「大麦若葉」は耳にしたことがありますが、「大麦ってなに?」と
聞かれると「ビールの原料の麦??」
というレベルでしかありません。
ですが、この大麦にもいろんな効能があるようなんです。
そこで、今回は大麦について掘り下げて調べてみることにしました。
Contents
大麦とは?栄養・種類はあるの?
大麦はイネ科越年生草本で、小麦と同じように世界最古の作物と
されています。
約1万年ほど前から西アジア~中央アジアあたりで栽培
されており、日本に入ってきたのは1800年ほど前で小麦よりも
早かったようです。
一言に「大麦」といっても、二条大麦、六条大麦、はだか麦と
分類されており、用途によって品種の使い分けがされています。
■二条大麦
ビール、麦焼酎、麦ごはん
■六条大麦
麦茶、麦ごはん
■はだか麦
麦ごはん、麦みそ
大麦は優れた栄養素を持つ作物で、特に食物繊維はお米の
17倍、玄米の3倍、ゴボウの1.5倍も含まれています。
他にもカルシウムはお米の3倍、カリウムは2倍も
含まれています。
大麦の効果・効能とは?
大麦はおもに生活習慣病の予防に効果を発揮すると
されています。
♥コレステロールを下げる
継続して大麦を摂取していると、血中の総コレステロール、
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の値が下がると
言われています。
麦ごはんで摂取するだけではなく、シリアルの形で摂取しても
効果は得られます。
♥糖尿病予防
食べたものが消化されると血中にはブドウ糖として吸収される
ことを食後血糖というのですが、大麦は他の穀類よりも食後血糖が
低いのです。
また、血糖値が急激にあがるとインスリンが過剰に分泌され
体脂肪が溜まりやすく、燃えにくくなるのですが、大麦には
血糖値を安定させてインスリンの分泌が過剰にならないように
する作用があります。
♥食物繊維でメタボ予防!
大麦に含まれる食物繊維の中でβグルカンという成分が、
特にコレステロールを下げる効果や血糖値の上昇を防ぐ
作用があります。
ですので、継続して摂取することでメタボの解消が
できるのです。
麦:米を3:7の割合で2週間程度継続して摂取し、
内臓脂肪、体重、BMIが米だけを摂取した時よりも
低下したという実例もあるようです。
大麦の効果的な1日の摂取量は?
大麦の効果を効率よく得ようと思うと、一日の摂取量は、
お米に3割の大麦を混ぜたご飯を1日に2回食べる分量が
目安となります。
この量で一日に摂取しておきたい食物繊維の分量は十分に
摂れることになります。
大麦ってどうやって食べるの?
大麦の食べ方といえば麦ごはんが一般的だと思いますが、
実は大麦はごはんに混ぜるだけではなくさまざまな
食べ方が出来るんです。
レシピをご紹介する前にまずは大麦の茹で方をご紹介。
①たっぷりのお湯でお好みの分量の大麦を15~20分、中火で
時々かき混ぜながら茹でる。
②中心が透明になったらザルにあげて、流水でぬめりを取る。
■鮭と大麦のチャウダー
通常の具材に鮭と大麦を加えるだけの栄養満点のスープになります。
http://cookpad.com/recipe/3721585
■大麦入り餃子
挽肉の分量を減らしてその分、野菜と茹でた大麦を入れて作る餃子です。
http://cookpad.com/recipe/3721568
■大麦のサラダ
ご紹介しているレシピは残り物のひじきと茹でた大麦を合えてサラダにしていますが、
茹でた大麦ベースで好きなものを混ぜてオリジナルサラダもいいですね。
http://cookpad.com/recipe/3518413
【レシピ】食物繊維たっぷり♪押麦入りミネストローネ
東南アジア、特にシンガポールでは大麦で作ったバリーというジュースが
人気のようです。
きちんとこして作ったものや、大麦の粒の入ったものまでさまざまなよう
ですが、薄めの甘酒のような感じだそうです。
大麦の選び方・どこで買える?
大麦はスーパーなどのお米のコーナーに普通に陳列されているので簡単に
手に入れることができます。
そういう食品なので、通販でも普通に販売されています。
そんな大麦の中でもよくみかけるのは「押麦」だと思います。
多めに入れると雑穀特有の香りが強いようです。
次にご紹介するのはもち麦。
これも大麦の一種ですが、もちもちとした食感があるのが特徴です。
押麦よりも香りは優しいようです。
麦は国内産のものも多く、農協に行くと地元の農家で造られた大麦も
売ってますよ。
まとめ
麦飯や麦茶には馴染みがありましたが、これに使われていた麦が
大麦だとは考えたこともありませんでした。
食感がいいので私も好きですが、ご飯意外の食べ方をしたことが
なかったので色々ためしてみるのも面白いと思いました。
味にはクセがありませんので今まで食べたことのなかった人は
ぜひ試してみてください。
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