(最終更新日:2016年12月15日)
おたふく風邪対策として、子どものときに予防注射をして抗体をつくるという方法がありますが、
実際に、予防注射をする前の赤ちゃんがおたふく風邪に感染したらどんな症状があるのか、
今回は赤ちゃんとおたふく風邪の関係について紹介します。
☆赤ちゃんのおたふく風邪の症状は? |
そもそも赤ちゃんにもおたふく風邪のウイルス(ムンプスウイルス)は感染するのでしょうか?
結論からいうと、普通に感染します。
ムンプスウイルスは非常に感染力の強いウイルスになりますので、
同じ家にいるお兄ちゃんやお姉ちゃんなどが感染していれば、あっという間に感染します。
ですので、極力感染しているお兄ちゃんやお姉ちゃんがいれば、赤ちゃんに近づけないようにしてあげましょう。
では、赤ちゃんが感染した場合、どうなるのでしょうか。
実はおたふく風邪の一般的な症状である耳下腺の腫れや発熱といったものは現れないことが多いです。
その理由は、赤ちゃんなどの乳幼児の場合、
潜伏している間に症状が出ないまま抗体が体内で作り上げられてしまい、
治ってしまうことがあるからです。
難しく言うと不顕性感染と言います。
ですから、感染した際には、
心配かもしれませんがゆっくり休ませてあげて様子をみるという処置で大丈夫です。
☆痛みを和らげる方法! |
おたふく風邪特有の症状はでなくても、まったくもって痛みを感じないということはなく、
少々痛みは伴います。
一つの例ではあります、離乳食などを与えている赤ちゃんの場合、
唾液が分泌される際に、痛みを感じてしまうということがあるようです。
ですので、痛みを少しでも和らげてあげるためにも、
果物といった唾液の分泌を促進させてしまう食べ物は極力避けてあげることをオススメします。
そのほか、もし耳下腺が腫れるなどの症状が出ているのであれば、
濡れタオルなどで患部を冷やしてあげることも痛みを和らげるという点でみると効果的です。
☆赤ちゃんはみんなおたふく風邪にかかるの? |
みんな赤ちゃんはおたふく風邪にかかるかと言われるとそうではありません。
逆に、1歳以下の赤ちゃんの方がむしろ、おたふく風邪のウイルス(ムンプスウイルス)に感染しにくいです。
ただし、感染する可能性が低いのはある条件を満たしていればのことです。
それは母親が過去におたふく風邪に感染し抗体をもっているということです。
おたふく風邪のウイルスの抗体をもっている母親は授乳の際に、
その抗体を母乳と一緒に赤ちゃんに渡すことが可能なのです。
だからといって、油断してはいけません。
最初にも言いましたが、赤ちゃんにも感染する可能性は十分にあります。
☆赤ちゃんがおたふくにかかった時、注意すべきことは? |
赤ちゃんがおたふく風邪にかかった際に注意すべきことは、
軽度の症状にだったとしても病院にいき診察を受けることです。
感染力が高いためまわりの人たちにウイルスをうつしてしまう可能性があります。
それに、感染者の赤ちゃんも可能性としてはあまり高くはありませんが、
髄膜炎などの合併症になることもあります。
近くに感染者がいるときは「風邪かな?」と思っても、医師に診てもらうことをオススメします。
☆まとめ♪ |
おたふく風邪って赤ちゃんの場合、
症状が軽くなることが多いということを聞いて驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これから子育てをするという方は頭の片隅にでもこういった知識を入れておくと役に立つかもしれませんよ。
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