(最終更新日:2016年10月10日)
無事出産も終わり、子育てに頑張っているママの悩みと言えば
赤ちゃんが寝てくれない・夜泣き・おっぱいトラブルなどいろいろありますが
長引くと困るのが「尿漏れ」ではないでしょうか。
臨月くらいから尿漏れのトラブルに悩まされ、産後深刻になることもあります。
自分でできるケアもありますので参考にしてみてくださいね。
産後の体の変化と尿漏れの原因
妊娠中は、大きくなっていく子宮を支えるために骨盤底筋や靭帯が緩んでいきます。
また出産のときに骨盤底筋や靭帯が傷つくことがあります。
産後の尿漏れトラブルは出産に備えての骨盤底筋や靭帯の緩みが原因となっています。
大きくなった子宮、緩んだ骨盤底筋群や靭帯は回復して元通りになっていくので、
尿漏れの多くは一年以内にほとんど心配ないレベルになっていくのが普通です。
一年以上たっても尿漏れがある人は、出産時に骨盤底筋や靭帯の損傷が大きかった可能性があると言えます。
いつまで続くの?
産後一年以内の尿漏れトラブルは30%ほどあると言われています。
たいてい、出産から3か月以内ほどで骨盤底筋や靭帯の緩みは治まっていき、
ぐらついていた骨盤や臓器の違和感は回復していくといわれています。
それにつれて尿漏れのトラブルも軽減していき、一年以内には軽快するのが一般的です。
ただ、人によっては骨盤底筋の損傷が大きかったり、骨盤臓器脱などの症状があったりして尿漏れトラブルが解消しないこともあります。
自分でできるケアもありますが、あまり効果を感じられない場合は薬による治療もありますので病院を受診することも必要です。
セルフケアの方法教えます♪
産後の尿漏れトラブルの多くは緩んだ骨盤底筋が原因ですので、「骨盤底筋訓練」というのが有効とされています。
簡単にできるので毎日少しづつ取り組んでみましょう。
全身をリラックスさせて腹式呼吸をしながら行います。息を止めないように注意!!
肛門・膣・尿道を強く締めるように意識しながら骨盤底筋を引き上げて5~10秒キープ、緩める、
という動作を5回繰り返します。これを1セットとして、3セット繰り返します。
できれば朝・昼・夜の一日3回をめざしてがんばりましょう。
横になった姿勢でも、座った状態でも、立った姿勢でもできます。
台所や電車の中で立ったままできるので、気づいたときにするのもおすすめです。
骨盤を引き上げる感覚が分からないことが多いので、肛門を強く締めることを意識するとやりやすいです。
まとめ
尿漏れトラブルが長引くと、子どもとのお出かけや散歩、外遊びも意識が尿漏れに行ってしまって楽しめません。
1年以内に解消するとはいっても、なるべく骨盤底筋を鍛える運動をしておく方がいいでしょう。
産後は子育てが大変なので自分のことにかまっていられませんが、
起きた時や寝る前などのちょっとの時間にしておくだけでいいので、
今後のためにもすこしだけ頑張ってみるといいかもしれませんね。