いまさら人に聞けない! お墓参りの常識「線香」編です!
お姑さんに「こんなことも知らないなんて・・・」なんてがっかりされないように、今のうちにきちんとした知識を身につけておきましょう(*^o^*)
お墓参りの線香の意味は?
線香には「香りを捧げる」という意味があります。
香煙を通じて仏様とお話をするとも考えられています。
また線香の香りは、仏様が好む香りであり、その場所やそこにいる人を清め、浄化すると言われます。
つまり、線香の香りでお墓を清め、お墓参りをする私たちも同時に清められるということになります。
(引用 http://www.rakuten.co.jp/)
また、線香焚くという行為で心が落ち着くという効果もあります。
線香がなかった頃はお香や香木を燃やしていたそうです。しかし、香木は高価で手間もかかることから、手軽に使用できる線香が主流になりました。
お墓参りでの線香は一人何本立てるもの?
お墓参りに線香を持って行く時は束のまま持っていくかと思います。
どうやってお供えするかは宗派や地域によって様々。
束のまま火をつけて横にするところ
(引用 http://www.ohaka-mamoru.com/)
束をばらして横にして供えるところ
束をばらして線香立てに立てるところ
線香を焚く本数や作法は宗派によっても違いがあります。
現代では実家と結婚相手の家で違うとか、親戚同士でも違うなんてこともよくありますね。
初めて行くお墓参りの時は、ご家族や周囲の方に失礼がないように宗派や作法を聞いておくと安心です。
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消し方ってあるの?吹き消す?
線香を吹き消すことがNGというのはご存知の方も多いかもしれませんね。
では、なぜ吹き消してはいけないのでしょう?
(引用 http://www.rakuten.co.jp/)
普段私たちは生臭いもの(肉や魚)をたくさん食べています。
また、口はけがれやすいもの。神聖な御仏壇の前で、口から吐いた息で消すのは不作法だという訳です。
線香の種類について知ろう!
線香は原料によって「匂い線香」と「杉線香」とに分かれます。
【匂い線香】
主に家庭で使用されている
最近は煙の少ない炭を原料にしたものも人気
(原料・・・椨(たぶ)の木の皮、炭、香木、香料、)
【杉線香】
杉の香りが特徴で、主にお墓参りに使用されている
(原料・・・杉の葉の粉末)
線香の原料の天然の香料にはどんなものがあるのでしょう?
○桂皮(シナモン)・・・世界中に親しまれている香り。シナニッケイ・セイロンニッケイの樹皮を乾燥したもの。
○大茴香(スターアニス)・・・果実を乾燥したもの。中華料理の香味付けに欠かせません。
○丁子(クローブ)・・・花蕾を乾燥させたもの。
○安息香・・・アンソクコウノキの幹を傷つけ抽出した樹液。
○乳香・・・ニュウコウジュの幹から抽出した樹液。キリスト教の儀式に使われる焚香料として有名。
○竜脳・・・リュウノウジュの心材の空洞に結晶として固まったもの。
○山奈・・・バンウコンの根を乾燥したもの。
○貝香・・・巻貝の蓋。保香剤として使用する。
(引用 http://www.kyukyodo.co.jp/)
日本で昔から使用されてきた線香の香りといえば“白檀”“沈香”ですが、天然のものだけに安定供給することがしだいに困難になってきています。
特に沈香(沈水香木)は絶滅危惧種にもなっています。
お香の文化を持つ国として、香木をめぐる自然環境や社会情勢に興味を持つ必要があるなぁ~と感じます。
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お線香のこと、少しわかっていただけたでしょうか?
今後のお墓参りの参考にしていただけたら嬉しいです(*^^*)
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