインかも。早期発見・早期治療が大切!
無気力症候群にならない為には?
簡単にいうと、原因になることの反対の性格になればいいのです。
性格性質を変えるのはそんなに簡単なことではないとは思いますが、
考え方を変えるというのは無気力症候群を回避するには重要な
ことなんです。
■100%完璧な人間なんていない
■負けや失敗も経験の一つ
負けず嫌い、完璧主義と自覚のある人は無気力症候群になって
しまわない為にも今日から考え方を変える努力をしてみませんか?
11分で無気力状態から脱出する方法
まとめ
無気力症候群は意外と身近な病気なのかもしれませんね。
この記事をぜひ参考にしていただき、一人でも多くの予備軍の
人の症状回避に役立ててもらいたいものです。
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