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脇の汗はなぜ起こる?
人間はなぜ汗をかくのでしょう。それは人間の体温をちょうどよく保つために汗をかいて体温調節をうまくしているから汗をかくのです。
人間の体温は35度から37度の体温を維持していると言われています。この一定な体温を維持しないと人間は死んでしまいます。気温が低いと人間の身体は温めようと蓄えたエネルギーをつかって体温をあげようとします。また、気温が高いと体温を調節しようとして放射したり蒸発、要は汗をかくことによって体温を下げようとしているのです。
また、汗は暑いからかくだけではなく運動して体を動かすと上がった体温を下げようとして汗をかきますし、辛いものやお肉を食べることで頭頂部の体温を下げようと汗をかきます。更には緊張したり痛みを感じたりびっくりしたりすることであぶら汗や冷や汗をかきます。
では脇汗はなぜかくのか。その理由は5つの原因があります。
原因1 睡眠不足
睡眠不足は一見、脇汗と関係ないように思いますが、睡眠不足は身体のほとんどに悪影響を及ぼします。睡眠が足りていないと自律神経が鈍り副交感神経がバランスを崩す、ホルモンバランスが崩れることから汗のコントロールをする働きが鈍ってしまい、汗をかきやすくなってしまいます。
原因2 ストレス、緊張、焦りや不安
人間は繊細な生き物で自分でも気づかないうちにストレスをためてしまう生き物です。ストレスを感じたり緊張や焦り、不安を感じることで交感神経が急激に刺激されることで汗をかきます。これは体温を調節するためにかく汗とは違い、体の反応としておこる精神性発汗といいます。
原因3 食べ物
食べるものによって脇汗をかきます。肉や乳製品など脂肪分の多い食事をとると体温が上がりやすくなり汗をかきます。
特に動物性脂肪を多く含むお肉、卵やバター、乳脂肪の含まれる牛乳やチーズ、アイスクリームなどが汗をかきやすくなります。(これらの食べ物は汗をかきやすくするだけではなくアンモニア臭も強く発生させることがあります。)
刺激物、例えば辛いものや酸っぱいもの、極度に甘い物は交感神経を活発にさせ副交感神経がバランスを崩します。そうすることで汗がたくさん出るのです。
また、カフェインも汗の原因です。カフェインは中枢神経を興奮させて汗腺を刺激する働きがあります。そのため、汗をかきやすくなります。
原因4 ホルモンバランスの崩れ
加齢も脇汗となる原因の一つです。特に女性は更年期を迎えるとホルモンバランスがおおきく崩れ脇汗をかきやすくなってしまいます。更年期でなくても月経や妊娠中にホルモンバランスが崩れたりするので同じような症状になることが多く考えられます。
原因5 遺伝的要素
両親のどちらかがワキガ体質である場合、子供は半分の確率でワキガになると言われています。ですがただ汗が多いだけですと遺伝、というわけではなさそうです。
脇の汗の対策は?
次に脇汗をかく原因5つから、その原因にそった対策方法をご紹介していきたいと思います。
“睡眠不足”による対策方法
まず最初に、睡眠不足となる原因はなんでしょう。ただ夜更かしをして寝不足になっているのであればまずは睡眠に入るモードをつくり、一日七時間熟睡できる環境を整えましょう。夜の22時から2時まではホルモンが分質され疲れが取れやすいだけではなく様々なメリットがあります。
またなかなか眠れずに寝不足になっている場合はゆっくり入浴をしたり、眠る1時間前は画面を見ずに音楽を聞くなどしてリラックスする、日中に運動をして汗をかくなど、自分にあった方法を試してみるといいでしょう。
“ストレス、緊張、焦りや不安”による対策方法
これらから起こる汗は体の反応としておこる精神性発汗で、精神性発汗は臭いも発生させますし、ベタついた汗になることがあります。
ストレスが溜まっていたり、緊張しがちな方は自分なりのストレスを発散を見つけたり、リラックス方法を見つけてなるべくたまらないようにすることで精神性発汗をおさえることができます。
“食べ物”による対策方法
脇汗対策になる食べ物はポリフェノールの一種のイソフラボンです。代表的なものは豆腐や納豆ですが他にもきなこや豆乳、味噌や醤油にも含まれています。これらを摂取することで発汗抑制作用に効果がありますしニオイ対策にもなります。
また動物性脂肪を多く含む食べ物や刺激物、カフェインも身体に必要な要素でもあります。とりすぎに注意をすれば問題ありませんよ。
“ホルモンバランスの崩れ”による対策法
ホルモンバランスが崩れた場合は、“睡眠不足”や“食べ物”といった生活習慣を見直す必要があります。生活習慣をもう一度見直して、ホルモンバランスを再度整えていくことで脇汗対策に繋がります。また、更年期の場合は婦人科で相談することでそれぞれにあった対策方法を教えてもらえるので相談するのも一つの方法だと思います。
“遺伝的要素”による対策法
遺伝であったも人によっては薬や生活習慣で治ったり手術が必要だったりと内容は変わってくるはずです。一度医師に相談することとその人にあった直し方を教えてもらえるので安心できるかと思います。
脇の汗の予防法は?
最後に予防法についてご説明いたします。
☆こまめに拭き取る
汗自体は無臭ですが放置することによって雑菌が繁殖し臭いを発生させる原因になります。汗をかいたらなるべく早めに汗を拭き取り清潔に保つよう心がけましょう。また濡れたタオルや汗ふきシートで拭き取ると皮膚に残っている雑菌を拭き取ることが出来ます。この時強くこするのは逆効果ですので優しく拭き取りましょう。
☆汗脇パットや汗取りインナーを使用
こまめに拭き取りたいけど仕事中だったり人混みであったりするとなかな拭き取ることが出来ませんよね。そんなときは脇汗パットや汗取りインナーを利用してみましょう。脇汗の後もつけないで済みますし拭き取らなくても吸い取ってくれるので便利ですね。ただ、蒸れてかぶれたりいやな臭いを発生させることもあるので使用法に沿って利用しましょう。
☆制汗剤を使う
制汗剤を使うことで消臭効果がある他に肌を清潔に保つための成分が含まれているのです。
クリーム・スティック・スプレーなどタイプは様々ですがクリームタイプは長持ちしますし、スティックタイプは手を汚すこと無くつけられます。スプレータイプはサラッとしていてつけるときに気持ちいい、などタイプによってメリット・デメリットは様々です。自分にあったタイプを試すのがいいでしょう♪
今回は大きく3つご紹介させていただきました。
まとめ
いかがでしたか?
脇汗の原因はほとんどが生活習慣につながっていることがわかりました。この記事を読んで生活習慣が少し乱れているかも?と感じたら早めに対策を寝ることをおすすめします。
気になってしまう脇汗を解消して楽しい夏を過ごしましょう♪
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