夏休みの宿題で大変なのが自由研究と読書感想文!
これはいつの時代も変わりませんね。
特に【読書感想文】は、長い文章を書く事に慣れていない低学年(1,2年生)は「○○○○がおもしろかったです。」と、原稿用紙を埋めることで精一杯になってしまうことも・・・。
かと言って、ママが代わりに考えた文章では先生にバレバレです。
今回は、本が好きになることを目標に、低学年のお子さんが読書感想文をかきやすくなるためのヒントを盛り込んで、今年の課題図書をご紹介します(^-^)/
Contents
課題図書で読書感想文を作ろう!低学年におすすめする本は?
今年の小学校低学年の課題図書はこの4冊です。
- 『ボタンちゃん』小川洋子(作)/岡田千晶(絵)
- 『ひみつのきもちぎんこう』ふじもとみさと(作)/田中六大(絵)
- 『みずたまのたび』アンヌ・クロザ(作)/こだましおり(訳)
- 『アリとくらすむし』島田たく(写真・文)
絵本あり、児童書あり、自然科学絵本ありと、バラエティに富んだラインナップです。
小学校低学年というと、本が好きでどんどん自分で読み進められる子もいれば、ふだん、本は全く手に取らないという子もいますね。
低学年向けの本は、どれも5~12、13分もあれば読み終わってしまう短いストーリーです。
自分で本を読むのが苦手なお子さんには、読み聞かせてあげたり、一緒にソファーに座って読むのがおすすめです。
低学年のうちは、文字を頑張って自分で読むことより、物語の世界にすっと入っていけることが読書感想文を書く上では重要です。
文字を追いかけることに一生懸命になってしまうと、肝心の本の中身がよくわからなくなってしまうものです。
本への導入部分は、おうちの方がサポートしてあげる最初のポイントです(^^)
『ボタンちゃん』は親しみやすさでスラスラ?
【あらすじ】
アンナちゃんという女の子のブラウスの一番上のボタンちゃんのお話です。
いつも一緒にいたボタンホールちゃんとボタンちゃんですが、ある日糸が切れてボタンちゃんは転がり落ちてしまいます。
ボタンちゃんは子供部屋の床をコロコロ進んで行くと、どこかから小さな鳴き声が聞こえてきました。
泣いていたのはガラガラです。
なぐさめてあげるボタンちゃん。その後も、よだれかけや白クマのぬいぐるみなどアンナちゃんの思い出の品々に出会います。
<難易度★★☆☆☆>
(引用 https://www.amazon.co.jp/)
【読書感想文に選ぶなら】
この本はぜひ、お母さんや、おばあちゃんと一緒に読んで欲しいと思います。
自分が小さい頃にお世話してくれた人と、思い出の洋服やおもちゃと一緒に読んで欲しい(*^_^*)
お子さんにとっての「ガラガラくんやよだれかけさん」はなんでしょう?
赤ちゃんだったときは必需品だった物たちが、今は使われなくなり、部屋の隅っこにあるかもしれません。
この物語は、大きくなればいつかサヨナラをする小物達への愛情に溢れています。
読書感想文に書くときは、そんな“物”に注目するのもよいでしょう。
もう一つ
ボタンちゃんの仲良しはボタンホールちゃんです。
言い換えれば、子供とママやおばあちゃんの関係です。
ボタンちゃんの糸が切れて転がり落ちるのは、ママやおうちの人から離れて学校に行く様子に例えられます。
いろんな冒険をして、帰ってきたとき、以前と変わらず受け止めて話を聞いてあげるボタンホールちゃんの気持ちも想像して欲しいなぁ~と思います。
お子さん以上にママの方が共感できる絵本かもしれません。
子供の心をくすぐる『ひみつのきもちぎんこう』のあらすじは?
【あらすじ】
ジャリ~~~ンっ!
聞こえた?
いじわるや自分の気持ちと違うことをすると、“黒コイン”が貯まります。
“チャリーーン!”
頑張ったり、勇気を出したりすると“銀コイン”が貯まります。
ゆうたが秘密の場所で出会った番頭のおじさんは、ゆうたの「きもちつうちょう」を持っていました。
その通帳は真っ黒!大変だ!あと少しで、黒コインでいっぱいになってしまいます。
「何とかしろ」と番頭のおじさんに言われて、自分勝手だったゆうたは、友達に思いやりを持って接するようになります。ちょっとの勇気を振り絞って。
内気な友達のここみちゃんの通帳は銀コインがいっぱいです。
でも、実はここみちゃんも、以前、番頭のおじさんと出会っていました。
<難易度★★☆☆☆>
(引用 https://www.amazon.co.jp/)
【読者感想文に選ぶなら】
この本は、実は、私が子供のクラス(2年生)の読み聞かせボランティアで読んだ本です。
声に出して、ゆっくり読んで15分でした。
児童書なので、カラーの絵本と比べると読み聞かせにはどうかな・・・?と多少不安ではありましたが、クラス全員、じっと聞き入ってくれました。
読書感想文を書くときは
「どうしたら“黒コイン”が“銀コイン”に変わるのか」
「自分の中には黒コインが何枚位あるだろう・・・」などに、注目するといいかと思います。
黒コインが一枚もない子はいません。
意地悪じゃなくても、恥ずかしくて言いたいことを言えなかったりしたら黒コインかもしれません。
でも、“けして黒コインが数枚あることが悪いわけではない。”
“黒コインでいっぱいになりそうになったら、銀コインに変わるように頑張る!”
そのことに気が付けるといいですね。
科学好き集まれ!『みずたまのたび』あらすじは?
【あらすじ】
わたしは ちいさな みずたま ネコが みずを のんだ ボウルのそこに ひとつぶ のこった。
そうだ、たびに でかけよう!
ネコが飲み残した水の一粒が、お日様の力をかりて、雨になったり、雪になったり・・・。
そして今度は地中深くに潜り、泉に出てきて、川を巡ります。
<難易度★★★☆☆>
(引用 https://www.amazon.co.jp/)
【読書感想文に選ぶなら】
一見、猫の表紙から猫のお話かと思ってしまいますが、これは水にまつわる科学絵本です。
一滴の水の旅をとおして、世界を水がどのように循環していくかがわかります。
素敵なイラストに的確な短い文が、長文が苦手なお子さんには想像力を刺激されて良いかと思います。
“みずたま”は私たちの周りのいたるところにいるのだと、あらためて気付かされます。
読書感想文にするときは、絵本の中だけの話と思わずに、ゲリラ豪雨や台風・温泉など、実生活の中での、水の循環を取り入れると、話が広がります。
生き物好き集まれ『ありとくらすムシ』あらすじは?
【あらすじ】
ぼくは、ダニ。アリさんのからだにくっついてくらしているよ!
アリと暮らすたくさんの虫たちの生態に迫る科学の写真絵本です。
アリの姿そっくりに似せて身を画す虫や、アリと助け合って生きる虫など、大人も知らないアリとくらす虫の世界を紹介します。
<★☆☆☆☆>虫が大好きなら
<★★★★★>虫嫌いママは
(引用 https://www.amazon.co.jp/)
【読書感想文に選ぶなら】
※虫嫌いなママは要注意!!
表紙からもわかるとおり、小さなアリや周囲の虫が主役なので、どアップの写真が多く、普段は見えないところまでしっかり写っているので、正直、虫が苦手なママにはおすすめできません。
背筋がゾクゾクしてきます(ToT)
でも、昆虫好きのお子さんにはぴったりかもしれません。
カブトムシやクワガタなどは「実物を見てみたら?」というのも、ハードルが高くなってしまいますが、主役は“アリ”日本中、大抵どこでも探せます。
知っているようで知らなかったアリのことが、わかりやすく紹介されているので、家族で虫が好きなら盛り上がること間違いなし!
ん~~~、読む人を選ぶ本ですね。
読書感想文を書くときは
「ぼくがありだったら○○(虫)と暮らしたい」
「アリさんがお友達だったら○○(虫)として一緒に暮らしてみようかな?」
など、“もし○○だったら・・・?”と考えると、書きやすく、読んで楽しい読書感想文になりますね。
小学校によっては、読書感想文は夏休みの課題にならないこともあります。
しかしながら、全国読書感想文コンクールは学校経由でしか応募できません。
せっかく書き上げたら、ぜひ担任の先生に相談しましょう!
ライバルが少なくて、すんなり学校代表になれちゃうかもしれませんよ(^O^)v
ママが読んでも、ホッコリしたり、考えさせられたり・・・。
お子さんと一緒に、夏休みの読書もいいかもしれませんよ(^_-)-☆
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