(最終更新日:2016年10月19日)
そもそも日本酒って?
日本酒の分類は酵母が糖を炭酸ガスとアルコールに分解(これがアルコール発酵)してできたお酒の醸造酒になります。
作り方としては、でんぷんを糖に変える工程とあるアルコール発酵の工程を同時並行で行う並行複発酵です。
日本酒の原料はお米です。米も糖分を含んでいないのででんぷんを糖化させてからアルコール発酵させる必要があります。
糖化させる役割を担うのが麹です。
米、麹、酵母を同一タンクに入れ、麹がでんぷんを糖に変えたらすぐさま酵母がアルコールに変えているんです。
糖化もアルコール発酵も微生物が行うことです。
そんなものが2種類同時に行われるわけですから放っておいて自然と旨いお酒はできません。
蔵が目指す酒質にするために温度や湿度の管理、日ごとの測定など蔵人の努力で出来ているのが日本酒なんです。
もっと細かく言うと米の精米歩合、吸水率、麹の造りなどなどいろいろなコントロールをかけています。
日本酒はワインと違って米の当たり年が、なんて言いませんよね?
でも実際には米の出来、不出来はあります。
それでもきっちり毎年同じ味に仕上げてくるのは蔵人の技術と情熱なのです。ロマンですよね☆彡
おいしい日本酒の飲み方その1☆
日本酒は冬は温めて熱燗にして、夏は冷やしてキリッと1年中どちらでも美味しく楽しめるマルチプレーヤーです♪
そんな日本酒を美味しく召し上がっていただくには飲む前に振って飲んでください。
お酒の中のアルコール分子が舌を刺激するためにお酒を飲んでいる時に口の中がピリッとした経験がないでしょうか?
このピリッ感は熟成が若いお酒ほどはっきり感じます。
お酒を飲む前に瓶を持って10回~15回ほどシェイクしましょう。
その際思いっきり振ってくださいね!
その後に注いだ日本酒は若干泡立ってます(アルコール分子がほどかれているサイン)これでまろやかな日本酒を飲むことができます♪
*飲み残ったお酒を次に飲む時にも同様に振って飲んでください すでにグラスに注がれたお酒は振りにくいですから
その際には割り箸などで混ぜることでまろやかな日本酒になりますが外食などでは
マナー違反にあたるので大切な接待の場や気心のしれていない人立ちとの席では控えてくださいね!
美味しい日本酒の飲み方その2☆
◆栓を開けたら早めに飲みきる ワインほどではありませんが、
日本酒も口を開けたら酸化が進むので、できるだけ早く飲みきることが大切です。
1升ビンなどを保存する場台は,10℃くらいの風通しのよい冷暗所で。
直射日光に当てるのは絶対禁物です。
また、生酒や吟醸酒などで「要冷蔵」の表示があるものは、必ず冷蔵庫で保存すること。
これらのタイプのお酒はいったん陽に当ててしまうと2度ともとの風味には戻らないデリケートなものだから表示をよく確かめ、正しく保存しましよう。
いずれもお湯をはったナベかヤ力ンに入れ、とろ火にかけでゆっくりと温めることが大切です。
◆冷や酒の温度:冷や酒をすっきりした味で楽しむなら適温は12~15℃。
冬なら室温夏なら冷蔵庫に入れて1時間くらいの温度です。
◆純米酒や吟醸酒は冷やして:冷用酒を冷やで飲むのはもちろんですが
純米酒や吟醸酒も冷蔵庫で12℃ほどに冷やすとまた違った格別の味が楽しめます。
特に吟醸酒は燗をつけるとせっかくの芳香が台なしなので注意してくださいね
◆枡酒は正面の角から飲む:祝賀パティーなどでお目にかかる枡酒のことです。
正面(焼印を押してある方)を手前に向けて角から飲むとこぼさずにうまく飲めます。
ふちに盛り塩をするときは唇が触れるあたりにおいた塩を少しずつなめながら飲みます。
◆ワンタッチ樽酒:古くなっでしまったお酒や味がもう一歩といお酒をよみがえらせる方法。
お銚子に新しい杉の割りばしを入れで燗してみましょう。
杉の香りがお酒に移って、樽酒のような風味が生まれます。
まとめ
日本酒は世界各地のお酒に比べて見ても様々なお酒の飲み方を楽しむことが出来るお酒ですよ。
それぞれのお酒に特徴があり特徴にあったお酒・飲み方にあったお酒もあります♪
美味しい日本酒は水の綺麗な川のあるところ・美味しいお米の取れるところで作られるといいます。
様々な飲み方が出来る中でも冷酒の好きな方・熱燗の好きな方がいますし
またそれぞれの飲み方の似合う季節もありますね。
お旨みもどちらかというと洋食系より和食系が美味しくすすみますよね♪
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