アスペルガー症候群や高機能自閉症、ADHD等、子供の成長に関して、「知りたいけど誰に相談すればいいかわからない」そんな親御さんも多いのではないでしょうか。
特にアスペルガー症候群は、知能の遅れも言葉の遅れもないため、保護者が気がつかずに過ごしていることも少なくありません。
今回は、アスペルガー症候群を含む広汎性発達障害の特徴についてまとめてみたいと思います。
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子供がアスペルガー症候群かも?
・周りのお友達とうまく遊べていないかも・・・。
・こだわりが強い?
・少し変わっているだけ?
・話が噛み合わない・・・。
子供を育てていく中で、こんなことがきっかけで、子供がアスペルガー症候群かもしれないと思うことがあります。
お友達のママに、噂されて嫌な思いをしたという方も。
一言に“アスペルガー症候群”と言っても症状の出方も個人差が大きく、正確な判断を下すには時間がかかるといいます。
一般的には3歳ころから周りの子供との違いが見えてきて、専門家の診察何度も受け、診断されるのは小学校に入る前ということが多いようです。
親御さんからしてみれば、このはっきりと診断学脱されないグレー期間が最も辛い時期になります。
周囲の人の心無い言葉で傷ついたり、子育てに自信をなくしてしまいます。
身内の方や幼稚園・保育園の先生、友人が理解し、見守ることが大切です。
広汎性発達障害とは?
『広汎性発達障害』とは、発達障害の総称の一つです。
この中に含まれる発達障害には、以下のものがあります。
◆アスペルガー症候群
◆自閉症
◆トゥーレット症候群
◆小児期崩壊性障害
広汎性発達障害には以下の特徴があります。
◇社会性の障害
<孤立型>
他人に対して関心がなく、同情することもありません。“返事をしない”“無表情”などの特徴があります。
<受動型>
自分から他人に関わることは少ないですが、人からの接触は嫌がりません。言われたことをなんでも受け入れてしまう傾向があります。嫌なことを受け入れ続けて、負担がかかりパニックを起こすこともあります。
<積極/奇異型>
他人に関わりたがりますが、自分本位で相手の様子を伺うことはしません。高機能自閉症やアスペルガー症候群に多く見られ、知能的には高い場合が多いです。
◇コミュニケーション能力の障害
◇強いこだわり
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自閉症とアスペルガー症候群の違いは?
自閉症とアスペルガー症候群は、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを察するコミュニケーション能力の遅れや、強いこだわりがあるという点で、たいへん似ている発達障害ですが、大きな違いは『言語障害の有無』です。
自閉症の特徴でもある“言葉の遅れ”はアスペルガー症候群の症状にはありません。
アスペルガー症候群の子供の特徴は?
アスペルガー症候群の子供に多く見られる特徴は・・・?
□一人で遊ぶ(友達の輪に入らない)
□「ごっこ遊び」ができない
□空気が読めない(相手の気持ちを察することができない)
□思ったことをストレートに表現する
□内緒話ができない
□激しい偏食
□大人びた話し方をする(難しい言い回しなど)
□歩き方が不自然
□人の話を聞かない
□突然怒り出す(本人には怒る理由があるが、周りはなぜ怒るのか理解できない)
□暗記学習で驚異的な能力を持つ
これらすべてが当てはまるから、すぐにアスペルガー症候群だというわけではありません。
素人判断は大変難しいものなのだそうです。
1~3年程の診察を続けて診断されることがほとんどです。
「いくつか思い当たる」という場合や、「育てにくさを強く感じる」という場合は、専門家に相談してみるのも良いと思います。
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しつけが悪いわけではない?
一昔前は、アスペルガー症候群の症状が「しつけの悪さ」からくるものだと誤解されていました。
そのため、母親が肩身の狭い思いをする場面も多くありました。
しかし、最近では教育現場でも、若いお母さんの間でも、アスペルガー症候群の症状の関する理解が広がり、周りに打ち明けることで、協力を得ることができるようになってきています。
けして、育て方や本人の怠慢が原因ではありません。
子供に発達障害の心配がある場合、早めに地域の保健センターなどに相談してみてください。
最初はとても勇気がいることでしょう。
ついつい後回しにしたくなる気持ちもあるかもしれません。
もちろん、専門家に相談したからといって、アスペルガー症候群やその他の広汎性発達障害の特徴がなくなるわけではありません。
けれども、早めに行動することで、モヤモヤとした育てにくさや知識不足で悩まなくて済みます。
根気も忍耐も必要になりますが、一歩ずつ一緒に歩んであげてください。
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