これから寒くなり風邪が引きやすくなる季節、インフルエンザも流行してきます。
でもインフルエンザと風邪ってどういう違いがあるのでしょう。
また子どもはインフルエンザにかかると、重症化という可能性も出てきます。
でもその重症化でいったいどうなるのか。
なかなか知ることもないけれど、皆が不思議に思うこの疑問について、今回説明しましょう。
Contents
インフルエンザの初期症状は？
引用元：http：//www.siruzou.jp
よく見られるインフルエンザの初期症状は突然の発熱です。
それも38度以上の高熱が出るのです。 これと同時期に咳が出ると、インフルエンザの可能性が濃厚になります。
熱で全身の節々が痛み出し、体を動かそうにも倦怠感で億劫になります。
強い頭痛と悪寒で薬がなければ寝るのも辛く感じられるでしょう。
しかしインフルエンザの初期症状は強い全身症状が出るのですが、 風邪とも似通った症状も出ます。
例えば、上記の症状以外にも吐き気や下痢、くしゃみも出ることもあります。
では風邪とインフルエンザではどのような違いがあるのでしょう。
風邪とインフルエンザの違いはココ
引用元：https：//antenna.jp
インフルエンザと風邪の最大の違いが強い全身症状が出るかどうかです。
普通の風邪であれば喉の痛みから徐々に症状がひどくなるのですが、 その症状は局所的におこることがしばしばです。
軽い体の不調から頭痛や腹痛、倦怠感につながるのですが大抵は1日～2日で収まっていきます。
通常の風邪は、感染してから2，3日でもっと症状が重くなりますが、 体調が悪くなっていなければ医者の診察を受けなくても大丈夫です。
しかしインフルエンザになると突然的に高い熱が数日続き、 筋肉の関節の痛みや体を動かすのが辛くなり、激しい頭痛にも襲われます。
この全身に広がる強い症状は風邪では見られません。
また通常の風邪であれば、家族や恋人には接することが出来ますが、
インフルエンザの場合だと通常の生活を維持出来ないほど、体の調子を崩してしまうのです。
子どものインフルエンザは注意が必要
引用元：http：//www.netprice.co.jp/
体の抵抗力が弱いまた成熟しきっていない子どもは、インフルエンザに感染しやすいです。
高い熱にうなされている子どもの状態を良くしたいと思う親御さんも多いでしょう。
そこで解熱剤を使おうと思う方もいるでしょうが、インフルエンザにかかった子どもに、
安易に解熱剤を使うと、「インフルエンザ脳症」を引き起こす可能性があります。
子どもがインフルエンザで苦しんでいる場合、まずは医者の指示を仰ぎましょう。
子どものインフルエンザは重症化した時に、合併症になる可能性が高まります。
特に子どもは大人よりも合併症のリスクが高いです。
毎年、数百人もの子どもが、インフルエンザ脳症にかかり、 そのうちの1割から3割が亡くなり、2割はその後、後遺症が残ってしまうこともあります。
合併症はどんなものがあるの？
引用元：http：//geinou-ura.com/
合併症としてあげられるものでは、中耳炎や熱による熱性けいれん、
肺炎（もしくは気管支炎）、心筋炎などが上げられますが、
この合併症の中でも特に最近話としてあがってきているのは、インフルエンザ脳症、脳炎です。
毎年百人ほどなくなり、同じくらいの数の後遺症を持った患者出ると言われています。
発症原因はインフルエンザにかかったことがきっかけなのは確かですが、
そこからどうして脳炎、脳症になるのかは不明です。
インフルエンザが猛威を振るい出した発症初期から2日目くらいまで、起きるとされています。
けいれんを突然起こし、意識障害に見舞われます。
昏睡状態や異常な行動、意味の分からないことを言うなどをし、 また短期間で症状が悪くなり死亡に至ることもあります。
まとめ
引用元：http：//blog-imgs-45.fc2.com/
インフルエンザは子どもが感染すると、重症化し合併症を引き起こす可能性が高くなります。
そのために出来るだけ重症化させないということも大事になってくるでしょう。
手洗いやマスクによる感染防止、人の多いところにはいかないということも大事になってくるでしょう。
しかし事情があって子どもを感染が高まる場所につれていかなければいけないとなることもあると思います。
そういうときは事前にインフルエンザのワクチン接種を受けてみてはいかがでしょう。
感染することを止めるということは必ずしも出来ませんが、 重症化を防ぐという効能は一定にあることは認められています。
いざという時のために、接種してみてはいかがでしょう。
コメントを残す