米国ルイジアナ大学の5年間に渡る研究で、ナッツを食べる人にダイエット効果があると発表がありました(2012年)。
ハリウッド女優も食しているというナッツ。
あなたも試してみませんか?
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なんでナッツでダイエットが出来るの?
食物の種子でカロリーが高いナッツで、どうしてダイエットが出来るのでしょうか?
ナッツの重要な栄養素に脂質とビタミン、無機質、食物繊維が豊富に含まれています。
ここでは、ダイエットに繋がりにくい脂質についてみていきましょう。
ダイエットで嫌厭されがちな脂質も人間の体にとって必要な働きをします。
脂質は細胞膜を構成し、皮膚を丈夫に、またビタミンの吸収を促進するという働きがあります。
ただ脂質に問題があるとすれば、人間の体にとって良い働きをする脂質と良くない働きをする脂質があるということです。
脂質には大きく二種類があります。
不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸です。
さらに不飽和脂肪酸は一価と多価不飽和脂肪酸に別れ、多価不飽和脂肪酸はn-3系、n-6系、と別れていきます。
この説明は「コレステロールを下げる栄養素はコレ」で詳しく説明しているので、そちらをご覧ください。
(引用元:http://blog.h-and-w.jp/)
さて、ダイエットに有効な脂肪酸は不飽和脂肪酸で、その中でも多価不飽和脂肪酸になります。
簡単に理由を述べると、飽和脂肪酸はコレステロールを蓄積しますし、一価不飽和脂肪酸はキャノーラ油などに含まれる栄養素なので、日本人はすでに既定の6倍は摂取しているというデータがあるくらいです。
多価不飽和脂肪酸は体内で生成できず、食べ物から摂取しなくてはいけない脂質になり、必要量はn-3系:n-6系=2:1が理想とされています。
また不飽和脂肪酸は脂肪燃焼を促進するので、ダイエットには必要な栄養素になります。
ナッツダイエットの効果は?
ダイエットに多価不飽和脂肪酸の脂質が必要であることはお分かりいただけたと思います。
ナッツに含まれる脂肪は食物由来の脂肪であるため、ダイエットに必要な多価不飽和脂肪酸です。
(引用元:http://blog.sophiawoodsinstitute.com/)
また、ゴボウの2倍含有されている食物繊維によって、食べた後の腹持ちが良くなり、便通も整えられます。
もう一つ、ダイエットに欠かせない栄養素はビタミンです。
ナッツにはビタミンB群、Eが豊富に含まれています。
ビタミンB群は糖質、脂肪、タンパク質の代謝を促す働きがあります。
またビタミンEには血行を良くし、脂肪の酸化を防ぐ働きがあります。
これらはすべてダイエットを行うの適した働きをしてくれます。
実際に1999年から2004年の5年間に渡り、アメリカのルイジアナ大学が食習慣の追跡調査をし、研究結果を出しています。
その結果、ナッツ類を食べている人の方が体重2キロ、ウエスト2センチ少ないという結果が出ています。
ダイエットに効果のあるナッツの種類は?
ナッツの種類といえば、多種多様ですが、有名なところではアーモンド、クルミ、カシューナッツ、ヘイゼルナッツ、マカダミアナッツ、ピスタチオでしょうか?
(引用元:http://img.muji.net/)
どのナッツ栄養素としては問題なく高いので、できればそれぞれをすこしづつ食べるが効果的です。
それぞれもナッツがまんべんなく混ざっているミックスナッツだと、どのナッツの栄養素も取れます。
ですが、その中でもどれか一つと絞るならアーモンドをお勧めします。
理由としては、手ごろな値段で、すぐに手に入れることが出来ることが一つ。
もう一つは慶應義塾大学の井上教授の研究でダイエットの結果が出ているからです。
25gのアーモンドを6か月間食べ続け、平均3.4kgの体重減。
これはお勧めするのに文句なしの理由にあげられます。
どれくらいのナッツを食べればいいの?
食べるのに適した量は大体手の平一杯分と言われています。
(引用元:http://s.eximg.jp/)
井上教授の実験より25gというのを基準にするのが最適かと思います。
いくら体によくて、脂肪燃焼の効果があると言っても、やはりカロリーは高めですので食べ過ぎてはダイエット効果はありません。
毎日、適量を食べ続けることによって効果が得られますので、継続するということを念頭においてくださいね。
また、市販されているナッツには、生のタイプ、ローストタイプ、揚げて塩が振ってあるタイプ、といくつかあります。
生のタイプは料理に使うには、適していますがそのまま食べることはできません。
揚げて塩を振ってあると、塩分の取りすぎにもなりますし、カロリーもさらに高くなってしまいます。
何よりも適量で止めるのが難しいですよね、塩味って。
ですので、なるべくローストタイプを選びましょう。
まとめ
ナッツがダイエットに適しているということは、これで分かっていただけたと思います。
最後に食べるタイミングをお伝えします。
ベストは食前です。
食物繊維が多く、食べるときの咀嚼回数も増えることから、満腹感も味わえるのが理由です。
市販のおやつをナッツに変えるのも有効ですよ。
ぜひお試しください。
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