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水道代の節約!トイレ編 節水して余分なものは流していこう!


トイレの水道代が毎月いくらか、計算したことはありますか?
考えれば毎日使うものですから、相当な量になっているはずです。
まずはトイレの水についてきちんと知って、無駄なく節水していきましょう!

 

トイレの水道代はどのくらい?家族4人では?

 

水道代の節約を考える上で、意外な盲点が「トイレの水道代」。
なぜかというと、お風呂などと違い、
実際に使われている水の量がわかりにくいからです。

実際、トイレではどのくらいの水の量が使われ、
いくらの水道代がかかっているのでしょうか?

ここでは、例として東京23区に住む、4人家族の場合を考えていきます。

 

 

まずは、トイレ一回当たりに使われる水量を調べましょう。
一般的なトイレでは、
レバーの「大=6リットル」「小=5リットル以下」となっています。

次に、1日どれくらいトイレで水を流しているのか計算します。
成人の1日のトイレ回数は8回程度なので、
全て大のレバーで流した場合に使用する水量は、48リットルです。

そして、これに水道代をかけていきます。
東京23区の四人世帯の場合、計算すると
1リットルあたりは0.158円ほどになります。

大人1日あたりのトイレ使用水量が48リットルなので、1日7.584円

つまり家族4人では、一日に約30円ほど、
トイレの水道代に使っていることになります。
この金額を、塵も積もれば……と思うところから始めてみましょう。

 

間違った節水方法!

 

よく、トイレの節水方法として紹介されているのが

タンクにペットボトルやレンガを入れ、水量を増やす」ことです。

ただし、この方法は今ではあまりおすすめできません

確かにトイレタンクは常に一定量の水を溜めて置こうとするため、
ペットボトル等の体積を足すと溜まる水量を増やすことができます。

しかし、溜まる水量が少なくなるということは、
トイレを流す際に水の量が足りなくなる可能性が増えるということです。

トイレで一回あたりに流れる水量は、
きちんと下水管を流れきる量を計算して決められていますので、
それ以下では排水管トラブルの危険性がぐんと上がります

またトイレタンク自体も水以外のものを入れるようには作られておらず、
場合によっては中の部品が壊れてしまうこともあります。

節約術のためにトイレを詰まらせてしまい、
修理代がかかってしまうのは……何だか悲しいですよね。

 

小さなことからコツコツと。レバーの大小を使い分けよう!

 

トイレを流す水の量を減らすのは、
排水管のためにも避けた方がいいことがわかりました。

それでは、家庭でのトイレの節約・節水は不可能な事なのでしょうか?



そこでご提案したいのは「大小レバーの使い分けを知る」ということです。

 

あなたは普段、トイレを流す時に
レバーの「大・小」の表示を気にしていますか?

常に大の方のレバーで流している方も多いかと思います。

しかし、よほど旧式のトイレで無いかぎり、
男性・女性共に、小の時には小レバーで十分流れるように作られています。

まず、トイレットペーパーを使わない男性の小
またトイレ掃除で洗剤などを流すときには、
確実に小レバーを使うことをおすすめします

最初の方で述べたように、大レバーと小レバーの水量の差は

 

大=6リットル」「小=5リットル以」と約1リットル強の違いです。

それでも、トイレ自体に負担をかけない節約としては、
とても有効な方法だと思います。

 

お風呂の水とトイレ 意外に使える

 

使う水の量を減らしたい、でも流す水の量は減らせない……

ここで、もう一つ別の発想ができます。
そう、流すための水が減らせないのなら「いらない水」を流せばよいのです。

家の中でいらない水が大量に出る場所と言えば、お風呂場ですね。

つまり、お風呂の残り湯を溜めて置き、くみだして流すようにすれば、
立派な残り湯の再利用になるのです。

もちろんこの時は、水量をケチらずしっかり流すようにしましょう。

家庭用浴槽の一般的なサイズは200リットルですから、
家族4人分のトイレを流すための192リットルには十分足りますよね。

 

買い換えるなら!最新型トイレ事情

 

さらにトイレの節約を考えるなら、思い切って
最新式の節水トイレを導入するのはいかがでしょうか?

旧式のトイレでは1回あたり13リットルもの水が必要でしたが、
今では6リットルで洗浄できるトイレが主流になり、
約半分の量の節水ができます。

トイレなど水の節約を考えることは、家計を助けるだけではなく、
地球環境を思いやることにも繋がります。

蛇口をひねれば出てくる水も、無限ではありません。

しかも、家庭に届く前には浄水施設で沢山の時間とコストをかけて、
やっと私達が使える水道水になるのです。

 

平成26年度夏休み親子サポーター水道施設見学会(平成26年8月19日)

https://youtu.be/pPngax65hk0

(水道水ができるまでの動画です。社会科見学の子どもになった気持ちで見て下さい(笑)!)

 

特にお子様がいらっしゃるご家庭は、ぜひトイレから!
暮らしと水について、家族みんなで一緒に
考えてみていただけたらなあと思います。