蚊取り線香は害がない?赤ちゃんや妊婦・ペットには?

<スポンサーリンク>

<スポンサーリンク>

暑くなると、どんどんが増え出します。刺されやすい人にとっては地獄のような日々の始まりですよね。家族や友達と同じ場所にいても、なぜか自分にだけに寄ってきて、何ヶ所も刺されてしまう人もいると思います。

価格が安く、場所を問わず家の中でも外でも手軽に使える蚊取り線香は、夏の必需品ですよね。

昔から愛用されているあの渦巻きの「蚊取り線香」、その香りがするととても懐かしい感じがします。しかしその独特な香りと煙、かなり強烈ですよね。蚊取り線香を毎日使用しても、私たちの体に害はないのでしょうか?

蚊取り線香の成分は?臭いがきつい訳は?

SONY DSC
(引用元 http://woman.excite.co.jp/)

蚊取り線香の主成分は、「ピレスロイド」という科学的に合成した殺虫剤です。このピレスロイドは、白花虫除菊(別名、除虫菊)という花に含まれている天然の殺虫成分「ピレトリン」に似せて作られた化合物です。家庭用として使われているほとんどの殺虫剤に、このピレスロイドが使われています。

蚊取り線香は、渦巻き型の線香にピレスロイドを染み込ませて作られています。これに火を付けると、燃焼部分の手前からこの殺虫成分が空気中に拡散し、蚊に効くという訳です。蚊取り線香のあの独特の香りはこの成分の臭いです。
この臭いは、蚊を殺すだけでなく、蚊を近づけないようにしてくれたり、隠れている蚊を追い出したりする効果もあります。

私たち人間でも強烈な臭いに感じるのに、もっと小さい蚊からするとその臭いはとてつもない悪臭や脅威に感じるでしょうね。

蚊取り線香は赤ちゃんや子供に影響はある?

Baby Boy Wearing Jinbei
(引用元 https://cuta.jp/)

殺虫効果があるのなら、人間にも悪い影響があってもおかしくないと思いませんか?
外で使うならまだ良いけど、家の中で使う時「この煙とこの臭い、本当に大丈夫かな」と心配になりませんか?
この臭いのもと「ピレスロイド」という成分は、人間の体内に入っても、速やかに分解され、無毒化され、短時間で体外に排出されるそうです。人体には、ほぼ無害な薬品であると安全性が保障されています。これは、赤ちゃんや子供であっても同じ事なので安心して下さい。

しかし、煙の近くに顔を寄せたり、思いっきり吸ったりした場合は、煙の影響で目が痛くなったり、のどが痛くなったり、咳き込んでしまったりするので、煙を吸い過ぎないように置く場所に注意しましょう。

蚊取り線香を吸うと頭痛になるってホント?

蚊取り線香4
(引用元 http://henzutu.jp/)

蚊取り線香を使うと頭がクラクラしたり、気持ち悪くなったりしませんか?害はないと安全性が認められているのに、どうしてそういう症状になる人がいるのでしょうか?

それは、他の人よりも「香り」に敏感だからです。
蚊取り線香の煙に限らず、お仏壇の線香でも気分が悪くなってしまう人がいると思います。そういう人にとっては、蚊取り線香の煙が苦痛に感じるのは当然ですよね。いくら、ピレスロイドの成分が人間に害がなくても、殺虫薬品剤を使用しているため「化学物質過敏症」などの人にも作用してしまうのでしょう。

<スポンサーリンク>

症状としては、くしゃみや鼻炎、頭痛、吐き気などのアレルギー症状に似ています。蚊取り線香はこういう事から、人間にとって100%無害とは言い切る事が出来ず、表記にも「ほぼ無害である」と言うような書かれ方がされているのでしょう。

蚊取り線香を使うときの注意点は?

蚊取り線香5
(引用元http://www.rakuten.co.jp/)

蚊取り線香の効果的な使い方は、虫の侵入を防ぐため、クーラーのかかった閉め切った部屋で使うのが効果的ですが、そうすると部屋の中の殺虫成分の濃度が濃くなり、気分が悪くなる人がいると思います。

そういう場合は、時々換気をするように心がけて下さい。また、煙ったいと感じた場合もすぐに換気しましょう。万一身体に異常が起きた場合は、直ちにピレスロイド系の殺虫剤を使用したことを告げ診療を受けましょう。

また、火のついた蚊取り線香を、燃えやすい物の上やそばに置かないよう注意して下さいね。

ペットには害があるの?

何気なく使っている蚊取り線香ですが、ペットに害はないのでしょうか?
犬や猫への影響は、人間同様ほとんどないと考えて大丈夫だそうです。それは、哺乳類・鳥類などの恒温動物(外界の温度変化に関わりなく、常にほぼ一定の体温を保っている動物の総称)であれば、体に入ってもすぐに体外に排出されるからです。

しかし、昆虫(カブトムシやスズムシなど)や魚類(熱帯魚や金魚など)、爬虫類や両生類には殺虫効果を発揮してしまい神経を麻痺させてしまうになってしまうので要注意です。部屋の外に出したり、水槽にカバーをしたりして対策しましょう。

ペットを飼われている方は、ご自身のペットは恒温動物かどうかを事前に確認してから使うようにしましょう。
ハムスターは恒温動物ですが、冬眠中は変温動物的になるので注意が必要です。いくら害がないからといっても、ペットがいるゲージの真横で蚊取り線香に火を付ける事はしないで下さい。煙を吸い込みすぎると悪影響が出る恐れがあります。

蚊取り線香 6
(引用元 http://www.huffingtonpost.jp/)

蚊取り線香を使う時に、一つ気を付けて欲しい事は、部屋に煙が充満すると気分が悪くなったりするので、閉め切った部屋や狭い部屋で使用する場合は時々換気をするようにして下さい。ペットを飼われている方は、蚊取り線香を使う前に必ず確認しましょう。

また、どうしてもこの匂いや煙で気分が悪くなってしまう人は、蚊取り線香の中にも微煙タイプの物アロマの香りなど色々な良い香りの物も発売されているので是非試してみて下さい。
他にも、天然除虫植物原料で作られた防虫線香という物があります。蚊取り線香と同じ渦巻き型ですが、これは合成の殺虫成分を使用していないため、刺激が少なく目やのどにも優しいようです。
「虫よけ、無添加」などと検索するとすぐに見つかるので興味のある方は探してみて下さいね。リキッドタイプの物やスプレータイプの物など臭いや煙が無いものも発売されているので場所や用途に応じて使い分けて下さい。

赤ちゃんや子供、妊婦、高齢者がいらっしゃるご家庭では、蚊取り線香を使う時に躊躇してしまうかもしれませんが、問題はないので安心して使いましょう。

<スポンサーリンク>

<スポンサーリンク>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です