(最終更新日:2016年8月11日)
おたふく風邪の治療方法は?
昨日まで元気だった子供の顔が、ぱんぱんに膨れ上がってしまい「痛い痛い」と泣かれたときには
親としては本当に胸が痛み、なんとかしてあげたいと思いますよね 。
でもそんな状況を何とかしてあげたい、と思ってもおたふく風邪のウイルスに効く特効薬はなく治療法は対処療法しかないんですね 。
対処療法には解熱剤や鎮痛剤、脱水症状などがある場合は輸液(点滴などによる水分補給)などがあります。
腫れて痛い耳下腺には冷やしてあげるのも有効ですよ 。
あとはとにかく安静に過ごすことです 。
(引用元:http://www.bing.com)
痛みがある時の食事はどうすればいい?
おたふく風邪で腫れあがる耳下腺は、体の中で最も大きい唾液腺です。
なので食事には気をつけてあげないとただでさえ、腫れていて食べづらいのに唾液がでることで痛みがひどくなってしまいます 。
ポイントは食事の柔らかさと唾液の出にくい味付けです。
柔らかさはとにかく、噛まなくていい、ということです。
あごを動かすのはとても大変ですからね、消化がよく固くないものを選びましょう。
味付けは薄味で酸味のないものがいいと思います。
唾液が出ることで痛みを感じてしまうので、水分を取らせたいからといってもオレンジジュースなどは避けましょう。
痛みが酷いときはアイスやゼリーなどで栄養を取り、痛みが治まってきたらおかゆなどを徐々に作ってあげるのがいいと思います。
一度なったら再感染しない?
おたふく風邪はムンプスウイルスから発症する感染症です。
一度感染すると体内に免疫ができるので、また感染する、ということはありませんので安心してください。
中には感染しても症状が出ない人もいます。
そんな症状が出ない人でも一度感染すると免疫は出来るので、やはり再度感染することはありません。
まれにおたふく風邪にまたかかった、という人がいますがそれはムンプスウイルスではなく
他のウイルスや細菌が耳下腺で炎症を起こしているからだ、といわれています。
これは血液検査をするとムンプスウイルスかどうかでおたふく風邪の診断ができます。
登校・登園はいつから行けるの?
おたふく風邪にかかると学校や幼稚園・保育園からは欠席ではなく出席停止という扱いになります。
第二種感染症の出席停止期間というのが学校保健安全法というので決められているからです。
これについてはわかりやすく詳細が載っているSARAYAのHPがありますのでそちらをご覧ください。
感染症専門家コラム http://pro.saraya.com それによると
「耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後五日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで」は学校などへ出席してはいけない、となってます。
つまり腫れが出てから五日以上経過し元気になるまで、ということですね 。
腫れがいつからか、なんてはっきりはわからないので、
かかったお医者さんと相談して出席する日を決めるのがいいと思いますよ。
(引用元:http://www.bing.com)
まとめ
おたふく風邪にかかってしまうと、痛いから子供もしんどい。
私たち親も、熱も高くなるから心配な上に、食事も喉を通るものを、と思うといつも以上に気を使ってしまいます。
でも一週間くらいで症状は改善するし、一度かかったら二度とかからないのでゆっくりとお子さんに向き合ってあげてください。
ただおたふく風邪、大人にも移りますから、まだかかっていない方はご注意くださいね。
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