びゅーてぃふるらいふ

8月15日の黙祷する時間はいつ?やり方は合っている?



8月15日は日本人なら知らない人はいないであろう

『終戦記念日』です。

学校では夏休みに入っていますし、社会人でも

お盆休みの人が多いので大勢で集まって黙祷を

する機会は少ないのではないでしょうか。

 

テレビでは慰霊祭の時に黙祷をしている場面を

よく目にしますよね。

では、8月15日の黙祷は正式には何時に行うもの

なのでしょうか。

 

それよりも黙祷の正式なやり方は?

調べてみました。

 

 

 

終戦記念日815日はどんな日?

日本では日本国政府の主催で公的に全国戦没者追悼式

日本武道館で行われています。

第二次世界大戦での戦没者に対し、宗教的に中立な形で

行われている式典であり、全国戦没者追悼式の

第一回は195252に実施されたそうです。

 

この式典は、1952年4月8日の閣議決定で公式行事となり、

第一回の実施場所は新宿御苑、第二回は日程がまた変わり

1959年3月28日に実施されています。

 

1963年の式典は日比谷公会堂で8月15日に、1964年には

靖国神社で8月15日に実施され、1965年以降日本武道館

行われるようになっていったようです。

 

(全録)全国戦没者追悼式 天皇陛下がお言葉を述べられる

 

 

黙祷の意味とは?

辞書で調べると『神仏に請い願うこと』とあり、ウィキ

ペディアでは『声をたてずに祈りをささげること。合掌や

目をつぶる、軽く頭を下げる行為を伴うこともある』

と記載されています。

 

 

黙祷に決まった形はないのでしょうか?

<黙祷正しいやり方・方法とは?>

黙祷とは『黙って』『祷(いのる)』ですので、

正しい黙祷とは『黙って動かずに祈る(祷る)』と

いうことです。

心から祈っている気持ちがあれば、合掌する必要も目を

閉じる必要もないのです。

日本では慣例的に目を閉じて軽く頭を下げるスタイルが

多いですよね。

 


 

 

黙祷の時間間違ってない?

公式な式典における黙祷の時間は815日の正午です。

これは、昭和天皇が日本の降伏を公表するラジオ放送の

開始時刻と言われています。

 

黙祷をしている時間は、正式な定めはありません。

心から静かに祈っていれば20秒でも30秒でもいいわけです。

 

一般的になんらかのセレモニーなどで黙祷をささげる

場合は1分間というのが多いようです。

あまり長くても気持ちがダレてしまい意味のないものに

なってしまいますので、1分間の黙祷というのは妥当な

時間ではないかと言われています。

 

 

終戦記念日はいつ?

言葉だけを見ると『8月15日に戦争が終結した』という

解釈になりますが、実際のところ休戦が協定された日と

休戦協定が外交的に固定された日は異なります。

 

また、実際に戦地各地で休戦が合意された日もことなり、

アメリカ、イギリス、フランスなどでは9月2日が

勝戦記念日となっています。

 

日本では『戦没者を追悼し平和を祈念する日』として

日本政府に定められ、一般的に終戦記念日、終戦の日と

呼ばれるようになりました。

ですが、実際はいろんな協定はいろんな日に結ばれているのです。

 

 ■1945年8月14

日本政府がポツダム宣言の受諾を連合各国に通告した日

 ■1945年8月15

昭和天皇により日本の降伏が国民に公表された日

 ■1945年9月2

日本政府がポツダム宣言の履行等を定めた降伏文書に調印した日

 ■1952年4月28

日本国とサンフランシスコ平和条約の発効により国際法上連合国と日本の戦争状態が

終結した日。

これらの日程だけ見ると4月28日に終戦になった気もしますね。

 

まとめ

戦争の終結が公表されてから70年以上が経過し、

戦争体験者のほうが少なくなっている現代ですが、

8月15日には戦争という惨く悲しいことが起こって

いたという現実を再確認し、改めて平和な今に

感謝したいものです。