(最終更新日:2016年9月2日)
高学年にもなってくると、嘘と本当の区別もはっきりしてきます。
どうして平気な顔をして嘘をついているのか分からず、
困っている親御さんもいるのではないでしょうか?
難しい年ごろに入ってくる高学年のお子様の
「心のうち」
とはどういうものなのでしょうか。
その原因や対処方法などをご紹介していきます。
Contents
自分を守る防御反応だった?
子供はほんの些細なことで嘘をついてしまいます。
なぜこんなことで嘘をつくのか。
すぐに謝ってくれれば怒らなくてすむのに…。
と思っている親御さんも多いはずです。
ですが、「怒らなくてすむ」と思う前に
まず親が見直さなければいけないところがあります。
誰だって怒られるのは嫌です。
子供だって当然怒られることは嫌なのです。
悪いことをして怒られるのが嫌だから、自分を守るために嘘をつくのです。
もし子供が嘘をついてしまったらなぜそんな嘘をつくのか、話を聞いてあげましょう。
『すぐに怒らずに』ですよ!
満たされない心の表れかも?
子供ばかりに「嘘はいけません。」と教えてはいないでしょうか。
それは親自身にも言える事です。
例えば「○○に遊びに行きたい!」と言われ
「じゃあ、△月△日に行こう!」と約束したのに
仕事や用事が入ったから行けなくなってしまった。
なんてよく耳にしますが、
そんなことでは子供も親を信用できなくなってしまいます。
結局いつまで待っても連れて行ってはくれないんだ。
と子供の心がとても寂しい思いをしてしまうのです。
きちんと子供との約束を守れる時を選んでください。
親が信用を無くしては子供の心は行き所がなくなってしまいますよ。
親子は信頼関係があってこそですから、約束は守ってあげてください。
『嘘―悪いこと』ではなく嘘の中身を見る!
(引用元:https://www.pakutaso.com)
もちろん嘘はいけないことですが、これには必ず理由があるはずです。
子供がどうしてこんな嘘をついたのか読み取ってあげましょう。
嘘の裏側には子供ながらにたくさんのことを考えています。
その裏側を読み取ることも親である大人の役目です。
何も理由なくして嘘は生まれません。 どんな思いで嘘をついたのか。
どんな思いで本当のことを言い出せないでいるのか。
を話せるように上手く話し合ってみてくださいね。
嘘をつかなくてもよい環境作りが大事!
(引用元:https://www.pakutaso.com)
嘘をつかなくても良い環境とはどういうものなのでしょうか。
子供自身も嘘はいけないことと分かっているはずです。
もし嘘をついてしまった場合、静かな場所で子供の目をきちんと見て話を聞いてあげましょう。
目をじっと見つめてあげれば子供はおのずと話をしてくれます。
また、悪いことをしてしまい自分から正直に話してくれた場合、
怒るのではなくまず自分から話してくれたことを褒めてあげてください。
そうすれば正直に話すことは良いことなのだ。と理解し
これから先、自分から話してくれるはずです。
そうやって1つずつ学んでいくのです。
親が環境作りをしていってあげれば子供もきちんと後からついてきてくれます。
時間がかかるかもしれませんが根気よく続けましょう。
『ごめんね!は?』『悪いことしたんでしょ?』はNG!
(引用元:https://www.pakutaso.com)
子供を怒るときに『ごめんねは?』とすぐに謝らせる事や、
『悪いことしたんでしょ?』と言うことはいけないことです。
子供は何に対して謝ればいいのか。謝ればすむんだ。と思ってしまいます。
また悪いこととはどの部分が悪いことだったのか分からずに終わってしまいます。
こんなことは悪いことだよ。このことに対してきちんと謝ろうね。
と話し合いをしてあげましょう。
子供もそれが分かれば、どういうものに対して謝らなければいけないのか。
またこれは悪いことなんだと自分で気づいて「謝らなくちゃ。」と自然に思ってくれます。
きちんと子供の心に語りかけてあげて下さい。必ず子供は返してくれますよ。
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