夏風邪の代表格である「手足口病」、そろそろ注意したい時期になりました。
もし感染してしまったらどうしたらよいのでしょう。
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手足口病に感染!初期症状は?
(引用:http://www.irasutoya.com/)
手足口病に感染してから3~5日後に、手のひら・足の裏・口の中に2~3mmほどの水泡や発疹があらわれます。その後発熱が見られますが、あまり高くならないことがほとんどです。
手や足の水泡は痛みをあまり伴いませんが、口の中の水泡は痛みを伴うことが多いようです。
また、手足口病は数日の間に自然治癒する病気ですが、まれに髄膜炎や脳症などの重篤な合併症が見られることがあるので、高熱が続く、ぐったりとして元気のない日が続くなどの場合は早めに医療機関を受診しましょう。
流行は夏?冬も感染する?
(引用:/www.sozailab.jp)
手足口病は夏に流行する病気として有名ですが、病原体であるエンテロウイルスやコクサッキーウイルスには複数の型があるため、夏以外にも流行する可能性があり、過去実際に冬に流行した年もあります。
登園はいつからOK?休む目安は?
(引用:http://www.irasutoya.com/)
実は、手足口病は出席停止にはならない病気なのです。
学校保健法によれば、発症後のウイルスの排泄期間が長く、出席停止にして感染を防ぐ事は困難であり、また、症状も軽いものが多いため出席停止にする意味があまり無いということです。
では、もし手足口病に感染した場合はどうしたら良いのでしょう?それは、主治医の判断・園の判断に任せるということになります。熱が高く、水泡もジュクジュクしている状態の時は休ませる事が最良ですが、そこまでひどくなく、本人も元気な場合は悩んでしまうところです。
症状は軽いといえども感染病であることに変わりはないので、もし登園した場合、うつった、うつされた、などのトラブルも招きかねません。
やはり登園する際は主治医・園にしっかりと確認を取ることが重要です。
一般的には「熱が無く、水泡も乾燥している状態になっていること」という線引きがあるようです。
兄弟にうつらないための予防策は?
(引用:http://mitiyama.com/)
手足口病の感染経路は、飛沫感染・接触感染・糞口感染の3つです。
・咳やくしゃみがかからないようにマスクをする。
・タオル・おもちゃの共有は避ける。
・使用済みのオムツは触れさせない。
・こまめに手洗い・うがいをする。
子供が小さいとなかなか難しい対策ばかりですが、できる限り気をつけてあげましょう。
お風呂は入ってもよい?
(引用:https://image.freepik.com)
お風呂に入ったからといって悪化するものではありません。高熱がない限りは、むしろ患部を清潔に保つためにお風呂に入り、体を綺麗に洗い流したほうが良いと思います。
しかし、水泡にかゆみがある場合は、体が温まるとかゆみを強く感じるようになってしまうので、シャワーで済ませ、体をあまり温めないほうが良いでしょう。
また、水泡が破けてしまうので、体を洗う際にはゴシゴシ洗わないように注意しましょう。
そろそろ保育園や幼稚園で流行りだしてしまう時期です。子供に飛沫感染や接触感染に気をつけさせるのはまず無理な話です。まずは、簡単な手洗い・うがいを徹底しましょう。
また、免疫力が低下しないように、栄養バランスのとれた食事を心がけ、寝不足にならないように心がけましょう。
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