(最終更新日:2016年10月9日)
我が子が協調性のない子供だと感じたことはありませんか?
わがままだったり、お友達と遊んだりしようとしないなど。子供の将来が気になる親御様もいるのではないでしょうか。
そんな協調性に欠ける子供の接し方などをご紹介していきます。
Contents
マイペース?わがまま?協調性ってなに?
そもそも協調性とはどういったものなのでしょうか。
簡単に言えば、お友達と同じこと・同じ遊びなどが出来ないことです。マイペースとかわがままだとよく言われると思います。
公園など遊びに行くと、周りのお友達と一緒に遊ぼうとしない。一人ぼっちで遊んでいる子を見かけたことはありませんか?
これもよくある例です。
またお友達と仲良く出来ず、すぐにケンカしてしまう子供も協調性がないと言われます。
このように、ほとんどのお子さんはみんなとある程度は仲良く一緒に遊べると思います。
少し内気な性格で「恥ずかしい…」と言う子もいると思いますが、
協調性のない子供は恥ずかしいとかそういう思いでみんなと付き合っていけないわけではないのです。
自分の意思で、みんなと一緒は嫌だ。と思っていることがあるのです。
このような思いをお持ちなようであれば、協調性がない子供と思っても過言ではないのかもしれません。
友達と仲良くできないうちの子!いつごろからできるようになる?
私の子供もまだ1歳ですが、内気な性格なのか他のお友達となかなか遊ぼうとしてくれません。
ずっと私にべったりとくっついているのです。
「他の子はみんなと遊んだり、おもちゃを見つけたらすぐに飛んで行ってしまうのに、
何でうちの子はこんなに遊ぼうとしないのだろう…。」と毎日思います。
子供の協調性が出来上がってくるのは、小学2・3年生になってからだそうです。
協調性の芽生える時は5~6歳であると言われています。
しかしこの時はまだ芽生え始めですから、自分が「面白そう!」「やってみたい!」と思うままに動きます。
「まだうちの子は協調性が出来てないのかしら…。」と考えすぎないようにしてくださいね!
また、人それぞれ個人差も当然あります。
心配するのも親の役目でありますが、し過ぎるのも注意したいものですね。
一人っ子に多い?
協調性に欠ける子供というのは『一人っ子に多い』とどこかで聞いたことがあります。
はたしてそれはどういう根拠の下でそう言われているのでしょうか。
一人っ子ですから親から十二分に愛情を注いでもらっていることと思います。
その子が子供の社会に出ていくと、マイペースだったり、「自分の物は自分の物!」と表現してくることが強いです。だからそう見えているのかもしれません。
一人っ子というのは、とても繊細で誰よりも気を使う子供です。
周りにはいつも大人しかいなかったためか、すぐに空気を読んで行動します。
他の自分以外の子供とお話しすることが少なかったため、自分の居場所を作るためにも必死に周りの状況を把握しようとしています。
ですから一人っ子すべてが協調性のない子という風に決めつけることは間違っているのかもしれません。
全くありえない!というわけではありませんが、一人っ子に多いという先入観はやめた方がいいでしょう。
はき違えている協調性とは?
「我が子は協調性があるわ!」と思っていてもそれは周りから見ればちょっと違っているのかもしれません。
「みんなとうまくやっていっている」だけでは協調性が身についているとは言い切れないのです。
協調性とは自分がやりたいことをやると言う事でもあります。
(引用元:http://hologon.exblog.jp/)
ですがここではき違えてほしくないことは、やりたい事とは自分で考えてやりたいことなのか。
また自分の考えた意見をはっきりと言えるのか。
そして人のまねではなく自分からやろうとしているのか。ということです。
やりたい事をやって他の子とぶつかってしまう子ももちろんいます。
ですがそこで、「一緒に遊ぼう!」などと仲良く出来るのかも見てあげてください。
例えば、お絵かきをしていて他の子が色鉛筆を取ってしまった時、そこで「一緒にお絵かきしよう!」と言えるのか。
初めは誰だって「なんで取るんだ!私が遊んでいたのに!」と怒ってしまうでしょう。
当たり前です。自分が一所懸命に絵を描いていたんですもの。
急に目の前から大事なものが無くなったら大人でも怒ってしまいます。
しかし、そこで泣き喚いていようが後々一緒に遊べるようになってきます。
これこそが協調性の第一歩なのです。
親の接し方は?
将来、必ず必要になってくるこの協調性ですがもし、我が子に欠けていると感じたとき親はどのように接したら良いのでしょうか?
このような子供はまずなぜ自分が怒られているのか分かっていません。
「理不尽だ!」と思ってしまうのです。
こういう場合は最初に子供の意見を受け入れてあげてください。
その上で、「なぜ相手の意見を聞くことが重要なのか。」「なぜ自己中心的ではなく、一歩譲る姿勢も大切なのか。」を話してあげてください。
また、一人でぽつーんといる子はまだ周りのお友達とどう接したらいいのか分かっていないのかもしれません。
ここでも親が「みんなと一緒に遊ぶことは楽しいことなんだよ!」「一緒に遊ぼう!ってみんなに話しかけてごらん!」などと温かく背中を押してあげてください。
誰でも最初は緊張して「嫌だ!」と言い思い通りにはいかないかもしれません。
だからこそ、子供にとって一番の味方である親が『辛抱強く』『優しく』見守ってあげてくださいね!