日差しが気持ち良い春を過ぎ、夏が近づくと日差しを痛く感じますよね。強い日差しは紫外線や、汗や皮脂などで様々な肌トラブルを引き起こします。
夏のニキビは治りにくいといわれますが、本当はどうなんでしょうか？
夏の肌トラブルの原因を探して、快適な夏肌を楽しみたいですね。
Contents
夏の皮脂過剰の原因は？汗？
夏になると肌がベタベタしますよね。このベタベタの原因はなんでしょうか？
実は、汗だけが原因ではないのです。汗と皮脂が引き起こす乾燥が原因なのです。
さて汗と皮脂の違いとは、なんでしょうか。
汗は体の体温調節や、体内のミネラルバランスを整えるために分泌されます。
そして、皮脂とは皮脂腺からでる脂（油）です。この脂が肌に潤いを与えて、バリアを作ります。
肌が乾燥すると、肌を守るために分泌が過剰になります。過剰になると皮脂腺を詰まらせてニキビを作ってしまいます。この皮脂腺が多い所（おでこや、鼻回り、顎）は皮脂腺が詰まりやすく、ニキビができやすくなります。
夏に皮脂が増えるのはホント？
皮脂は1年を通して分泌される量に、大きな変わりはないそうです。汗は夏にたくさんかくのに、不思議ですよね。皮脂は夏のほうが、少し多いぐらいだそうです。
じゃあなぜ肌がベタベタして、ニキビが増えるのかというと、肌の再生バランスが崩れているからなのです。
肌の再生バランスが崩れる事で、夏なのに乾燥を引き起こします。
夏は汗の量が多いため、肌の表面を守る角質をふやかします。ふやけた弱い角質はとても乾燥していて、簡単に剥がれてしまいます。
肌表面が未熟で不安定になると、皮脂は「大変だ！！肌を守らなくては」と過剰に分泌します。そして皮脂腺を詰まらせて夏ニキビを作ってしまいます。
⇒頬ニキビが原因！赤みが治らない理由？大人と思春期の違い！
⇒頬ニキビが治らない原因は？赤みができる理由とは？
皮脂が多いときのケア・美容法は？
皮脂が多く分泌される原因は、皮脂の分泌バランスが崩れたことから起こり、乾燥を引き起こします。
過剰に分泌された皮脂を取り過ぎない、また保湿をしっかりして、「過剰に皮脂が分泌されるサイクル」から「通常のサイクル」に戻す手助けをしましょう。
対策は…
・肌の乾燥を防ぐために過剰な冷房をさける。
・紫外線から肌をきちんと守りましょう。
・夏の汗やほてりなどで、ついつい過剰に洗顔してしまいます。洗顔後のケアも丁寧に心がけましょう。
つまり「乾燥大敵」ということですね。
洗顔はゴシゴシやってもいいの？
夏の洗顔が大好きです。
一日中、顔を覆っていた日焼け止めと、お化粧と、汗が混ざった、重いベールを剥がす作業が大好きです。
でもその方法で本当にいいのでしょうか？
（ちなみに私は年中乾燥肌です。そして乾燥しているのにニキビもできます。）
洗顔はゴシゴシ洗うのではなく優しく、軽くが基本ですね。
洗顔の最後の重要ポイントはすすぎです。すすぎ洗いの時、指先に『ヌルヌル』という感覚があると、ついつい指先に力が入りませんか？私は入っていました。そして『キュッキュッ』になるまで擦っていました。
実はこの『ヌルヌル』は肌に必要な皮脂なのです。
この皮脂を無理やり剥がすことで、角質が剥がれすぎて、肌が乾燥して、皮脂の過剰分泌が起こり、皮脂腺を詰まらせてニキビを作ります。
つまり洗顔とは最後まで丁寧に、すすぎ過ぎには注意が必要なんですね。
⇒鼻ニキビの原因は？イチゴ鼻？効果的に自宅での治し方は？
⇒背中ニキビの治し方！石鹸の効果は？改善方法♪
皮脂と上手く付き合っていくには？
皮脂が出過ぎると、皮脂腺を詰まらせてニキビの原因になります。
しかし皮脂を取り過ぎると角質層を剥がして乾燥肌になります。
乾燥肌になると、また皮脂が分泌過剰になってしまいますので、一番大事なことは、自分の皮脂と上手く付き合っていく保湿方法を見つけて、乾燥肌にならないように気をつけることですね。
自分の肌に合う化粧水や乳液など、また適切な量などを、自分の手のひらや肌の調子をみながら、見つけたいですね。
みなさんがニキビに悩み始めたのは、小学5年生ですか？それとも中学1年生ぐらいですか？
思春期の頃は「大人になったら無くなるはず」と思っていたのに…と思いながらの自己ケアが、肌を痛めていたなんて反省ですね。
優しい洗顔と、擦らないすすぎと、丁寧な保湿ケアが、肌本来の再生スピードを整えて、強い肌を作ってくれます。
強い元気な肌で夏を乗り切りたいですね。
コメントを残す