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二日酔いになる原因はなに?
二日酔いになる原因はさまざまです。
下記のように、いろいろな原因があります。
①アデノシンが原因の二日酔いはズキズキする頭痛
・アルコールには血管を拡張する(血管をひろげる)働きがあります。
日本酒に多く含まれているアデノシンという成分にも血管拡張の働きがあり、
この血管が拡張した状態が続くことで、血管が炎症を起こし、ズキズキとした頭痛の
原因となります。
②脱水が原因の二日酔いは頭痛、だるさ、吐き気、食欲不振など
・もっとも多いのが脱水が原因となるものです。
アルコールには、利尿作用があるため、飲酒になり摂取した水分以上の水分が失われます。
アルコール50gで600〜1000mlの水分が失われます。
ビール500mlを2本飲むと1L近くの水分が失われることになります。
ビールより、アルコール度数の高いお酒を飲むと、さらに水分が失われ、脱水による
二日酔いを引き起こしやすくなります。
③低血糖が原因の二日酔いは、頭痛、だるさ、筋肉痛など
アルコールの分解は全て肝臓で行われています。
アルコールを分解している間は、肝臓はアルコール分解を最優先させ、他の成分の分解を休ませてしまいます。
そのため、グリコーゲンという糖の分解が促されず、生産不足となり、低血糖を引き起こします。
糖分が不足すると、頭痛やだるさ、筋肉痛といった二日酔いの症状がでてきます。
④アセトアルデヒドが原因の二日酔いは頭痛、だるさ、吐き気、疲労
脱水と並んで多い二日酔いの原因がこれです。
アセトアルデヒドは、肝臓でアルコール分解する過程で生じる物質です。
このアセトアルデヒドは、アルコールよりも10倍の毒性があると言われており、
体内にこの物質が残ってしまうことで、二日酔いを引き起こしてしまいます。
特に、日本人は、アセトアルデヒドを分解するアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)
という物質の分泌や活性が弱いため、アセトアルデヒドが体内に残りやすいと
言われています。自身の体質を知ることも大事です。
⑤胃の塩酸分泌が原因の二日酔いは吐き気、食欲不振、下痢
アルコールは胃酸の分泌が促され、胃酸過多の状態になっています。
この胃酸過多による塩酸は吐き気、食欲不振、下痢といった症状を引き起こします。
二日酔いにならないための予防・対策法は?
二日酔いを防ぐための対策法はあるのでしょうか?アルコールを摂取する前の予防が効果的です。
・空腹時の飲酒は避ける
(空腹時に飲酒すると、血中のアルコールの濃度があがりやすい。また低血糖を防ぎや
すくなる)
・ゆっくりしたペースで飲む
(血中のアルコール濃度が急激に上がりにくい)
・「脂肪」は効果的
(脂肪は胃で吸収されず、十二指腸で消化され始めます。また、吸収にも時間がかかり
ます。胃でのアルコール吸収を防ぐことができます)
・二日酔いを防ぐ栄養ドリンクを飲む
(ドリンクには、大きく2種類あり、アルコール分解を促すもの、アセトアルデヒドの
分解を促すものがありますが、飲酒前に飲むときは、アセトアルデヒドを分解を促す
ものが良いでしょう)
ウコンって実際に効果はあるの?
ウコンに含まれているクルクミンをいう成分は、アルコール分解を促す効果があると言われています。
飲むタイミングは、アルコール分解に必要な6〜7時間の間に飲めば効果があるようです。
アルコールの分解を助ける働きがあるので、飲酒後飲むとよいでしょう。
また、ウコンはアルコールの分解を助け、二日酔いを防ぐ効果があるといわれてはいますが、「酔っ払わない」というわけではないので、アルコールは適量を意識しましょう。
二日酔いを解消するにはどうすれば良い?
では、実際に二日酔いになったときに、二日酔いの治し方を紹介します。
先ほどの原因ごとに、解消方法は異なりますので、うまく活用してください。
①アデノシンが原因の場合(ズキズキ頭痛の治し方)
血管の拡張が原因だったため、血管の収縮させるこことが1番効果的です。
血管収縮作用の代表といえるものは、コーヒーなどのカフェインです。
また、セントロニンにも血管収縮作用があり、牛乳などに含まれています。
頭痛の痛みを抑えたい場合は、頭痛薬を飲んで安静にすることが良いでしょう。
②脱水が原因の場合
有効なのは、スポーツドリンクです。
排尿で失われたナトリウムやカリウムの補給をしてくれ、ミネラルも豊富に含んでいるためです。
しっかり、水分補給をしましょう。
また、栄養補給に優れているお味噌汁も良いと言われています。
アルコール分解を早めるしじみや魚介類の入ったお味噌汁はさらに効果的でしょう。
③低血糖が原因の場合
糖分を素早く補給し、吸収させることが良いとされています。
果実のフレッシュジュースは低血糖の治療にも優れているため、オレンジジュースやレモンを絞ったものなどが良いでしょう。
ただし、酸性のりんごジュースは避けたほうがよいでしょう。
④アセトアルデヒドが原因の場合
アセトアルデヒドの解毒には、しじみやひまわりの種、ゴマが優れています。
しじみの味噌汁やゴマ、イカやたこなどの食材も効果的です。
⑤胃の塩酸過多が原因の場合
しょうがが良いとされています。生姜湯や生姜をスープにいれたものを飲むとよいでしょう。
(引用元:josei-bigaku.jp)
■頭痛や吐き気がある時に効くツボがある?
<期門>
期門は、両胸の乳首にあたる場所から真下の方向に手を沿わせていくと、しばらくは肋骨の感触がありますが、その肋骨の感触が終わる部分がまさに期門のツボです。
二日酔いを解消する場合は、右側の期門だけを押せばOKです。
強く押す必要があるので、期門の部分に両手の人差し指、中指、薬指、小指をすべて重ねて押しつけてください。
<健理三針区>
健理三針区のツボは、手のひらにあり手軽に押せるのが特徴です。
手のひらの真ん中から少し手首に近づいた場所が健理三針区。
手相でいう生命線と感情線の間に相当します。
肝臓の機能をサポートし、アルコール、アセトアルデヒドの分解を早める効果があると言われています。
逆手の親指で押すか、あるいは爪楊枝を10本ほど束ねたものを使って軽く発赤する程度の強さで刺激してください。
<魚際>
魚際は、親指の側面に骨が出てゴツゴツした部位がありますが、この親指付け根の骨あたりが魚際です。
アセトアルデヒドなどの毒を排出するツボと言われています。
強く押すか、あるいは線香の火を1cmほどまで近づけて“熱い”と感じたら離すということを7回ほど行うのも効果的です。
この線香を用いた刺激法は線香灸と呼ばれています。
<卒谷>
卒谷は側頭部に存在するツボです。
位置が少し難しいのですが、まず、手で耳を前方に倒してみてください。
耳で“耳の穴”にフタをするイメージです。
この時、耳の上端が来る場所から指2本ほど上に移動すると、卒谷があります。
吐き気を緩和するためのツボなので、二日酔いに有効です。
親指で、両側頭部の卒谷を強く押し込んでください。
少し痛みがありますが、5秒ほど続けましょう。
5秒押して離す動作を3分くらい続けるのが効果的です。
<太衝>
太衝は、足の親指付け根にあるツボです。
厳密には親指と人差し指の間の付け根から、指3本分、足の甲方面に移動した位置にあります。
肝臓の働きを高めてアルコールの分解をサポートしてくれる性質はあるので、二日酔い対策に有効です。
二日酔い対策として刺激する場合、右足の太衝だけを刺激すればよく、指圧するか、あるいはボールペン、鉛筆のお尻側で押し込む方法がオススメ。
(引用文:http://www.skincare-univ.com/article/009301/)
二日酔いの時に食べたい効果的な食材は?
<ハチミツ>
アメリカの全米頭痛財団が発表した内容によると、二日酔いの頭痛を緩和するのに優れた食材がハチミツとのことです。
これはハチミツに含まれる果糖の働きにより、アセトアルデヒドが分解されるためです。
スプーン1杯で効果があると言われています。
ハチミツ水は、水分補給もできるため、一石二鳥といえそうです。
<柿(タンニン、カタラーゼ)>
柿にはミカンの2倍に相当するビタミンCが含まれており、肝臓の働きを助ける効果が期待できます。
さらに注目するべきは、柿のタンニン、カタラーゼので成分です。
これらはアルコール分解を促進する作用を持っているため、二日酔いの症状を早く治したい方にピッタリなのです。
<梅干し>
梅干しに含まれるピクリン酸が肝臓の機能を活性化させる力を持っています。
そしてもう一つの成分であるクエン酸も疲労回復を促し、体のだるさの解消を手助けしてくれるので、二日酔には効果的な食べ物といえるでしょう。
(引用元:www.koguma-honey.com)