今回紹介するのは現在大絶賛公開中の超おすすめ映画『オデッセイ』です。
原作は「火星の人」という小説で、監督リドリー・スコット、主演マッド・デイモンで送る火星でのサバイバルを描いた映画です。
普通にあらすじが書いてあるネタバレ記事は結構出回っているようですので、今回は映画に登場するいくつかの話をピンポイントで掘り下げた紹介記事としました。
一度、映画を見た方でないと、ご理解いただけないかもしれませんが、映画を見た方はちょっと角度を変えてもう一度『オデッセイ』について思考を練ってみませんか。
・いつの年代を描いた作品なのか?
まずはこの作品の舞台を考えてみましょう。
この手の映画は冒頭に、「2352年 火星――」などと、それだけで色々な想像ができるような西暦表示がされることが多いのですが、この映画にはありません。
突然、 [アキダリア平原] で、始まります。
どこだよ!って感じですが、れっきとした火星の平原の名前なのです。
話は戻りますが、この映画はどの程度先の未来を思い描いているのでしょうか。
キャッチコピーには、“70億人が彼の還りを待っている”とあります。
ヒントとなる“70億人”ですが、実は地球の人口は2013年頃とっくに70億人に達しています。
そして、この映画はNASAによる科学的妥当性が追求されているようです。
この2点から考えるに、そう遠い未来の話ではないような気がします。
つまり…ほとんどこの作品のようなことが近い将来実現される可能性があるかもしれないんです。
ロマンですよね。
火星探査隊、世界各国のスペシャリストの宇宙飛行士の中から更に厳選されそうです。
ですが…、ワトニーのような経験はしたくありませんね…。
・ポテトとトマトケチャップは切っても切れない関係?
植物学者であるワトニーは、ジャガイモを火星で育ててそれを食料としています。
残りの食料、酸素など緻密な計算をした上で思考を巡らせ、ジャガイモを1から育てるという無謀なチャレンジを無事に成し遂げたわけです。
(肥料が同僚の糞であると考えると、ダイエットが捗りそうですよね…)
ですが映画の途中、味付けのトマトケチャップが切れてしまいます。
最初から、そこも節約しろよ!というツッコミを入れたくなりますよね。
アメリカ人にとっては、やはりポテトにはトマトケチャップなのでしょうか。
ある研究者によると、アメリカ人が摂取している野菜の半分以上を、ジャガイモとトマトが占めているようです。
恐ろしいですね。
ほぼ100%、フライドポテトとトマトケチャップのことと思って間違いないと思います。
ワトニーもアメリカ人、フライドポテトとまではいかなくてもジャガイモにはトマトケチャップだったのでしょうね。
・風呂に入ってなかったけど?
原作である「火星の人」という小説では、感動の再開を果たした隊員たちが、風呂に入れずにいたワトニーの体臭に敬遠してしまうというラストシーンが描かれているとのことです。
ジョーク満載の大変おもしろい小説のようですね。
映画でもそのようなシーンがあればよかったのにと思いました。
少し体を拭くようなシーンはありましたけど、実際はどうだったのでしょうか。
体臭は、食事や生活習慣によって大きく変わります。
ワトニーは、主食がジャガイモ、日々の重労働による運動などとても健康的な生活を送っています。
だからといって、あれだけの長い時間を風呂に入らずに過ごしたとあれば体臭は…、多少はきつかったかもしれませんね。
ひげは最後に剃っていましたけど。
お風呂にはしっかり入ったほうが良いと思います。
⇒ミステリー&サスペンス映画のおすすめレンタル!最後まで読めない洋画4選
・まとめ
今回は、映画の紹介記事ということでよくあるネタバレではなく、趣向をこらしたレビューとしました。
妙なところにツッコみながら映画を見ると、2度も3度も映画が楽しくなると思います。
コメントを残す