(最終更新日:2016年8月31日)
『9歳の壁』とは思春期の時期と並べてもいいくらい難しい時なのかもしれません。
この時期に子供にどう寄り添ってあげられるか、親として悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
親として何をしてあげたらいいの?
何かできることはあるの?
ここではそんな疑問を少しでも解消できればと思います。
9歳の壁を乗り越えられない原因は?
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このころになってくると学習面では考えて問題などを解いていかなくてはなりません。
自分で考えて解ける子供は難なくクリアしていくでしょう。
しかし、この考える力を発揮できない子も当然います。
今までは先生や両親に教えてもらえれば解けていた問題が
だんだんと教えてもらっても何だか意味が分からない。
と挫折してしまう子が出てくるのです。
ここで、子供は分からないことが出てくるとモチベーションがガクンと下がってしまうのです。
そういう時にこそ、周りの大人がどうやって教えてあげるかでその子のモチベーションを上げるか下げるかが決まります。
教えてあげるときに『叱らない』『責めない』ことが大事です。
これをやってしまうともういよいよモチベーションは下がる一方で、
『9歳の壁』を乗り越えることは難しいでしょう。
子供の意欲を存分に発揮させてあげることが重要なのです。
親離れをしていく
(引用元:https://pixabay.com)
今まで子供はなんでも親頼りの成長だったと思います。
しかし、この時から子供は親から少しずつ離れていき外の世界へと進出していくのです。
友達などとの交友関係を親密にしていくことで、自主性がたくさん身に付きます。
このころに友達とたくさんの経験をさせてあげ、
思い出もそうですが自分で物事を考えたうえでの行動ができるのです。
もしこの時期に親離れが出来ずに経過してしまったら、
大人になった時にすべて他人任せになってしまいます。
本人は自分で考えて行動したいと思っていても、
どうやったら実践できるのかが分からないため動けずに終わってしまうのです。
このようになってしまうと困るのは子供本人です。
こんなかわいそうなことはありません。
ぜひ親の立場からも親離れができるようにサポートしてあげてください。
逃げることに立ち向かう
(引用元:https://www.pakutaso.com)
人は時に逃げ出したいときがあります。
人それぞれ違った理由ですが、他人からしてみれば「そんなこと」かもしれません。
ですが本人にしてみれば「大変なこと」なのです。
親が子供の『逃げ』を見過ごしてしまってはいけません。
もし子供が「逃げ出したい」と言ったら素直に受け止めてあげる事も大切です。
それが子供のためになるのであればそれも一つの解決策なのかもしれません。
しかし『逃げた』あとはしっかりと見つめることも大事ですよ。
子供自身でつまずき考えさせること
(引用元:https://pixabay.com)
親だったら、我が子が悩んでいたり苦しんでいたらすぐにでも手を差し伸べて助けてあげたいと思います。
しかし、そこですぐに助けてあげたりしてしまうと大切な自主性や思考力を養う時を親の手で削ってしまうのです。
少しぐらい転んだっていいのです。大切なのはそのあとです。
どうしてこうなっていしまったのか。どうしていたらこうならずにすんだのか。
たくさん考えることが出来ます。
その考える力が将来の大きな強みになります。
どうしても分からなくて子供が助けを求めてきたら優しく手を差し伸べてあげてください。
まとめ
子供にはたくさんの力とまだ見えない大きくて楽しみな将来が待っています。
その時まで身体的、精神的な面を育ててあげるのが親としての大切な仕事です。
誰しも子育てについて分からないことだらけで悩んでしまうと思います。
ですが1つだけ覚えておいてほしいことは「その子にとって一番頼れるのは親しかいない」のです。
どうぞ自信をもって子育てを楽しんでください。
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