夏の暑い日には熱中症で倒れてしまう人も頻繁に
出てきますよね。
ひどいと病院に運ばれることもあります。
なんとなく調子が悪いと思っているだけで、自分では
気づかない熱中症もあるのではないでしょうか。
症状がひどくならないうちに対処するためにも
熱中症の症状や対処方法など、もう一度確認
しておきませんか?
熱中症の症状は?
熱中症にはさまざまな症状があります。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
■顔がほてってめまいがする
顔がほてり、立ちくらみやめまいの症状がでたら
熱中症の恐れがあります。
一時的に意識が遠のくこともあります。
■体温が高くなる
皮膚を触った時にとても熱く感じたり、皮膚が赤く
なって乾燥している状態の場合は熱中症になっている
可能性があります。
■筋肉のけいれんや筋肉痛
ピクピクと筋肉がけいれんを起こしていたり、筋肉が
硬くなるというのも熱中症の症状の一つです。
■異常な汗のかきかたをしている
いくら拭いても汗が出る、反対にまったく汗をかいて
いないなど、熱い時に異常な汗のかきかたをしている
場合は熱中症にかかっている可能性があります。
■吐き気をもよおしている
吐き気や嘔吐があったり、体に力が入らないといった症状も
熱中症の症状の一つです。
■まっすぐ歩くことができない
熱中症になると体にガクガクとひきつけのような症状が
出たり、まっすぐ歩けなかったりすることがありますが
これは重度の症状ですのですぐに病院に行ってください。
■呼びかけても反応しない
声をかけてもつじつまの合わない返事をしたり、返答が
なかったりする場合は熱中症でも重度の症状です。
すぐに病院に行くようにしましょう。
■水を飲むことができない
自分でうまく水を飲むこともできないほどになっている時は
重度の熱中症にかかっています。
すぐに病院に運ぶようにしてください。
熱中症の段階とは?
熱中症は重症の度合いによって3つのレベルに分けられています。
<レベル1(軽症)>
めまい、筋肉痛、筋肉のけいれん、大量の汗などの症状が
あり、意識はしっかりしている状態です。
<レベル2(中傷)>
体調の悪さを感じる、吐き気や嘔吐がある、頭痛がある、
体に力が入らないといった症状です。
<レベル3(重症)>
体がけいれんを起こしている、手足がうまく動かせない、
意識がはっきりしないといった症状になります。
熱中症かも?まずすべき応急処置とは?
熱中症の症状が見られた場合は次にご紹介するような
応急処置を行うようにしてください。
<涼しい所に移動する>
可能であれば冷房の効いた室内や車内に移動しましょう。
外にいてそのような場所が見当たらない場合は風が通る
日陰でも構いません。
涼しい所に移動して安静にしていてください。
<衣服をゆるめて体を冷やす>
衣服がしめつけているような場合は緩めて体の熱が逃げる
ようにしてください。
保冷剤など冷やすものが用意できる状態であれば首筋、
わき、脚の付け根を冷やしてください。
冷たい缶ジュースなどで代用してもOKです。
扇子などであおいで風を当てるのもいいでしょう。
<水分と塩分を補給してください>
汗をかけば塩分も水分と一緒に対外に出てしまうので、
スポーツドリンクなど、塩分が含まれた飲み物を
飲むようにしましょう。
自力で飲めない状態の場合は無理に飲ませると気管に
入ってしまいますので飲ませないようにしましょう。
みんなにもできる応急手当~熱中症
かくれ脱水に要注意!!(特徴と予防方法)
夏の熱い日だけにかかわらず、人は知らず知らずの
うちに脱水症状になっていることがあります。
このような症状を『かくれ脱水』といいます。
まず、次の項目に当てはまるものがないかチェック
してみてください。
■手が冷たくなっていませんか?
■親指の爪を白くなるまで押してみてもとに戻るまで3秒以上かかりませんか?
■手の甲の皮膚を引っ張ってもとの状態になるまで3秒以上かかりませんか?
■口の中が渇いてネバついていませんか?
■舌がザラついていたり、赤黒い色をしていませんか?
■夜中に足がつることがありませんか?
一つでもチェックがついた貴方は脱水症状を起こしていますので
水分の補給を行うことをお勧めします。
また、かくれ脱水には
・大量発汗
・集中力の低下
・めまいや立ちくらみ
・手足のしびれ
・食欲不振
…といった症状も表れます。
かくれ脱水を起こさないようこまめな水分補給を
心掛けるようにしましょう。
また、脱水症状を予防するタンパク質を含む食品を積極的に
摂取することもお勧めします。
タンパク質は水分を血管の中に取り込みやすくしてくれるのです。
まとめ
熱中症は重症化するととても危険です。
少しでも体の不調を感じ、熱中症の可能性があると判断できる
場合は早めに対処するようにしてくださいね。
熱い夏がやってきますが、共に元気に過ごしていきましょう!
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