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カレーの歴史を学ぼう!インドから世界に広がったわけとは?


インドからヨーロッパへ!大航海時代がカギ!

16世紀頃、ヨーロッパではスパイスは高価な物として取り扱われていました。

しかし、インドでは比較的安価で手に入ることが分かると、

ヨーロッパの国々は東南アジアに進出してきたのです。

 

 

インドに移り住んだヨーロッパ人も数多くいて、

彼らはスパイスの効いたカレーを気に入り、好んで食べていました。

そして、美味しいカレーを国に帰ってからも作るようになりました。

 

そのようなかたちで最初に伝わったのはイギリスであるとされています。  

 

カレーの原点!マサラとは?

“マサラ”という言葉は、何となく耳にしたことがある方も 多いのではないでしょうか。

インド料理を連想させるマサラは、ヒンディー語で、

粉状にした色々な香辛料を混ぜ合わせたものです。

 

マサラにも細かく分けると様々な種類が存在します。

インドにおいては、香辛料をオリジナルの配合で混ぜ合わせるので、

レストランや家庭によって様々な味に仕上がります。

 

つまり、世界にひとつだけのマサラが出来上がるということになります。

一方で、最初にカレーが伝わったとされるイギリスにおいては、

マサラは市販されているので、それが定番の味になっています。

 

 

ただし、この手軽さがインドでもウケたので、

インドにおいてもこういったマサラが市販されるようになりました。

日本のスーパーでもよく見かけますよね。

それほどまでに、日常に浸透している香辛料なんです。

 

手軽に食べられるマサラも美味しいのですが、


やはり本場インドにおいて作られている手作りのマサラは

繊細で奥深い味わいになっています。  

 

インド料理は辛い!という歴史は浅い?

インドというと、辛い料理を好んで食べているイメージが非常に強いのですが、

実はその歴史は浅いのです。

唐辛子自体、中南米の物なので、インドに伝わるのにも時間がかかっています。

 

唐辛子が発見されたのはコロンブスがアメリカ大陸を見つけた時なので

やはり歴史はそう古くはないということが伺えます。

 

唐辛子はイギリスからインドへもたらされ、

ここからスパイスとして浸透していったようです。

 

 

王様お気に入り!初めてのカレー!

インドは、17世紀頃はイギリスの植民地であったため、

カレー料理は必然的にイギリスにも伝わっていきました。

 

そして、カレーを口にした王様がすごく気に入ったということもあって、

王室メニューの仲間入りを果たしたのです。

 

そのことをきっかけに、イギリスでは上流階級の人々が、

カレーのスパイスが効いた料理を食べるようになりました。  

 

カレー粉ができた理由は?

イギリスにおいてもカレーが作られるようになった頃というのは、

18世紀後半だと言われています。

 

カレーのレシピが広まった頃に、マサラもインドからイギリスに持ち込まれました。

これが、カレー粉の原点になっています。

 

しかしながら、インド人が調合するようなスパイスは

イギリス人にとっては ハードルが高かったこともあり、

手軽に楽しめるカレー粉が主流になっていきました。