冬本番!まだまだ寒い日が続きます。
寒い季節には、温かい美味しいものが恋しくなるものですよね。
みなさんは何を思い浮かべますか?食べ物だとおでんやうどん、飲み物だとココアやレモネード。他にもたくさん!
その中に、甘酒も入っていると思います。年始の神社では必ずと言っていいほど振舞われ、寒空の下、初詣に訪れた参拝客をあたたかくもてなしてくれる。冷えた体がみるみる温まり笑顔になります。
そんな甘酒。単に温かくて美味しいだけではないんです!
今回は甘酒のスゴイトコロ!をご紹介します!
Contents
甘酒の効能は?
甘酒と言うと冒頭でも触れましたが、現代では冬の飲み物のイメージがありますよね。ですが、江戸時代には夏バテ防止の栄養ドリンクとして重宝されていたんです。
甘酒には、ビタミンB群、アミノ酸、ブドウ糖、オリゴ糖など様々な栄養素が含まれています。
栄養ドリンクに様々な効能があるように、甘酒にもこれらの栄養素によって、様々な効能があります。
・疲労回復
・感染症(風邪)予防
・整腸作用
・美肌効果
・ダイエット効果
この様に効能満点な甘酒は、健康サポートの名脇役なんです!
甘酒には「酒粕」で作られるものと、「米麹」で作られるものの2種類があります。
それぞれに栄養素や効能も違うので、目的に合った甘酒活用術を身につけちゃいましょう!
☆「酒粕」で作られる甘酒
酒粕は日本酒を造る際、日本酒を絞った後に残る白い固形物です。
この固形物を水に溶かして、甘味として砂糖を加えたら出来上がります。
酒粕自体にアルコールが含まれているので、アルコールに弱い方や妊婦さん、お子さまなどは飲まないようにしましょう。
☆「米麹」で作られる甘酒
米麹製の甘酒は麹を発酵させて作られる甘酒で、発酵食品になります。
麹を発酵させると、麹が糖に変わり自然な甘みが加わります。
米麹にはアルコールが含まれておらずノンアルコールの甘酒になるので、大人の方からお子さままで、どなたでも飲むことができます。
酒粕で作る甘酒のアルコールを飛ばすには?
市販の酒粕製の甘酒はアルコール度数が1%未満で清涼飲料水に分類されます。
1%未満でも、妊婦さんやお子さまなどが飲んでしまうのは……と気になる方もいらっしゃると思います。
また、ご家庭で酒粕を使って手作りしたものだと市販のものよりもアルコール度数は高い場合がほとんどです。
酒粕製の甘酒も米麹製の甘酒と同じく栄養満点で体に良いもの。こちらもなるべくノンアルコールにしてどなたでも飲めるようにしたいですよね。
酒粕で作る甘酒のアルコールを飛ばすには、甘酒を火にかけ、鍋の蓋をしないで5分間沸騰させてください。
そうすれば、アルコールが飛んでお酒の風味も無くなり、どなたでも飲める酒粕の甘酒の出来上がりです。
甘酒が血圧や便秘に効く?
酒粕製の甘酒で血圧や便秘に効果があるのは「レジスタントプロテイン」が含まれているからです。
あまり聞きなれない名前ですよね。
レジスタントプロテインはタンパク質の一種です。タンパク質の中でも消化されにくいタンパク質のため、小腸まで届いて要らない脂肪やコレステロールを吸収、排出をしてくれます。働きとしては食物繊維と似たような仕事をしてくれます。
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすので、コレステロールが原因となる高血圧による動脈硬化等の予防に効果があります。
また、レジスタントプロテインには腸内の善玉菌を増やす働きがあるので、腸内環境を整え、便秘が解消され肥満や生活習慣病の予防にも繋がります。
米麹製の甘酒には「ペプチド」が含まれ血圧や便秘に効果があります。
このペプチドは、血圧上昇の原因となる血液中の悪い酵素とホルモンの結びつきを防ぐ働きを持っています。ペプチドが働くことによってホルモンが悪い酵素と合体しないで良いホルモンのままでいられるので、血圧上昇の歯止めになっているのです。
また、米麹自体が善玉菌なので、腸の中で善玉菌が増え、甘酒に含まれるブドウ糖などの善玉菌のエサとなる栄養素と共に効果を発揮し、腸内環境を整え便秘を改善してくれます。
米麹の力で甘酒が美肌やダイエットに効果あり?
麹菌は腸の中で善玉菌を増やし、悪玉菌を減らしてくれます。悪玉菌が減ることで、活性酸素が減り、肌荒れや肌の老化の防止に繋がります。
悪玉菌が増え過ぎると活性酸素が肌に悪影響を及ぼすくらいまで発生してしまい、ニキビやシミの原因になってしまうのです。
ダイエットに効果があるのは米麹製の甘酒。麹が発酵すると糖に変わり自然な甘みが加わるため、カロリーが抑えられます。
また、甘酒の中に含まれるブドウ糖が血糖値を上昇させ、満腹感を与えるため食べ過ぎの抑制になります。
酒粕製の甘酒にも美肌に効果があるものがあります。それは、「スフィンゴ脂質」と言って、人の肌にも存在している成分です。
スフィンゴ脂質は、肌の細胞と細胞の間を、水分でたっぷりと満たし乾燥を防ぎます。この保湿効果で、キメを整え、肌のバリア効果を正常に保つ働きをします。
また、紫外線によるシミの原因であるチロシンを抑制し、メラニンが作られるのを抑えシミ、シワを予防します。
よく化粧品に配合されているセラミドも、このスフィンゴ脂質の一種です。
植物界や酵母にはあまり存在しないスフィンゴ脂質ですが、酒粕には米由来のスフィンゴ脂質が多く存在します。
甘酒を飲む際の注意点まとめ
甘酒を購入する際は、酒粕製か米麹製か原材料を確かめてからにしましょう!
目的によっては、原材料を間違えてしまうと効果を得られない場合があります。
甘酒は特効薬ではなく、あくまで体の健康サポート的な存在。長期的に継続することで効果を感じることができます。のんびりと甘酒を楽しむ感覚でいてください。
また、カロリーがないわけではないので摂りすぎには注意が必要です。
1日にコップ1杯程度(200ml)を目安にしましょう。
毎日同じ量、同じ時間帯に飲むと効果的です。
甘酒のスゴイトコロ!いかがでしたか?
冬だけではなく通年で楽しめる、体に嬉しいドリンクだとお分かりいただけたでしょうか?
行事の時だけではなく普段から甘酒を取り入れると、しっかりと健康をサポートしてくれますよ!
なんたって名脇役。バイプレイヤーズですから!
というわけで、ダイエットに効くと紹介された高品質な甘酒もご紹介しておきますね!
こちらです!
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