今が旬のとうもろこし。
収穫したてのとうもろこしは甘みが強く、ゆでたては最高の味ですが、みるみるうちに鮮度が落ちてしまうので、正しい保存方法を知っておくことが大切です。
これからスーパーなどで安く買える時期になるからこそ、最後まで美味しくとうもろこしを食べるための賢い保存方法や美味しいとうもろこしの見分け方、簡単なゆで方などを知っておきましょう。
Contents
とうもろこしを買って来たら? すぐに冷蔵庫?
スーパーから買って来たばかりのとうもろこしは、できるだけ早くゆでてしまうのがよいのですが、忙しくてすぐに加熱できない場合は、どのように保存したらよいのでしょうか?
常温保存をするのがよいのか、すぐに冷蔵庫に入れるがよいのか、知っておきたいですね。
とうもろこしが収穫後にどんどん甘みが落ちてしまう理由は、とうもろこしが収穫された後も呼吸を続けていて、自分の糖分のエネルギーを消費してしまうためです。
その成長を止めるには、常温よりも低温保存ができる冷蔵庫がおすすめです。
保存するときは、乾燥を防ぐために皮をむかずに、濡れた新聞紙かキッチンペーパーで包みフリーザーバッグかポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室にひげを上にして立てて保存しましょう。
生のとうもろこしの賞味期限は、3~4日程度です。ただし、保存に気を使っても甘みは落ちていくので、できるだけ早くに加熱したほうがよいでしょう。
とうもろこしをゆでてしまったあとの保存は?
とうもろこしをゆでたあと、一度には食べきれずに保存したい場合もありますよね。その場合、どのように保存すれば甘みを逃さず美味しく保存できるのでしょうか?
冷蔵で保存する場合は、ゆでた後熱いうちにラップに包み、冷めてから冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
とうもろこしが熱いときにラップをすると乾燥を防げるので、皮が固くなりません。さらに、粒のプチプチした食感と鮮やかな黄色を保ったまま保存することができます。
ただし、ゆでたては熱いので、ラップに包むときのやけどには気を付けて下さいね。食べるときは、そのまま電子レンジで加熱しましょう。
ゆでたとうもろこしを冷蔵庫で保存する場合の賞味期限は、2~3日程度です。
とうもろこしは冷凍保存できる?
使い切れなかったりまとめ買いをしたりした肉や魚などは、鮮度が落ちないように冷凍保存をすることがあると思いますが、野菜の場合は、冷凍にむくものとむかないものがあるものです。
それでは、とうもろこしは、冷凍保存ができるのでしょうか?
実は、とうもろこしの鮮度を落とさずに保存する方法で一番おすすめなのが、冷凍保存で、長期保存も可能です。その方法をご紹介しましょう。
はじめに、少し固めにゆでたとうもろこしを熱いうちにラップで包み、そのまま冷まします。ここまでは冷蔵保存の時と同じです。
次に、ラップをはずして水気をしっかり拭いてから、もう一度新しいラップで包みなおしてフリーザーバッグに入れ、しっかりと空気を抜いてから冷凍庫で保存します。
少し固めにゆでることと水気を拭くことがポイントです。
保存は、一本のままでも、切ってでも、粒をばらばらにしてからでも構いません。作りたい料理の用途に応じて選ぶとよいでしょう。
食べるときは、自然解凍はせずに、電子レンジで加熱するか、お湯でゆでてから食べると美味しく食べられます。炒め物やスープに入れるのもいいですね。
冷凍で保存する場合のとうもろこしの賞味期限は、1カ月程度です。
また、生のままでも冷凍保存をすることもできます。その場合、皮を2、3枚残したまま、ラップに包んで冷凍しましょう。
とうもろこしの粒をほぐしてからフリーザーバッグなどに入れて冷凍する方法もあります。
食べるときは、電子レンジで加熱するか、ゆでて使用しましょう。
美味しいとうもろこしの見分け方は?
お店でとうもろこしを買うとき、新鮮で美味しいものを選ぶには、どのように見分ければよいのでしょうか?
美味しいとうもろこしの見分け方には、いくつかポイントがあります。
1.皮つきのものを選ぶ
とうもろこしは、乾燥に弱いので、皮つきのもののほうが湿度を保てます。皮が変色していないものを選びましょう。
2.持った時にずっしりと重いもの
重いものは、しっかりと実がつまっている証拠です。
3.ヒゲがふさふさしていて、多いもの。
とうもろこしのヒゲはめしべの一部なので、ヒゲが多いほど粒が多いということになります。
4.ヒゲの色、皮の色が濃い。ヒゲが湿っている。
ヒゲの色が黒茶色っぽく、皮の色が濃い緑色のものは、新鮮です。また、収穫したてのとうもろこしは、ヒゲが湿っています。ヒゲが乾燥しているものは、避けた方がよいでしょう。
5.茎の切り口がみずみずしくて白いもの。
切り口が変色しているのは、古いものだと考えられます。切り口が白いものを選びましょう。
6.実が隙間なく、先端まで詰まっていてツヤツヤしている。
中が少し見える場合は、粒に張りがあって、大粒で、ぎっしり詰まっているものを選びましょう。
とうもろこしの簡単なゆで方は?
とうもろこしをゆでるとなると、大きなお鍋にお湯をぐらぐら沸かして……ああ、暑いのに手間がかかって大変……、と思う方もいると思います。また、蒸すととうもろこしの甘みが増すのは知っていても、真夏に長い時間火を使う気にはなれませんよね。
でも、実は、とうもろこしのゆで方って意外と簡単なのです。ここでは、とうもろこしの簡単なゆで方をご紹介します。
《電子レンジでゆでる》
1.とうもろこしは、電子レンジで加熱する直前に皮をむきます。
2.細かいヒゲを取り除き、水で軽く洗います。
3.とうもろこしをラップでくるみ、電子レンジに入れます。
4.500w~600wで3~4分ほど加熱します。
5.粗熱がとれるまで、そのまま置いておきましょう。乾燥を防ぐことができます。
とうもろこしを電子レンジで調理する方法を教えて下さい
大量にとうもろこしをいただくことがあっても、電子レンジなら気軽に調理ができますね。電子レンジによって多少加熱時間が違うので、何度か試してみるといいと思います。
次は、フライパンで手軽にゆでる方法です。とうもろこしは、沸騰したお湯でゆでるとシャキシャキした食感に、水からゆでるとジューシーな食感になります。両方、ご紹介しますので、お好みの方を試してみてくださいね。
《フライパンでゆでる方法・シャキシャキ編》
- ふたのできるフライパンにコップ一杯くらいの水を入れて、加熱します。
- 水を沸騰させている間に、とうもろこしの皮をむいてヒゲをとります。
- フライパンの水が沸騰したら、とうもろこしを入れます。
- ふたをして、中火で3~5分ほどゆでます。
《フライパンでゆでる方法・ジューシー編》
- フライパンにとうもろこしがかぶるくらいの水を用意します。
- とうもろこしの皮をむき、ヒゲをとってフライパンに入れます。
- とうもろこしが浮かないように、小皿などをのせ、強火で加熱します。
- 沸騰したらふたをして、中火で3~5分ほどゆでます。
フライパンでなく、お鍋でも同じようにゆでることができます。ゆであがったら、塩をふって食べると、より甘みが引き立って美味しく食べられます。
以上、とうもろこしの豆知識をご紹介してきました。旬の時期のとうもろこしは、まるごと食べても、スープに入れても、サラダにしても美味しいものです。
安くたくさん購入できたり、いただいたりした時には、これらのゆで方や保存方法を実践して、旬のとうもろこしを美味しく長く楽しみましょう。
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