(最終更新日:2016年8月22日)
生姜には「風邪症状の緩和」「冷え性の改善」「胃腸の調子を整える」「脂肪を燃焼させる」 といった働きがあります。
「生姜を摂取すると体温があがり免疫力がUPする」ということも多くの人が耳にしたことではないでしょうか?
生姜には「ジンゲロール」という生の状態の生姜に含まれる成分と、
「ショウガオール」という熱や乾燥でジンゲロールが変化した成分があり、 それぞれ異なった働きをします。
生姜の成分を有効かつ効率的に摂取できる方法があれば知りたくないですか?
Contents
ショウガの理想的な摂取量があったのを知ってましたか?
どんなに体にいい食べ物でも適量というものはあります。
生姜の適量の目安は、スライスした状態で1日に約6枚、約10グラム程度となります。
すりおろしたり、みじん切りにした状態で小さじ1杯程度でしょう。
みなさんも経験したことがあると思いますが、生姜をすりおろしたものを放置していると色が変わってきますよね。
大葉やミョウガにもいえることなのですが、空気に触れることで香りとともに有効成分も減少してくるのです。
薬味として利用するのであれば、食べる直前に準備して早めに食べることをオススメします。
ショウガオールを手軽に摂取できるサプリがある?
ショウガオールは生の状態でも存在はしていますが、
熱や乾燥でジンゲロールはショウガオールに変化して結果ショウガオールが増えることになります。
身体全体を温める作用があるのは「ショウガオール」なので、冷え性などの体質改善にはこのショウガオールを摂取するほうが有効です。
ですが、生姜に熱を加えたり乾燥させたりとひと手間かける必要がある為、 手軽に摂取できるサプリを飲みたいと思う人は多いはずです。
ショウガオール成分が入っているサプリは存在します。
忙しい方やめんどくさがりの人はサプリで摂取するのもいいでしょう。
持ち歩くこともできるのでどこでも手軽に摂取することができるので便利ですよね。
ですが、食物アレルギーのある方などは注意が必要です。
どんなサプリでもそうですが、サプリは加工品ですので添加物も使用されています。
その中の成分で身体にあわないものがある可能性もあるということをしっかりと認識しておく必要があります。
ですので、安心して生姜成分を摂取したいと思うのであれば、やはり自然の生姜を使うほうが賢明でしょう。
どこでも手軽に手に入りますし、料理にちょっと加えるだけで風味も出ます。
野菜炒めに使ってもいいですし、生姜スープにしてもいいですね。
代表的な調理法はやはり「生姜焼き」でしょうか。 佃煮を作ってもいいですね。
ショウガオールが簡単に増やせる?!
ショウガオールの成分の最大限に増やすには、乾燥するのが一番だそうです。
天日干しは天候にも影響されるので日数もかかりますが、根気よく試してみてはいかがでしょうか?
日数をかけたくないという人は、ヒーターやストーブを利用してもいいかと思います。
余力のある人は、一度蒸してから天日干しをすることをオススメします。
ショウガオールが生の時の20倍になります。 蒸したまま摂取するのもいいですが、
乾燥させて粉末にすると紅茶などの飲み物に使いやすくなって便利です。
ショウガオールは100度を超えると意味がない?
ショウガオールを増やすのに最適な温度は80度だそうです。 蒸し器で蒸すのが一番のオススメです。
100度を超えるとショウガオールの出来が悪くなってしまうのです。
圧力なべや電子レンジは100度以上になってしまうので適さないですね。
目的によってショウガオール・ジンゲロールを使い分けよう!
生姜に含まれる「ショウガオール」と「ジンゲロール」は作用が違います。
★ジンゲロール 身体の末端を温める作用があります。
ですが、末端を温めようと深部の体温を下げてしまう為、殺菌作用効果 を活かした使い方をすることが多いです。
カツオやサンマに生姜を添えてあることが多いのは、「アニサキス」という 寄生虫を排除するためなのです。
また、胃腸の働きを活発にしてくれる作用のある為、食欲不振の時はジンゲロールを 摂取するのがいいですね。
★ショウガオール ジンゲロールと違い、全身を温める働きがあります。
冷え性の人や全身を温めたい人はショウガオールの摂取をオススメします。
粉末にしていれば生姜紅茶や生姜湯を作って手軽に摂取することも可能です。
まとめ
ショウガオールは天然のサプリメントといっても過言ではないでしょう。
有効成分を最大限に引き出して摂取してみてはいかがでしょうか。 今年の冬は風邪知らずで過ごせるといいですね。
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