(最終更新日:2016年10月9日)
ニキビによる肌トラブルはたくさんありますが、その中でもニキビの跡がクレーターのようになってしまうと大変!
凸凹した肌をどうしたら治せるのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
ニキビ跡クレーターはなぜ出来るの?自宅でのセルフケアはどうすれば?
治療法はないの?そんな疑問にお答えします。
Contents
ニキビ跡クレーターの原因と症状とは?
早く治したいクレーターのようなニキビ跡。
このニキビ跡には大きくわけると3つのタイプがあります。
それらの「原因」と「症状」を知って、まず自分のニキビ跡がどのタイプなのかを知りましょう。
- アイスピックタイプ
~症状~
穴(クレーター)の幅は2㎜以下で、針で皮膚表面(表皮)から皮膚の深部まで貫くように凹んでしまっています。
~原因~
ニキビがひどく炎症を起こし、真皮内の皮膚組織が破壊されてしまうことが大きな原因です。
このタイプは、炎症の範囲は狭いのですが、炎症による傷が深くまで達してしまっています。
通常ニキビにより炎症が起きると、皮膚の表面は真皮内にある皮膚組織が再生してくれるので、また新しい皮膚が作られ修復されます。
しかし真皮以下の皮膚組織は、基本的に再生されることはないので、そのまま凹んでクレーターのようになってしまうのです。
- ローリングタイプ
~症状~
穴(クレーター)の断面は半円の形をしています。穴の幅は4㎜以上とだいぶ広がっているため、肉眼でも分かります。
アイスピックタイプより穴が大きいため、ファンデーションやコンシーラーでは隠しきる事は難しい状態です。
~原因~
アイスピックタイプと同じく、強い炎症が起きたことで真皮内の皮膚組織が破壊されてくぼむのですが、
ローリングタイプの場合は炎症範囲が広いため、穴の幅も大きくなります。
- ボックスタイプ
~症状~
穴(クレーター)の断面を見ると、ローリングタイプと同じように半円になっていますが、底が平らのボックス型(箱型)です。
4㎜以上穴が開いているので肉眼でもわかる上に、底が平らなせいでより目立ちやすいのが特徴です。
男性に多いタイプです。
~原因~
基本的には前の2つと同じですが、深くまでは炎症がおきていないため、ほかの2つよりも穴の深さは浅くなっています。
治療方法とは?
クレーターになってしまったニキビ跡は、皮膚組織が自然には修復されない為、自分で完治させることは難しいと言ってよいでしょう。
完治させるには皮膚科やクリニックなどでの専門的な治療をオススメします。
どんな治療法があるのか調べてみたところ「レーザー治療」「ピーリング治療」「患部注射治療」「光治療」「皮膚移植手術」などがあり、費用も数万円~かかるようです。
レーザーやピーリングなどは比較的安価で治療できますが、
凸凹のある箇所に微小の傷をつけたり(レーザー)、薬剤で患部を溶かします(ピーリング)。
その箇所が治癒する際に皮膚が再生される働きを利用して、凸凹も治してしまうというものです。
どちらも一時的に肌を傷つけるので、肌の弱い方は十分に注意して、医師のすすめに従いましょう。
自宅でも改善できるセルフケアとは?
専門的な治療を受けずセルフケアで改善を目指す!という場合はお肌のターンオーバー(新陳代謝)を良くしてあげることが大切です。
自分にあった洗顔料で丁寧に洗顔をし、清潔な肌を保ちましょう。
紫外線は肌のバリア機能を弱めてしまいますので、保湿した上から日焼け止めを塗るなどして外的刺激から肌を守ります。
基本的なことと思われるかもしれませんが、朝早く起きて夜もしっかり睡眠を取る。
タンパク質やビタミンの多い食事を摂ることでターンオーバーが良くなるので、きっと肌は変わってきますよ!
ニキビ跡にならないためには?
ニキビ跡にならない為には、まずニキビをつくらせない事が最も大事です。
ツルツルお肌を目指すために、食事・運動・生活習慣それぞれの大切なポイントをお伝えします。
- 食事
肌は内臓の鏡と言われます。毎日の食生活を見直し、体の中からキレイになりましょう。
発酵食品や食物繊維をたっぷり摂り腸内バランスを整え、脂肪分の多い食事の摂りすぎに注意しましょう。
- 運動
適度な運動は体温が上がり新陳代謝も高まります。
エスカレーターを使わず階段を使う、帰宅する際は一駅前で降りて歩くなど、意識して体を動かしましょう。
成長ホルモンの分泌も促されます。
- 生活習慣
22時から2時はお肌のゴールデンタイムと言われています。
肌の新陳代謝を促し、肌再生効果のある成長ホルモンが最も出る時間がこの時間です。
この時間にきちんと睡眠している事が美肌になるにはとても重要です。タバコも肌に悪影響を及ぼします。
早寝早起きを心掛け、生活習慣を見直してみましょう。
ファンデーションで隠す方法とは?
とにかくニキビ跡を隠そうと思って厚塗りすると、なおさら跡が目立ってしまいます!
パウダーファンデーションよりも、カバー力のあるリキッドファンデーションやBBクリームがオススメです。
スポンジで余分なファンデーションを抑えつつ薄く伸ばしていきます。
仕上げにパウダーを使うとテカリが抑えられ、自然なかたちで隠すことができますよ。