みなさんはみかん好きですか?
冬になると、コタツに生息しているナマケモノがみかんを餌に増殖します。
私もそんなナマケモノの一人です(笑)
でも、やっぱりコタツにみかんは必須アイテムだと思います!
そんなナマケモノはふと気付きました。
「みかんの事あまり知らないな~」ということに。
よし、調べてみよう!
みなさんはみかんのあれこれ知っていますか?
Contents
みかん1個のカロリーは?
「コタツにみかん」と日本の冬の風物詩として登場するみかん。
この日本人にとってお馴染みのみかんは、一般的には温州みかんのことを言います。
ここでは、私たちに馴染みのある温州みかんについて取り上げていきたいと思います!
みかん1個のカロリーは、100gあたり約45kcalです。
みかんはその甘さからカロリーが高いと思われがちですが、そんなことはありません。
みかん9個=ショートケーキ1個
つまり、みかんはショートケーキの1/9個分!
みかんはその大半が水分で脂肪はほとんどありません。そのためカロリーが低いヘルシーな食べ物なんです♪
みかんの栄養は?
みかんは様々な栄養素が豊富に含まれているので、健康食として優れた力を発揮します!
- 「ビタミンC」で風邪知らず
みかんに豊富に含まれるビタミンC。みかんを2個食べれば、一日の摂取量を満たすことができるほど豊富なんです。
ビタミンCは免疫力を高め、風邪などの感染症予防やがん予防などにも効果があります。
他に抗酸化作用で老化防止や、メラニンの生成を抑えてシミ、そばかすを防ぎ透明感のある肌を持続させる美白効果も期待できます。
ちなみに、みかんは果肉より皮の方がビタミンCの含有量が豊富です。果肉の3倍はあると言われています。皮も摂るようにするとより効果がUPします!
色んな効果があるビタミンCですが、抗酸化作用などは2~3時間ほどしか効能が持たないので、みかん以外からも毎食積極的に摂り入れるように心掛けましょう。
また、ビタミンCは熱やアルカリに弱く、水に溶けてしまう性質を持つので、特徴を把握して効果的に取り入れる方法を工夫するといいでしょう。
- 「シネフィリン」で風邪にも負けず
聞きなれない名前のシネフィリン。みかん特有のもので他の柑橘類には極めて少ない成分です。
気管支を緩める作用があるので喉風邪に有効です。
また、声を出しやすくする効果もあるので、カラオケなどで声を出す前にみかんを食べるのもおススメです。
ビタミンCとバディを組んで風邪に対する免疫力を高めるので、冬の体調管理には欠かせない果物と言っても過言ではありません!
- 「クエン酸」はエネルギー源
酢やレモンなどに含まれる「酸っぱい味」酸味成分の一種で、みかんがほのかに酸っぱく感じる正体です。
クエン酸は、細胞内のクエン酸回路というエネルギー生成工場で中心となって働きます。
クエン酸回路で最初に作られる酸がクエン酸で、体の中で不足することはほとんどありませんが、食生活の乱れなどによってクエン酸回路の働きが弱くなってしまうことがあります。そうすると、エネルギーを上手に作り出すことができなくなってしまいます。
クエン酸を外から摂取することで、クエン酸回路が活発に動きエネルギーを効率よく作り出します。
このクエン酸回路の活躍によって、疲労回復やダイエット効果が期待できます。
また、カルシウムなどのミネラルをクエン酸と一緒に摂取することによって吸収を促す効果があります。
- 「栄養」が他にもあります
ビタミンA やビタミンB群は成長促進、カリウムは利尿作用やむくみの改善、便秘の改善や大腸の調子を整える食物繊維など、たくさんの体に優しい栄養素が含まれています。
みかんの効果は?
βクリプトキサンチンはカロテノイドの一種で、みかんの橙色の色素成分です。
なんだか舌を噛みそうな名前ですが、近年がん予防や骨粗しょう症予防などに有効であると発表され、医学会でも注目されているそうです。
温州みかんには非常に多くのβクリプトキサンチンが含まれています。
温州みかんを1個食べるだけで、βクリプトキサンチンの一日に必要な分を摂取できるのです。
βクリプトキサンチンは、発がん物質や活性化酸素などの有害物質から健康な細胞が傷つけられないように守る働きをします。
がん予防効果があり、βカロテンの5倍もの効果があると言われています。
また、骨粗しょう症の予防に有効で、骨密度や骨質、骨代謝などを改善する効果もあります。
他にも、糖尿病の予防、免疫力の向上、美肌効果など体を健康に保つ様々な効果が期待できます。
多くの栄養素のよりもβクリプトキサンチンの効果は、長期間持続します。そのため夏期にみかんを食べられなくても、冬期に蓄積されたものから効果を発揮してくれます。
みかんはダイエットに効く食べ方はある?
コタツに入ってみかんを食べているだけで幸せ♪
でも太るのは嫌だし、むしろ瘦せたいのが本音ですよね。
栄養満点なみかんですが、ダイエットに効果的な食べ方はあるのでしょうか?
“食前”みかんをしましょう!
置き換えダイエットではありません。食事の前にみかんを1個食べるだけです。
これがダイエットに効果的な食べ方なんです。
みかんは体内で水分を含むと膨らむので、食前に食べると満腹感に繋がって食べ過ぎを防いでくれます。
一番効果的なのは、みかんを内皮ごと食べることです!
内皮はみかんの果肉を覆っている薄皮のこと。この内皮にはダイエットの効果に繋がる成分であるペクチンが豊富に含まれています。
ペクチンには糖やコレステロールの吸収を抑える働きがあるので、その後の食事で摂った糖やコレステロールの吸収も抑えられるので脂肪になりにくくなります。
食べる前にみかんを食べて、食事量を減らす。食事から糖やコレステロールの吸収を抑えて余分なお肉にしないようにする。
コタツでみかんを1個食べてから、食卓に着くだけです!
みかんの白い筋は食べないといけない?
みかんを食べる時、いつもどうしていますか?
白い筋を除いて食べている人……すごくモッタイナイです!
みかんの白い筋、実はビタミンPや食物繊維が豊富に含まれています。
ビタミンPと言っても様々な種類があるのですが、みかんに含まれているのはヘスペリジンという成分でポリフェノールの一種です。
ヘスペリジンは血流改善や高血圧予防、花粉症予防、生活習慣病の予防など様々な効果があります。
また、ビタミンPは壊れやすいビタミンCを安定化させてくれます。
色々な効果で美肌には欠かせないビタミンCを、しっかりと守って吸収しやすくします。
他に食物繊維も豊富に含まれ、整腸作用によって便秘の改善にも役立ちます。
みかんの白い筋には、ビタミンPが果肉の100倍はあると言われています。
白い筋も果肉と一緒に食べて、より効果的に健康管理をしましょう!
みかんのあれこれ、いかがでしたか?
今年の冬もコタツでみかん。ナマケモノも増殖するはず(笑)
そんなナマケモノたち……実はすごく健康的なのかもしれません。
食べ過ぎにさえ注意していれば、みかんは冬の健康食品ですね♪♪