猫背で悩んでいる方は結構多いように思いますが、ほったらかしている人もまた少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
見た目の悪さから、暗い印象を相手に与えてしまいそうですし、なんだか身体に悪そう…。
そんな猫背の原因から改善方法までお伝えしますので、最後まで目を通してみてくださいね。
Contents
猫背ってなに?
そもそも猫背って何なのか、正しく理解できている方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
少し詳しくご説明しますね。
猫背とは…座った状態の猫の背中のように人間の背中が内側に反るようになること。
つまり、身体が前かがみになり、その結果、顔が自然に前に突き出てしまいます。
そのために、見た目が老けて見えてしまうという状態なのです。
実は猫背には3種類あります。
【首猫背】
首が前に倒れ、背中が丸まってしまう状態。
【背中猫背】
背中が強く丸まってしまう状態。
【腰猫背】
腰の部分が丸くなり、上半身が前に傾いている状態。
一口に猫背といっても、いろんな種類があるのですね。
猫背になると病気になりやすいって本当?
猫背によっておこる体の不調で一般的に知られているのは、猫背だと首こりや肩こり、腰痛ですが、これはまだ序の口で、もっと怖い病気に罹患することがあるのです。
【胃腸の不調】
猫背によって内臓が圧迫され、胃の血行が悪くなり、食べ物の消化にまで悪影響を与える。
【便秘】
猫背によって内臓に負担がかかるだけでなく、自律神経が圧迫され、「トイレに行く」という神経回路にまで影響を与える。
【手足のしびれ】
猫背によって部分的に血流が滞り、しびれや痛みが出ることがある。
そしてもっと怖いのが…。
【脳梗塞、くも膜下出血の危険】
猫背が首の血管を慢性的に圧迫し、そこに首をぶつけたり急に曲げたりなどの何らかの衝撃が加わることによって血管が割けたり詰まったりする危険性がある。
そのことが脳梗塞やくも膜下出血につながる恐れがある。
そのほか、自律神経失調症、呼吸器疾患、眼精疲労、不眠症など、猫背はさまざまな病気を引き起こす原因となるのです。
生活習慣を改善すると猫背は治る?
普段何気なく取っている姿勢や癖を見直すと、猫背はよくなっていくことがわかっています。
例えばこちら↓
【デスクワークのときの姿勢を改善】
デスクワークをしているとき、自分では気づかないうちに背中が丸まっていませんか?
それに気づいたら、すぐに肩甲骨を寄せるように背筋を伸ばしてみましょう。
また、長時間椅子に座りっぱなしなのは、体がかたまり、下半身の血行も悪くなりますので、定期的に立ち上がってストレッチをするのもいいでしょう。
【椅子の座り方を改善】
椅子に浅く腰かけていると、前かがみになって背中が丸まりやすくなるので、椅子に座る際は、深く腰かけ、背筋を伸ばすように座るといいでしょう。
【テーブルに頬杖をつく癖を改善】
身体のゆがみにつながる頬杖をつく行為は、いますぐやめましょう。
頬杖をつかないよう、常に意識するようにしましょうね。
【歩くときの猫背を改善】
座っているときだけでなく、立っているとき、また歩いているときも猫背になっていることがありますので、背筋を伸ばして歩くよう、意識するといいでしょう。
【常に顎が出ている状態を改善】
猫背の人は顎が前に突き出ている姿勢をとっていることが多く、それは肩こりの原因にもなりますので、顎は引くように意識しましょう。
また、肩が前に出ていることもあるので、肩を後ろに引いて耳と肩が一直線になるような姿勢を意識しましょう。
【寝ている姿勢を改善】
猫背の人は、横向きで寝るとき背中を丸める癖があるようです。
そのような人は、背中が圧迫されて苦しく感じるため、仰向けに寝れない人が多いのです。
ですが、猫背の改善にはできるだけ仰向けになって寝るように心がけるようにしましょう。
【シャワーのみの入浴習慣を改善】
お風呂では湯船につかることで血行を良くし、肩や背中のコリや疲れをとることができるため、忙しさや面倒くささにかこつけて、シャワーだけで済ませないように心がけましょう。
【骨盤のゆがみによる生活習慣を改善】
骨盤がゆがんでいると猫背になりやすくなると言われています。
その骨盤のゆがみの原因となる生活習慣を改善するといいでしょう。
例えば…
脚を組む、バッグを片方の肩にばかりかける、ヒールの高い靴を履いている、身体を冷やしている、横座りの癖がある、足をひきずるように歩く、などです。
これらを改善するように普段から意識的に生活するといいでしょう。
猫背を改善するストレッチ方法は?
猫背を改善するのには、5つのポイントがあります。
・胸の筋肉をほぐす
・首の筋肉をほぐす
・肩甲骨周りの筋肉をほぐす
・お腹の筋肉をほぐす
・ももの裏やおしりの筋肉をほぐす
このポイントを踏まえたうえで、早速猫背改善のストレッチ方法をご紹介します。
【胸のストレッチ】
背中で両手を組む。
組んだ両手を遠くに伸ばして、胸を軽く張る。
肩の緊張感を抜き、肩甲骨を意識的に動かす。
ゆっくり自然な呼吸をしながら20~30秒かけてのストレッチを2セット行う。
【首のストレッチ】
首を右(左)に倒す。
右手(左手)を左頭(右頭)のこめかみのあたりにおいて、軽く頭を倒すのを補助するよう引っ張る。
首筋が気持ちよくなる程度の強さで20~30秒かけて、ストレッチを左右1セットずつ行う。
【肩甲骨のストレッチ】
両手を上にあげる。
手のひらを外側に向けて、肘を曲げながら手を下す。
このときに軽く胸を張りながら肘は軽く体の後ろに引いてストレッチする。
呼吸を整えながら、15~20回行う。
【お腹のストレッチ】
うつ伏せになる。
胸の横に手をついて、上半身を起こす。
このとき、おへその下のへんまで床から離してみる。
この状態を20~30秒キープ×2セット行う。
【ももの裏、おしりのストレッチ】
仰向けになる。
右足(左足)の裏、難しい方は膝を抱えて左右の足を20~30秒引っ張る。
また、かかとが内側にくるように膝を外側に曲げ、膝とかかとを持つ。
かかとを持つ手を胸の方に向かって引き上げるようにして、もも裏の付け根からおしりにかけてストレッチを行う。
左右20~30秒かけて行う。
5つのポイント別のストレッチをご紹介しました。
難しいものはありませんでしたね。
手軽にできるものばかりなので、試してみる価値ありですね!
正しい背筋の伸ばし方は?
一口に背筋を伸ばすといっても、効果がある伸ばし方と、逆効果になりかねない伸ばし方があります。
一体どういうことなのでしょうか。
背筋を伸ばしていると、それだけで消費カロリーが1.5倍増加すると言われています。
姿勢がいいとこういった効果が得られるのですね。
しかしながら、現代人のほとんどは、腹筋が弱くなっているため、背筋が丸くなってしまい、そこからお腹に脂肪がついてメタボになったり、腰痛の悪化の原因を作ったりしているのです。
だからといって、「背筋をまっすぐに」を意識しすぎると、胸が出すぎてしまうといった間違った伸ばし方をしてしまうのは逆効果なのです。
そうならないために、まずは腹筋を意識するといいでしょう。
おへその下に丹田と言われる箇所があるのですが、ここを意識しておしりに力を入れるだけで少し姿勢がよくなります。
あまり背中を反り返すことないよう、肩甲骨をグッと寄せて丹田とおしりに力を入れて立つことを、10分程度から始めてみましょう。
でも、無理は禁物ですよ。
まとめ
生活習慣の改善やストレッチを毎日の生活に少しずつとりいれることで、美しい姿勢を手に入れたいですね!
人の第一印象はやはり見た目だと思います。
背筋の曲がっている姿は、いい印象を相手に与えませんよね。
美姿勢で第一印象バッチリ★
病気も寄せ付けない!
そんな自分に生まれ変わってみませんか?
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