着物のマナー講座☆成人式・結婚式・お正月♪和服での立ち振舞を伝授

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普段着ない着物の時こそおしとやかに

 

立ち振舞い2

今までの人生の中で、着物を着る機会が両手で余るくらいしかなかった方が多いと思います。

そんな限られた機会の中でも、共通した感情があると思います。

「気が引き締まる」「大人になった気がする」「ガチャガチャと騒げない」など。

つまりは自然と「おしとやか」な自分に出会っています。

そんな中、ファッション性を重要視してか、着崩すという考え方を着物にも取り入れ、 敢えて乱れた着方をする方を多く拝見します

「おしとやかさ」から大きくかけ離れた見た目は、 着ている方の品を消してしまいます。

せっかくの機会です。 着物を着るという事を、 存分に愉しんで存分にいつもの自分ではない自分を楽しんでいただきたいと思います。

 

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立っているだけでも美しく

 

立ち振舞い3

立つ時の基本イメージは、空・天井から一本の糸でつられているような意識からスタートします。

スッと背筋が伸びると思います。

普段背筋を気にせずにいると、 この瞬間に同時に顎まで上がってしまいますので、注意してください。

両手は自然な位置で、前で揃えます。左手が前である事が好ましいです。

足は、ガニ股にならないよう全体的に内側に力を入れるようなイメージで、内股です。

足元はつま先を揃えるのも綺麗ですが、片足を半歩後ろに引くと、より上品に見えます。

非常にインナーマッスルが鍛えられそうですが、凛とした立ち姿を目指しましょう。 

 

歩き方にもルールあり

 

立ち振舞い4

まずは、普段より歩幅は小さくする事が大切です。

この点においては、意識せずとも自然とそうなるかもしれません。

大股で歩くと裾が大きく広がって恥ずかしいと感じると思います。

足の運び方ですが、なるべくパタパタと音が出ないように、 そろりそろりと前にある足に後ろ足を添えるようにしてください。

内股のイメージは、立ち姿同様です。

ヒール音をカツカツ鳴らして歩く姿はカッコイイですが、 着物を着ている時はガサツに見えてしまうので、上品さを強く意識して歩いてみましょう。  

 

階段の登り降りもみられています

 

立ち振舞い5

上る時は、片手で少し裾を持ち上げます。

肌が見えるほど持ち上げないように気を遣いましょう。

つま先に重心をかけると上りやすいです

下りる時も裾を片手で少し持ち上げ、そっとつま先から下ります。

両足を一段ずつ揃えるように、ゆっくり下りても構いません。

上り下り共に、階段に対して体を少し斜めに向けるのもポイントです。

足元を気にし過ぎて、猫背にならないよう、姿勢も意識してください

裾を踏んだり、汚したりしないように気をつけましょう。 

 

まとめ

 

立ち振舞い6

普段着でもそうですが、 カジュアルとフォーマルでは自分自身のキャラクターが少し変わると思います

ですので、着物を着ている時は 「由緒ある、格式と伝統を引き継ぐ家系で育ったお嬢様・お坊ちゃま。」 という意識でいると、

自然と所作はついてくると思います。

着物のイメージに合う自己プロデュースも大切です。 

 

車の乗り降りの仕方

 

和服2

車へ乗りこむ際は、「お尻から」です。 普段のように、頭や足から乗り込まないでください。  

立っている状態で、袖を前で整えて片手で持ちます。

裾を軽く持ち上げて横向きに浅く腰掛けます。 これでまずお尻が車内に入りました

頭を低くして、頭を車内へ入れます。

足を揃えて正面へ向くように体を回転させます。 これで体も車内に入りました。  

帯が崩れるのを防ぐために、浅く座って背もたれにはもたれないでください。

姿勢を保つために、前の座席につかまるのも良いと思います。  

荷物がある場合、片手で動作をするのは難しいと思うので、乗る前に車内へ置きましょう。

髪型も普段とは違い、高さの感覚が違うので、いつもより低くするようにしてください。  

 

食事をする時のマナー

 

和服3

着席時は、テーブルからこぶし1つ分空けて座ります。

大きめのハンカチや手ぬぐいを用意して、膝に置きます。

ずり落ちないように帯の下に挟んでも構いません。  

普段は二つ折りにする方も多いと思いますが、和服の時は折らずに使っても構いません。

手元より離れているものを取る際は、 袂を汚さない為に、伸ばす手の反対側の手で袖をおさえてください

この動作をすると、腕や肘を大きく見せる事もなく、品を欠くもありません。  

ガツガツ威勢よく食べるのではなく、 口は小さく開けて少しずつ食べるように心がけてください。

懐紙を活用するのもオススメです。  

懐紙とは、二つ折りにして懐に携帯しておく和紙の事です。

茶道の時、お茶菓子をいただく際に受け皿として使ったり、

食べきれなかったお茶菓子を包んで持ち帰ったりする時に使う紙と言うと、 理解いただけるかもしれませんね。  

食事の際にも受け皿として使えます。

普段、お行儀が良いと思ってやっている手を受け皿にする動作は、 マナーという観点では良しとされていません

箸置きがない場合の代用としても使えます。

 

手を上げたり、ものを持ち上げる時の作法

 

和服4

学生の時のような「ハイ!」と真っ直ぐ手を伸ばして上げる事なく、 腕が見えないように、

上げる手の反対側の手で袖を持ち、 肘を曲げた状態で上げるとおしとやかに見えます

物を頭上ほどに高く上げなければいけない場合も同様です。  

 

何かを拾うとき

 

和服5

落下物の横に立ちます。 拾う側とは反対の手で両袖を持ちます。

膝を揃え、片足を少し引いて、前かがみにならないように注意しながら、

垂直にゆっくりとしゃがんで拾います

袖などが下につかないように気をつけてください。

 

まとめ

 

和服6

一つ一つの動作が着くずれや汚れの確率をあげてしまうので、

いつものようにキビキビとは動かず、ゆったりと心を落ち着けて行動してください。 

 

訪問先での立ち振舞も見られてます!

 

訪問2

普段、客人としてお宅へお邪魔する際は少々緊張するものです。

手土産はどんなものが良いか、くらいの気遣いはすると思いますが、 立ち振舞にまで気を遣う事はないと思います。  

しかし、和服を身に着けている以上、いつも通りという訳にはいきません。

和服を身に着けているからこそ、守りたいマナーがあります

見かけ倒しにならないよう、まずは知識として頭にいれておきましょう。

普段にも該当するポイントがたくさん詰まっていますので、参考になさってください。

 

訪問時・玄関先でのマナー

 

訪問3

上着(コートやショール)を羽織っている場合、 外で脱ぎ、整えた後、初めて玄関のチャイムを鳴らします

玄関先で長々と挨拶はせず、手短に。   相手にすすめられてから、上がってください。

普段のように「お邪魔しまーす」と元気よく挨拶をしながら中に入っていくような事はしないでください。

もし、訪問日が雨で、玄関外で脱いだ上着が濡れている場合は、

玄関先の隅の方に置いておき、決して部屋の中へ持ち込まないようにしてください。  

 

履物の脱ぎ方

 

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上がる前に、さり気なく鼻緒から指を外しておきます。

両足を揃え、上がる方向を向いたまま脱ぎます。

玄関扉の方を向いて上がる事がマナーだと勘違いされている方が多いようですが、 マナーの観点から言うとNG行動です。  

これは和服の時だけには限りませんので、一般的なマナーとして覚えておいてください。

上がったら、玄関に向き直り、丁寧な動作で膝をつき、草履の向きを変え、端に寄せます。

普段のスニーカーやパンプスも同様で、このタイミングで履物の向きを整えます。 

 

正座の仕方

 

訪問5

立っている状態で、右足を少し引きます。 片手で上前を少し引き上げます

この動作で座った時に着物が引っ張られる事を避けられます。

しゃがんだら片手で上前をなで下ろして、片足ずつ膝をつきます。

両膝をついた状態で膝裏の着物を左右に引っ張って整え、座ります。

膝の間をこぶし1つ分空け、重心はお尻を軽く浮かすような感覚で前に傾け、

足の親指同士を重ねる座り方が綺麗な正座であり、しびれにくい正座の仕方です

足が痺れてどうしようもない時は、「足をくずして良いでしょうか?」と、 伺いの一言を忘れないでください。 

 

まとめ

 

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上記の所作をするとしないでは、大きく印象が変わります

「こんな時だけ良い格好をしている。」ではなく、 「こんな時だからこそすべき。」だと思います。

和服時の所作を知らない方が多い昨今、身につけて実践できる方は、 大人として非常に素敵であり、一目置かれるはずです

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