(最終更新日:2016年9月18日)
副交感神経と便秘の関係
自律神経という言葉をご存知でしょうか?
自律神経は交感神経と副交感神経という二つからなり、人の生活を司っています。
自律神経は体温保持や、呼吸、消化吸収などの機能をコントロールする神経で、相反する二つの働きを持っています。
この二つの神経が交互に働き、バランスを保っている状態が理想だとされています。
このうちの副交感神経が便秘と深い関係にあるのです。
二つの神経のうち、消化器官を司るのが副交感神経です。
副交感神経の活動が低下してしまうと腸の蠕動運動が弱くなり、便秘になりやすくなってしまうんですね。
ストレス社会は副交感神経を低下させる
私たちが今過ごしている現代社会はストレス社会と言われています。
働きすぎや、悩みすぎ、深夜の活動などはストレスとなり、交感神経が活発に活動をします。
交感神経が活発になると当然副交感神経は動きが鈍くなります。
この二つの神経、明け方から昼過ぎに最高潮、夕方に向けて活動が低下するのが交感神経、逆に昼から活動を始め夜半に最高潮をむかえ、明け方下がってくるのが副交感神経です。
(引用元:http://www.bing.com)
昼夜逆転の生活、まではいかなくても深夜遅くまで起きていると神経の交代がうまくいかず、副交感神経が低下してしまいます。
痙攣性便秘
ストレスが溜まると自律神経が乱れて便秘になりやすくなる、とさきほど書きましたが原因は腸の蠕動運動が乱れてしまうことによるのです。
自律神経が乱れて腸の収縮が過度に活発になり、まるで痙攣しているようになってしまう。
こうなると、便が排便の手前まで行ったのに戻ってきてしまい、便秘になってしまいます。
症状としては便秘と下痢を繰り返しです。
便秘の時はコロコロの便、排便後も残便感がある、腹痛が頻繁などの特徴があります。
痙攣性便秘の時は便秘薬などを飲むと悪化する場合があるので医療機関を受診しましょう。
治すには生活習慣の見直しが最も重要とされます。
(引用元:http://www.bing.com)
過敏性腸症候群
ストレスの多いとされる先進国で多いといわれる病気の一つです。
腸の運動、分泌機能の異常が原因とされますが、検査では疾患がみつからず、なのに下痢や便秘、腹痛、ガスが溜まることによる下腹部の張りなどの症状がでます。
その症状の種類から下痢型、便秘型、下痢・便秘交代型に分類されているようです。
(引用元:http://www.bing.com)
原因ははっきりとはしていないようですが、ストレスは病状を悪化させるようです。
命には直接かかわらないけど、完治は難しいとされる病気なので、
生活習慣を見直し、うまく病気と付き合う方法をみつけることが肝心です。
少しずつでもセルフケアを
便秘には自律神経が深く関わっていることは、理解していただけたと思います。
このストレス社会において、規則正しい生活を送ることは難しい事かもしれませんが、大きな病気にもつながる便秘を治すために、出来ることは一つでも多く実践してみませんか?
便秘に有効なツボや、ヨガ、ウォーキングについても紹介していますので、ぜひご覧ください。
また自律神経を整えるには、朝日の光を浴びることと、朝食がとても大切です。
夜勤で朝帰ってくるかたも、必ず朝日を浴びるようにしましょう。
朝食も自立神経を整えるための食事なら胃に物を入れることが重要なのでなんでもよいのです。
シリアルでも、バナナだけでも自律神経を整えて快適な生活を取り戻しましょう。