日増しに暖かくなってきて夏が近づいてまいりました。
そろそろ気をつけたいのが夏風邪です。
一般的に風邪は冬に流行するものと思われがちですが、実は、夏にも流行するのです。
なぜなら、風邪の原因のほとんどがウィルスによるものと言われており、
冬のウィルスが寒冷・乾燥を好むのに対し、夏のウィルスは高温・多湿を好むからです。
Contents
夏風邪の症状とは?
(引用:http://www.irasutoya.com/)
高熱
喉の痛み
せき
嘔吐・下痢
目やに
発疹
夏風邪が長引く原因は?
体がだるい、喉やお腹の調子が良くない、これらの症状は「夏バテ」に似ています。
その為「夏バテ」と勘違いし、体を休ませず無理をし続けてしまいます。
その結果、重症化してしまうこともあり、長引いてしまう原因と言われています。
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高熱の時はウィルス感染を疑う?
(引用:http://www.irasutoya.com/)
夏風邪の代表的な原因ウィルスは、エンテロウィルス(エンテロは「腸」という意味)やアデノウィルス(アデノは「喉」という意味)です。
<これらのウィルスが引き起こす代表的な夏風邪>
ヘルパンギーナ
高熱と喉にできる水泡が特徴です。
喉の痛みが強く水分が取れなくなり脱水症状になる可能性が高くなります。
低年齢のほうが高熱になりやすい傾向があります。
手足口病
手のひら、足の裏、口の中に2mmくらいの赤い発疹や水泡ができます。
手足の発疹に痛みやかゆみは無く、口の中の水泡は痛い場合があります。
子供の場合は軽症で済むことが多いですが、大人の場合は高熱や痛みで寝込んでしまうケースもあります。
咽頭結膜熱(プール熱)
発熱、咽頭炎による喉の痛み、結膜炎による充血、目の痛みやかゆみ、まぶしさを感じる、涙が止まらないなどの症状が現れます。この他にも腹痛、下痢、咳の症状が現れる事もあります。
プールを介して感染したことから日本ではプール熱と呼ばれていますが、プール以外でも感染します。
夏風邪で喉や吐き気があるときの治し方は?漢方薬は?
(引用:http://www.irasutoya.com/)
実は夏風邪のウィルスに有効な薬はないそうです。
その為、喉の痛みや咳がある場合は鎮咳去痰薬、吐き気や嘔吐または下痢がある場合は制吐薬や整腸薬、発熱がある場合は解熱薬、などを用いて各症状を和らげながら治します。
漢方薬にもそれぞれの症状に合うものがありますので上手く利用するのも良いかもしれません。
「葛根湯」
風邪の時に服用する漢方薬の代表格と言っても過言ではありません。
背中がゾクゾクするなど風邪の初期症状の時に服用すると効果があります。
「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」・「銀翹散(ぎんぎょうさん)」
喉の痛みや咳に効果があります。
「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」・「参蘇飲(じんそいん)」
吐き気や嘔吐、下痢に効果があります。
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夏風邪を引かないための予防法は?
(引用:http://www.irasutoya.com/)
夏風邪は経口感染が多いとされています。
その為、手洗い・うがい・目薬をして感染を防ぐことがとても重要です。
また、家族に患者がいる場合は、タオルの使い回しをしない、トイレ清掃や嘔吐物の処理にはゴム手袋を着用するなどして感染しないようにしましょう。
次に重要な予防法は、免疫力を高めることです。
万が一ウィルスに接触してしまっても免疫力があれば、感染・発症する前にウィルスを体から排出することができるからです。
免疫力を高めるためには、
・睡眠をたっぷりとる。
・水分補給をしっかりする。
・バランスの良い食事を心掛ける。
・エアコン等で体を冷やしすぎない。
以上の事が大切です。
毎年、最高気温が記録されるほどの猛暑です。
エアコンを効かせすぎたり、夜更かしをしてしまったり、生活が乱れてしまいがちですが、ウィルスに対抗できる免疫力をつけるためにもう一度生活を見直してみましょう。
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