(最終更新日:2016年12月7日)
みなさんは確定申告の流れや申告に必要な書類は知っていますか??
今回は確定申告の必要な書類や流れと注意点をまとめてみましたので紹介します。
そもそも確定申告ってどこで手続きするの?
まずは確定申告の際の住所地を所轄する税務署に関係書類を提出します。
もし自分の所轄税務署がわからない方は国税庁の インターネットから国税局・税務署を調べる から調べてみましょう。
他にも
①郵送で行う
郵送で行なう場合は、郵便局の消印日付が申告日になるので早めに提出するようにしましょう。
また、宅急便を利用した場合は、書類が税務署に到達した日が申告日になります。
②休日などに自治会館で行う
地域によって指定された休日に、自治会館などで申告を受け付けているところがあります。
自分の所轄税務署で確認してみましょう。
③時間外文書収受箱を使う
税務署の前に時間外文書収受箱というのがあるので、そこに投函しておけば大丈夫です。
これは申告書などを受け付けるポストで 24 時間受付しています。
④電子申請
e-Taxを使った電子申請があります。
確定申告の流れは?
確定申告の時期になると、税務署や地域によっては自治会館などで申告会場が設けられるので、そこで申告を行います。
詳しくは現住所の所轄税務署に問い合わせてみてください。
①必要書類の準備
確定申告には、いくつか必要となる書類があります。
自分が申告したい内容に応じて準備しましょうね。
②確定申告書の準備
確定申告書には「申告書A」と「申告書B」があります。
主な違いは、所得の項目の数です。
申告書Aは所得の項目が少ないので、項目が足りない場合に申告書Bを使用することになります。
⚫️「申告書A」
申告する所得が給与所得や年金などの雑所得、配当所得、一時所得のみで、予定納税額のない場合に使う
⚫️「申告書B」
所得の種類にかかわらず、誰でも使用できる
③確定申告の申請書の作成
④ 確定申告の申請書の提出
⑤納税還付を受ける
確定申告の申請書を提出するときは、提出用 と 控用 の両方の用紙を一緒に受付に提出します。
すると、控用に収受印を押して返してくれますね。
収受印は、その日に申告書が税務署に提出されたことを証明 する意味があるのでとても重要です。
大切に保管しておきましょう。
確定申告に必要な書類は?
①確定申告書A ( A様式 )
確定申告書B ( B様式 )
自分の所得の内容に合わせてどちらかを用意して下さい。
②給与所得や公的年金等の源泉徴収票(原本)
③私的年金等を受けている場合には支払金額などが分かるもの
④医療費の領収書等、社会保険料控除証明書、生命保険料の控除証明書、地震保険料の控除証明書、寄附金の受領証 など
確定申告をする際の注意点は?
①申告期限
確定申告の申告時期は、原則として毎年度、翌年2月16日から3月15日までの1か月間です。
この期限内に住所地を管轄する税務署に申告することになります。
②医療費控除は10万円を超えていなくても対象になる場合あり
医療費控除は、年間医療費が10万円か
合計所得金額の5%のいずれか少ない方を超えた金額分だけ所得控除の対象となります。
つまり、所得が200万円未満の方については、年間医療費が10万円を超えていなくても控除の対象となる可能性があります。
③保険満期金の申告漏れに注意
保険満期金の申告漏れも例年多く見受けられます。
この保険満期金は一時所得に該当しますが一時所得は50万円の特別控除額があるため、
50万円未満の場合には所得は発生しませんが、それを超える場合は要注意です。
④青色申告ができる人は漏れなく申請
所得税の青色申告とは、不動産所得、事業所得及び山林所得を生ずべき業務を行う人が、
納税地の所轄税務署長の承認を受けて提出ができる確定申告のことを言います。
⑤振替納税で納期延長
所得税の場合、確定申告の期限は3月15日となっているため、原則はこの日までに納税しなければなりません。
⑥電子申告の特別控除は1回きり
ここ数年で確定申告を電子申告(e−Tax)でされる方も増えています。
所得税の確定申告書の提出を、納税者本人の電子署名及び電子証明書を付して、
その年分の提出期間内に、e-Taxを利用して行う場合、
所得税額から一定額の控除を受けることができる制度です。
しかし、これも一回きりです。
まとめ☆
今回は確定申告の必要書類や申請の流れと注意点をまとめてみました。
必要書類の作成や準備は複雑で大変ですが期限までに注意点を理解して確定申告を申請してくださいね。
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