(最終更新日:2016年8月29日)
ピリッと辛く、鮮やかな赤い色で食卓に彩りを加えてくれるスパイス、チリペッパー。
ダイエット効果では言わずと知れた、カプサイシンを豊富に含むチリペッパーは、
美容・健康効果だけでなく、お料理にも独特の美味しさを引き出してくれるスパイスです。
今回はチリペッパーの効能や、毎日の食卓への取り入れ方などご紹介します。
特徴・効能は?
チリペッパーは、日本における「唐辛子」の英名です。
日本の鷹の爪と同じものです。赤唐辛子を乾燥させ、粉末状にして作られます。
辛み成分であるカプサイシン以外にも、ビタミンAビタミンCも含まれています。
ビタミンAはお肌のハリとツヤを良くする効果があり、
ビタミンEには肌荒れを予防する効果があります。
カプサイシンの刺激によってアドレナリンなどのホルモンが分泌され新陳代謝が高まります。
食欲が増進し血行も良くなる為、血行不良による顔色の悪さ、冷え、腰痛の改善も期待できます。
テレビや雑誌で「カプサイシンダイエット」という言葉を目にされたことはありませんか?
カプサイシンには脂肪の燃焼を促し、
体に脂肪を蓄積しにくくする為、ダイエットにも最適なスパイスです。
他のスパイスとの相性は?
チリペッパーは世界中の国々で他のスパイスと調合され、多種多様な料理に使用されています。
その一例をご紹介します。
タバスコ・・・・・赤唐辛子を食塩で漬け込み発酵。それをすりつぶしてから裏ごしして、酢と塩で味を調える。メキシコ料理には欠かせない調味料です。
カレーパウダー・・インドでは、ヒンズー教徒が多い為、肉を食さず野菜を中心とした料理が多く、その中でも代表的なスパイスが「カレーパウダー」です。家庭によって製法やスパイスのブレンド法が異なり、多いものでは40種類以上のスパイスをブレンドすることも。主に使用されるスパイスはチリペッパー、ジンジャー黒こしょう、シナモン、フェンネル、ナツメグ、コリアンダー、クミン、ターメリックなどです。
どんなカレーにあう?
チリペッパーはその爽やかな辛さが魅力のひとつですので、インドカレーにとても良く合います。
そのままふりかけても十分に美味しいですが、
今は日本でも手軽に色んなスパイスが入手できるので、本格インドカレーを、ご家庭でも簡単に作ることが出来ます。
1、番簡単で本格的な味にするには、
チリペッパー、カレーリーフ、ガラムマサラ、ターメリックの4種類を用意します。
ガラムマサラは数種類のスパイスがブレンドされているので、これだけで一気にインド風に!
スパイスは焦がさないようによく炒めて香りを出して下さいね。
あとはお好みで、クローブ、カルダモンなどを加えます。
ご家庭でも、異国の香りたっぷりのカレーを作って楽しんでみてください。
おすすめの具材は?NG具材は?
チリペッパーは色んな料理で活躍してくれますが、特におすすめの具材はお肉です。
バーベキューやから揚げなどにそのままかければ辛さが食欲をそそりますし、
挽肉と一緒に炒めても、ほのかな甘みと酸味が加わり一味違った美味しさが味わえます。
チリペッパーとチリパウダーの違いは?
チリペッパーは乾燥した赤唐辛子の粉末のみで作られていますが、
チリパウダーは、チリペッパーの粉末を主にオレガノ、ディル、ニンニク、クミンなどの香辛料を混ぜて作られています。
チリペッパーが一味唐辛子ならば、チリパウダーは七味唐辛子と言ったらわかりやすいですね。
チリペッパーと同じくメキシコでは欠かせないスパイスで、気軽にメキシカンテイストを楽しめます。
ケチャップにチリパウダーを混ぜれば簡単チリソースになります。
いかがでしたか?
スーパーなどで手軽に入手でき、お料理の味の最後のアレンジにも大活躍です。
爽やかな辛みと風味が楽しめ、ダイエット効果も期待できるチリペッパー。
ぜひ日々の食卓に取り入れてみて下さい。