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夏の定番野菜・ゴーヤは繁殖力が旺盛で、日当たりがよければ、たくさんの実や葉をつけます。
ゴーヤの緑のカーテンでベランダを覆って、日よけにしている家庭も増えてきているようです。
今回は、そんなゴーヤの育て方をご紹介しましょう。
そもそもゴーヤっていつ植えるの?育て方は?
(引用元 http://xn--m9jp3sygle0536a7pvb.com/)
ゴーヤは、1株からたくさんの実が収穫できます。
種から植えると株数が多くなるので、初めてゴーヤを栽培する時は、苗から育てるといいですよ。
苗は本葉が5~6枚程度で、葉や茎の緑色が濃く、節間の詰まった茎の太いものを選びましょう。
(引用元 http://www.mlab.ne.jp/)
(引用元 http://item.rakuten.co.jp/)
ゴーヤの苗は5月下旬くらいに植えると、7月~10月の暑い時期にたくさんの葉が茂って、たっぷり収穫できます。
ツルを支柱やネットに巻かせて、緑のカーテンを作るのもおススメです。
たくさんの葉が直射日光を遮り、室内の温度を下げてくれるため、省エネになりますよ。
手軽にカーテンが作れるキットも市販されているので、ぜひお試しください。
プランターで育てる場合、ゴーヤは一夏で高く伸びる上、根もしっかりと張るので、大きなものを選びましょう。
縦30㎝×横幅60㎝ほどの深型のプランターに、1~2苗を目安に植えてください。
ゴーヤを育てる時の土の作り方・施肥は?
(引用元 http://winterlight.jugem.jp/)
ゴーヤを育てる時は、土の作り方も重要になります。
ゴーヤはたくさんの根を生やし、そこからたくさんの養分をとります。
元気で大きな葉と実をつけるために、土を栄養たっぷりにしておきましょう。
市販の培養土もありますが、自分で作る時は 赤玉土小粒7:腐葉土3の割合で作ります。
苗を植える1ヵ月前に用土を配合し、熟成しておくとなおいいですね。
肥料は、ゆっくり効果が出る緩効性の化学肥料を、植える時に土に混ぜておきます。
花が咲き始めたら、2週間ごとに野菜用の液体肥料を与えると、どんどん実をつけてくれますよ。
肥料が足りないと下葉が黄色くなって花つきが悪くなり、枯れることもあるので、注意しましょう。
水やりはどれくらいの頻度ですればいいの?
(引用元 http://blog.livedoor.jp/)
ゴーヤは、たくさんの葉から水分が蒸発していくので、水やりはとても重要になります。
水分が不足すると雌花が咲かなくなり、収穫量が少なくなってしまいます。
水やりは毎日、しましょう。
暑い夏は土を特によく観察して、表面が乾いていたら、たっぷりと水を与えます
午前中の気温が上る前に水を与え、夕方に乾いていれば、もう一度水やりをしてください。
プランターの底から水が流れ出すくらい、たくさん与えても大丈夫ですよ。
真昼の熱い時間に水をやると、熱湯に変わってしまい、根を痛めるので逆効果です。
もし水切れになると花が弱り、花に水がかかると実をつけなくなってしまうので、水の管理には気をつけましょう。
ゴーヤがかかりやすい病気や気をつけるべき虫は?
(引用元 http://kateisaien01.com/)
ゴーヤのかかりやすい病気には、うどん粉病があります。
5~7月の涼しい時期に、日光の当たらない状態が続くと発病しやすくなりますよ。
葉の表面に粉っぽい白斑ができて、株全体が弱ってしまいます。
予防としては、窒素成分の多い肥料のやりすぎに注意しましょう。
細いツルや余分な葉を取って、風通しをよくするのも効果的です。
この他、古い土に残った病原菌が原因で起きる、ツル割れ病にも気をつけたいですね。
古い土は使わない、接ぎ木苗を使うなどの予防方法が有効です。
ゴーヤを育てる時に気をつけるべき虫では、アブラムシがいます。
アブラムシは葉に集団で寄生して吸汁し、株を弱らせてしまいます。
また、ウリハムシやヨトウムシも葉を食べつくす害虫なので、気をつけたいですね。
病害虫の予防として薬剤の散布が効果的ですが、薬剤を使うのに抵抗がある場合は、防虫カーテンがおススメです。苗を買う時に、成虫がついていないかチェックするのもポイントですよ。
いよいよ収穫☆ゴーヤの収穫時期の目安は?
(引用元 http://xn--m9jp3sygle0536a7pvb.com/)
さあ、いよいよゴーヤの収穫です。
ゴーヤの収穫時期は7月下旬~9月上旬ころです。
ゴーヤは、まだ熟しきっていない実を収穫します。
雌花の開花から2~3週間が収穫の目安ですが、タイミングを逃すと一日で熟し、黄色くなってしまいます。
黄色くなった実は、味が落ちてしまいます。
写真のように、鮮やかな緑色で、イボがごつごつして艶のある状態が最適ですよ。
収穫が遅れがちになると、株に負担がかかって、収穫時期が短くなり、収穫量も少なくなるので気をつけて。
晴れた日の午前中に収穫すると、日光が切り口からの細菌感染を予防してくれるのでおススメです。
また、午後よりも新鮮で甘みの強い実がとれますよ。
ゴーヤって連作可能?
(引用元 https://horti.jp)
ゴーヤを育てた後、同じ土で、キュウリなど同じウリ科の植物を続けて育てると、育ちが悪くなったり、枯れたりします。
これを連作障害といいます。
土の養分が偏ってしまったり、土中の病原菌が増えて病気にかかりやすくなるのが原因です。
ゴーヤは比較的この連作障害が起こりやすい野菜ですが、2年くらいの連作で発生することはあまりありません。
連作障害は、去年育てていたゴーヤの状態で、ある程度、予測することができます。
ゴーヤのツルが黄色く変色したり、白い粉がふきだしたら、連作障害の症状です。
同じ場所に植えるのはやめたほうがいいでしょう。
プランターでゴーヤを育てる場合は、新しい土を使うようにします。
もし同じ土を使うなら、用土を透明なビニール袋に入れて太陽熱消毒したり、熱湯をかける熱湯消毒をすれば、安心ですよ。
まとめ
(引用元 http://puti-chiebukuro.com/)
いかがでしたか。
ゴーヤはビタミンCやビタミンBなど、夏バテ防止が期待できる栄養がたっぷりなので、夏にぜひ食べたいですね。
緑のカーテンで直射日光を遮って、省エネになってくれるのもうれしい植物です。
ポイントを押さえれば、初心者でも作りやすいので、ぜひ自分で育ててみてください!
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