今回は高校生の読書感想文の書き方をご紹介させていただきたいと思います。
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読書感想文に選ぶ本はどんなものがいいの?
高校生になったので少し難し目の本がいいなと思っている人にはテーマがはっきりしている本をオススメします。例えば歴史や政治経済・数学、戦争などはテーマがはっきりしていることもあり読書感想文を書きやすいです。
またそういったものよりもう少し物語がある方がいいという人は太宰治や夏目漱石など文学要素の強い本やシェイクスピアなどの海外文学を選んでみるといいでしょう。話自体も面白いですし、教訓になることが多い物語ですので読書感想文が書きやすいだけでなく自分自身を向き合うきっかけになってくれます。
ただあまり自分のレベルより難しい本を選んでしまうと中々読み終わらなく、段々本を読むことが嫌になってしまいますので自分が読んでいて楽しい・興味がわくということを第一に本を選んでくださいね。
感想文を書くために、本を読むときのコツはあるの?
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/20/ne…
感想文を書くために本を読む時にはぜひ下記2つをやりながら読んでみてください。少しの手間で読書感想文を書く際にとても楽になります。
◎印象に残ったシーンやセリフが載っているシーンには付箋を貼る
自分が気に行ったシーンなど感想文を書く際に盛り込めそうな箇所には付箋を貼っておくと見返す時に楽です。何も書かずにただ付箋を貼るだけでOKです。(色々付箋に書いてから貼ろうとすると読むのがおろそかになってしまうので。)あくまで目印にしておくのがポイントです。
◎あとがき・帯まできちんと読む
あとがき、普段本を読むときに読まない人も結構多いと思うのですが読書感想文と書く際にはあとがきから読んでもいいほど重要なコンテンツなんです。
大体のあらすじが書いてあったり、その人の考えが書いてあったりするので
自分の考えをまとめるのに役立ったりします。
また帯は短く、いろんな人の目にとまるようなワードが詰まっています。言葉の勉強にもなりますので「邪魔」だと捨ててしまわずじっくり読んでみてください。
文章の書き始めはなんて書く?コツはあるの?
http://asayoru.net/book_report-1
やはり文章は書き始めが大切です。そこで読み手の印象ががらっと変わるためです。基本的な書き出しは下記の3つですかね。
◎自分が感じたこと
◎一番心に響いた言葉の紹介
◎この本を選んだ理由
しかしこの書き出しは中学生の時の読書感想文でも書いたという人も多いかと思います。そんな方にお勧めの書き出しがあるんです。
◎問いかけ
こちらは読んでいる人にその本のテーマについて問いかける方法です。例えば読んだ本が「恋」がテーマの小説だったら「この恋の結末について、他の人はどう思うのだろうか?」といった書きだしです。最初に問いかけをされると読んでいる人は「自分はこの本を読んでどんな回答を持つのだろか。」と惹きつけられます。
◎風景描写
こちらは登場人物を取りまく環境を描写する方法です。主人公の周りの風景でもいいですし、自分が一番気に行った登場人物でもいいです。例えば「砂ほこり、あまり綺麗とは言えない部室、それでも彼のここでの思い出はいつでも心の中で輝いていた。」などです。小説に書いてある風景を自分なりに変えるだけですので一番書きやすいです。
◎文学作品っぽく
こちらは読んだ本とは全く関係ない描写から書き始める少し難易度が高い手法です。例えば「先日部活の大会があり準決勝まで進んだのですがおしくもそこで破れてしまいました。先輩達の引退式の後家に帰り、ぼーっとベッドで横たわっていた時に目に入ってきたのがこの○○という本でした」等です。
文章構成はどんな風にすればよい?
http://shittoku.xyz/archives/7308.html
書き始めは上記でご紹介させていただきました「書き始め」を参照してくださいね。問題はその後ですよね。
◎全体的な感想
最初に全体的な感想を書くと実はその後の文章を書きやすいんです。ここで重要なのは書くのは「あなたの感想」であって「本のあらすじ」ではありません。どんな感想でもいいんです。自分の思った通りのことを書きましょう。
◎その中でも特に印象に残ったことを2つ程
ここはなんでもいいです。自分にとってとても印象に残っていることをセリフでも登場人物でもセリフでもなんでもいいので深く掘り下げて書きましょう。
◎この本を読んで考えさせられたこと
この本を読んで自分はどう思ったのか、自分だったらどう行動するのかを見つめ直し書いてみましょう。
◎この本を読んで「発見したこと」「反省」「教訓」
「この本を読んで考えさせられたこと」とこちらの項目が中学生の読書感想文と異なっている所です。本には必ず作者がテーマとしていることがあります。そのテーマに対して自分が新しく発見したこと、今までの自分を省みて今後どのようにしていくべきなのか、登場人物たちの行動を教訓に自分はこうしていきたいと言った「今後の自分」と本の登場人物たちを比較することでその本を読んで新しく身についたことをはっきりと伝えることができます。
書く際に順番を意識すると書きやすいです。
読む前(この本を読んだきっかけ・理由)→読んでいる時(印象に残った登場人物やシーン)→読んだ後(この本を読んで得た教訓・反省)といった3段階で書くと文章構成しやすいですし、読んでいる人もわかりやすいです。
ワンランク上の読書感想文を目指すポイントは?
http://shittoku.xyz/archives/2066.html
今までよりもワンランク上の読書感想文を書くポイントをご紹介します。
◎接続詞を巧く使い分ける
文と文、段落と段落をわかりやすく繋げるのが接続詞の役割なのですが何回も同じ接続詞を使っていると読む側も飽きてしましますし、全体的にしつこい印象になってしまいます。
*言い換え・まとめ(つまり・要するに・さらに・言い換えると・別の言い方をすると・確かに・そればかりか・それどころか)
*逆説(ところが・しかし・それだけだはありません・裏を返せば)
など様々な言い回しがありますので文章、段落の内容によって使い分けるとこなれた文章になります。
◎客観性を付け加える
基本的に読書感想文は書き手の考えや思いを書くものですがそこにほんの少し客観的な意見を取り込むとより文章に深みが増します。
客観的な印象を与える(一般的には・以前の日本では・最近の海外ではなど)言葉を使って自分の視点以外からの意見を取り入れてみましょう。
まとめ
http://bookloid.com/category/read-feeling/
いかがでしたでしょうか?高校生になると中学生のころよりもグンっと上のレベルのものを求められます。しかしある程度手法を覚えてしまえばそんなに難しいことではないのでコツコツ身につけていってくださいね!
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