(最終更新日:2016年12月19日)
確定申告と年末調整の違いを知っていますか?
言葉は知っている人は多いはずですが、違いはなんでしょう?
今回は確定申告の保険と年末調整の違いについてまとめました。
Contents
確定申告と年末調整の違いは?
(引用:http://subaru-juku.com/)
確定申告と年末調整の違いとはどんなものなのでしょうか?
◆確定申告
1年間の所得を計算し、
納付しなければならない税金を確定させるために申告する手続きが確定申告。
◆年末調整
会社員・公務員などは、毎月の給料から税金が天引きされています。
給料から事前に税金が引かれていることを源泉徴収といいます。
しかし、毎月の納税額には正確でないため、
年末に最終的な納税額の調整をするのが年末調整です。
年末調整で処理できない所得は確定申告?
(引用:http://saketorock.com/)
年末調整で処理できなかった所得は、確定申告で申告しましょう。
サラリーマンやアルバイトでの給料所得者や一定の年金収入者は、
年間合計20万円以内の副収入なら、確定申告しなくても良い
ということになっています。
副収入(所得)は、一時所得となる金額も含まれますので注意が必要です。
住宅借入金等特別控除(住宅ローン減税)や
医療費控除(医療費が10万円を超えた場合)も
確定申告で申告しましょう。
会社員でも確定申告はできる?
(引用:http://allabout.co.jp/)
会社員や公務員なら年末調整で済む人がほとんどです。
しかし、それでも確定申告したほうがいい人や確定申告が必要な人がいます。
◆給与年収が2000万円を超える人
◆1事業所から給与を受けていて、副業などの所得合計が20万円を超える人
◆2つ以上の事業者から給与・賃金を受けている人(パート・アルバイト)
◆ふるさと納税をして寄附金控除を受けた人
◆災害の被害を受けて、前年の給与に源泉徴収税額の徴収猶予・還付を受けた人
◆前年の途中で会社を辞めて、年末調整を受けていない人
◆家を購入して1年目、はじめて住宅ローン控除を受ける人(2年目以降は年末調整で手続き出来る)
確定申告は面倒に感じるでしょうが、会社の源泉徴収と年末調整で、
ほとんどの人が所得税の計算を済ませられます。
節税が一番の節約かもしれませんので、確認しておきましょう。
パートやアルバイトのときはどちら?
(引用:https://biz.moneyforward.com/tax_return)
パートやアルバイトの収入は給与所得のため、
月額8万8,000円を超えると、所得税が差し引かれます。
しかし、パートやアルバイトの場合は、年末調整されないことが多いのです。
そのため、所得税を過剰に支払ったままになっている可能性があります。
税金が多く徴収されている可能性が高いので、確定申告が必要です。
アルバイト・パートでの収入しかなく、
源泉徴収票に記載されている支払欄の金額が
「103万円以下」の人であれば、税金が戻ってきます。
確定申告と年末調整の重複の申告のときは?
(
引用:https://upin.jp/954)
確定申告が、その年の総決算ということになるので
、年末調整から変更があった時に申告すれば大丈夫です。
生命保険料や社会保険料控除などは、年末調整でも控除されますが、
確定申告のときにも申告します。
しかし、これは重複の控除ではありません。
源泉徴収票にちゃんと計算済みと記載されています。
年末調整で処理できない医療費控除・寄付金控除・住宅ローン控除の手続きをする場合は、
確定申告が必要であると覚えておきましょう。
いかかでしたか?
年末調整は、毎月の税金の誤差を年末に調整するもので、
確定申告は、その年の決算をするという風に考えれば、
違いが分かりやすいですね。
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