(最終更新日:2017年2月17日)
母の日にカーネーションを贈るには、深い意味がありました。
母の日の始まりは、アメリカ南北戦争の犠牲者と社会平和のために活動した
母と娘の物語。
Contents
母の日はいつ?2016年は?
今年の母の日は5月8日(日)
毎年、5月の第2日曜日にお祝いします。
日本以外の国は・・・?
というと、5月第2日曜日が圧倒的に多く、
(アメリカ・カナダ・ブラジル・南アフリカ・チェコ・香港・
オーストラリア・ドイツ・イタリア・ベルギー・スイスなどなど)
イギリス・アイルランドは四旬節の第4日曜日
中東の国の多く(バーレーン・エジプトなど)は春分の日
日にちは違えど、世界各国で母の日はお祝いされているのですね(^-^)
贈る花カーネーションの由来は?
母の日といえばカーネーションが定番♪
この由来となったのは、冒頭で登場したアメリカの母と娘です。
母アン・ジャービスは、南北戦争中には敵味方にかかわらず負傷兵の治療や、
公衆衛生の改善に積極的に働きました。
戦争後は北部と南部の平和的和解のために娘と共に活動を続けていました。
アン・ジャービスが亡くなり、2年後。
娘のアンナは、母の活動を振り返り、
母に敬意を表する国民的な日としてマザーズ・ディを儲けるべきだと教会に訴えます。
アンは20年以上その教会で日曜学校の先生でもありました。
彼女の努力と長年の功績に敬意を表する意味でも、
アンナの願いは聞き入れられ、追悼のセレモニーが執り行われました。
「たった一人の女性の意思で?」と思われるかもしれませんが、
それまでもアメリカではジュリア・ウォード・ハウ女史が平和と非武装を訴える
「母の日宣言」という声明文を出すなど、
「母の日」誕生の機は熟していたといっても良いかもしれませんね。
この追悼式で列席者に配られたのがアンの好きだったという
“白いカーネーション”だったのです!
花の色で意味が違う?
アンナが配ったカーネーションは白でしたが、現代はちょっと違います!
母の日が近づくと、お花屋さんには色とりどりのカーネーションが並びます。
もちろんプレゼントするお母さんの好きな色を選ぶのがいいですが、
花の色で意味が違うって知っていましたか?
中には感謝の気持ちとは程遠い意味を持つ「花色」もあります(>_<)
色の意味を知っておいた方が安心ですし、選ぶ楽しみも広がります!
ちなみにカーネーションの花自体の花言葉は「愛」
<おススメの色は?>
【赤】母の愛、愛を信じる、熱烈な愛
【ピンク】感謝、暖かい心、美しい仕草
【うす紫】誇り、気品
<NGの色は?>
【白】尊敬、純潔、私の愛情は生きている
(花言葉は素敵ですが、白いカーネーションは亡くなった母に贈るものという印象がとても強いので、
ご存命のお母様へのプレゼントとしては不向きです)
【黄色】軽蔑、嫉妬、愛情の揺らぎ、友情、美
【濃い紫・赤紫】私の心に哀しみを、欲望
知らずにお姑さんにNG色のカーネーションを贈ってしまったら・・・(>_<)
悪気はなくても気まず~~~いことになってしまいますね。
白いカーネーションの意味は?
白いカーネーションはアンナが亡き母の追悼式で参列者に配ったものです。
(引用 http://www.hanadonya.com/)
その後、アンナはカーネーションの色について提案します。
「母親が亡くなっている人は白。
存命している人は赤のカーネーションをそれぞれの胸につけましょう」
当時は、カーネーションを母に贈るというよりは、
「母の日礼拝」に参列する時に胸に付けて母に敬意を表するということでした。
日本での始まりはいつ?
日本での「母の日」の始まりは、アメリカで「母の日礼拝」が行われるようになってほどなく、
青山学院のアメリカ人教授や宣教師たちがきっかけになり働きかけます。
少しずつ定着しつつあった「母の日」ですが、
その後の戦争により、母の日どころではなくなってしまいます。
そして再び1949年頃からアメリカに倣って5月の第2日曜日に母の日が制定されました。
(引用 http://www.jp-akatsuka.co.jp/)
でも、そもそもミサに参列する習慣のない日本では花を胸の飾るのではなく
“母の日はカーネーションを贈る”というように変化していったようです。
また、アンナが提案した色分けは、
戦後の日本では「母のいる子・いない子・養母に育てられた子」
それぞれの気持ちに配慮して赤に統一されるようになったということです。
母の日のカーネーションにはこんな意味があったのですね(*^_^*)
これまで私は“母の日にカーネーション”って当たり前過ぎてつまんない!”
と他の花を選んでいましたが、由来を知ると
「カーネーションっていいかも・・・」とも思ったりして(笑)
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