(最終更新日:2016年10月8日)
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そもそも乾燥肌の原因って何?
お肌には本来、水分を保持したり、アレルゲンや紫外線から自らを守る機能が備わっています。
なのに、なぜ「乾燥肌」になってしまうのでしょうか?
お肌の表面には皮脂膜があり、毛穴から分泌される皮脂、汗腺から分泌される汗が混ざった天然のクリームに覆われています。
その下の角質層にはNMF(天然保湿因子)と細胞間脂質(セラミドなど)というものが存在し、
それぞれ角質細胞同士の隙間を埋め、お肌の乾燥を防いでいます。
ここで乾燥と最も関係が深いのが細胞間脂質です。保湿要素の約80%を担っているのです。
どうしたら、その細胞間脂質を健康な状態で保つことができるのでしょうか?
洗顔後は化粧水をすぐつける?
まず、乾燥肌は「間違ったスキンケア」がその原因の大半です。
皮膚疾患などの原因はほとんどないそうです。
洗顔をすると、どんなに濃密な泡で丁寧にしたとしても肌の角質層の水分量は減っています。
洗顔直後は潤っているような気がしますが、それは濡れているだけです。すぐに化粧水をつけましょう。
化粧水をつけるときのポイントは、洗顔後しっかりと水分をふき取ってから、手でつけること。
コットン派の方もいると思いますが、柔らかくても刺激になります。手で優しくプレスするようにつけます。
睡眠不足は乾燥肌に繋がっている?
肌のターンオーバー(新陳代謝)は、すべての角質層が入れ替わるのに4週間、40代では6週間かかると言われています。
ターンオーバーは成長ホルモンによって促されるのですが、成長ホルモンは眠っている間に分泌されます。
つまり、眠っているときでないと活発に肌の細胞は生まれ変わらないのです。
細胞間脂質(セラミド)は肌の細胞分裂とともに生み出されるので、寝不足は乾燥肌の元と言うことができます。
細胞分裂が活発になるのは午後9時から11時ごろ。
細胞分裂を活発に行った後には休息も必要ですので、睡眠時間は午後10時から午前6時の間、最低6時間は必要です。
乾燥肌に効く食べ物があるって本当?
乾燥肌は化粧水の付け方や、睡眠不足も関係がありますが、「効く食べ物」もあるのです。
偏った食事を続けると、代謝が悪くなり、腸内環境が悪化します。
代謝が悪くなると皮脂分泌が悪くなり、乾燥します。腸内環境が悪化すると、体内を巡る血液が汚れてしまうので、その汚れを体外へ出そうと、肌荒れを起こします。
そこで、乾燥肌に効く食べ物は
卵…栄養豊富で、肌のバリア機能を守るたんぱく質や、皮膚の潤いを保つビタミンAが含まれます。
納豆…たんぱく質、血行をよくして代謝を促すビタミンEが含まれています。
アボカド…食べる美容液とも言われるほど栄養価が高いです。
ビタミンE、ベータカロテン、肌にハリを持たせるビタミンCなどが含まれています。
まとめ
乾燥肌といっても、様々なアプローチで総合的に改善する必要がありそうです。
化粧品のみに頼った方法で改善するのは難しいです。
栄養をとり、充分な睡眠時間を確保して、乾燥肌を撃退しましょう!