南国の象徴である「ヤシ」
青い空、白い雲、キラキラ輝く海にピッタリ。
そう!これからの季節に最もピッタリな植物ですね。
そんなヤシの木の中でも『アレカヤシ』は観葉植物として人気があります。
部屋を南国風にアレンジしたり、涼しげな空間作りのアイテムとしてよく用いられる『アレカヤシ』
今回は、『アレカヤシ』はどのような育て方をすべきなのか、どこに注意すべきなのかを紹介します。
Contents
アレカヤシってどんな植物?育てやすさは?
(引用:www.biguppalm.com)
ご存知の通り、『アレカヤシ』はヤシ科の仲間で、コガネタケヤシやヤマドリヤシとも言われています。
マダガスカルを原産地とし、トロピカルな印象をもたらし、せん状に葉が広がる美しい植物です。
鉢植えで育てると40cm~2m程度で成長は止まりますが、自然界で育つ『アレカヤシ』は最大7mにも成長します。
アレカヤシの日当たり・最適な置き場所は?
春から秋にかけて生育期であるこの植物は、出来る限り明るい日陰を好みます。
南国に生殖するイメージから、直射日光にも強そうに思えますが、直射日光にあたりすぎると、葉が黄色く変色してしまったり枯れてしまうこともあります。
室内では、窓辺に置き薄手のカーテン越しに日光を浴びせてあげると良いでしょう。
外で育てる場合も、時間によっては日陰になるようなところで育てましょう。
また、日光不足でも葉が黄色く変色してしまうことがあります。
その時は、1日2~3時間程度日光のあたる場所へ移動させ日光浴をさせましょう。
アレカヤシの水やりの頻度・量は?肥料は必要?
たっぷり水を欲しがる植物です。
特に暑い夏の日は土表面がカラカラに乾いてしまわない様に、こまめに水を与えましょう。
水不足になると葉の先から枯れていってしまいます。
水やりの際は、霧吹きなどで葉にも水を与えるとなおよいでしょう。
また、冬場は成長が著しく遅くなるためあまり水を必要としません。
土の表面が乾いて2~3日したら水を与える程度でOKです。
少し乾燥しているくらいで問題はありません。
冬場に水を与えすぎると根腐れを起こしてしまうこともあります。
アレカヤシがかかりやすい・気を付けたい害虫や病気は?
病気にはかかりにくいのですが、観葉植物に多く付く「ハダニ」や「カイガラムシ」が付いてしまうことがあります。
「ハダニ」も「カイガラムシ」も葉から栄養を吸い取り、植物を枯らしてしまう恐れがあります。
「ハダニ」は湿度に弱いため、発見したら葉に霧吹きなどで湿らせてあげましょう。
そして殺虫剤で駆除しましょう。
「カイガラムシ」も同じように殺虫剤で駆除しましょう。
また、「カイガラムシ」は、通気性がよい環境には発生しにくい害虫なので、植物を窓際や出入口の通気性の良い場所で育てましょう。
アレカヤシの増やし方は?
基本的には株分けで増やします。株は手で分けるには困難なため、ハサミやナイフで丁寧に切り分けましょう。
株分けした物はそれぞれ鉢植えをし、水をたっぷり与えましょう。
また、まだしっかり根が張っていないため、風が強く当たる場所や直射日光が当たる場所は避けましょう。