素麺のようにして食べられる不思議な野菜、「そうめんかぼちゃ」を知っていますか？
かぼちゃと聞くと、あのゴツゴツとした緑色の物を思い浮かべてしまいますよね。
かぼちゃの仲間ですが、見た目は瓜に似ていて、色も形も味も食感もかぼちゃとは全く違います。
金糸瓜（キンシウリ）とも呼ばれ、すべすべで黄褐色の俵形をした夏の野菜です。
中は繊維状になっていて、茹でると糸状に素麺のようになります。
水分が多く、シャリシャリとした食感が特徴です。
金色の細い糸のようにほぐれることから「金糸瓜」、とっても素敵な名前ですよね。
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そうめんかぼちゃの保存！そのままでも大丈夫？
（引用元http://k-daidokoro.com/）
そうめんかぼちゃは普通のかぼちゃ同様保存性が高く、長持ちします。
そのまま、風通りの良い冷暗所において置くだけで数か月も持ちます。
しかし、通常の家庭では、夏場の室温が高くなってしまうので、１～２か月くらいと思っていたほうが良いでしょう。
途中触ってみて、どこかがへこんで柔らかくなっていないかなど時々様子を見て下さいね。
冷暗所で保存出来るので、多めに買っておく事もできます。そうめんかぼちゃで冷蔵庫が占領されちゃうなんて事はないのでご安心を。
収穫したては果肉がほぐれにくく調理がしづらいので、追熟（適期より早めに採取し、一定期間貯蔵して完熟させる事）をする必要があります。
追熟する事で甘味や風味がグンと増し美味しくなります。メロンやキウイフルーツ、バナナなどがそうですよね。
皮の色は、薄い緑がかったものから黄色くなった物までありますが、黄色いほど熟した状態です。
しばらく保存したい人は薄い緑色の物を選ぶと長持ちします。そうめんかぼちゃは７～８月に多く出回るので、見かけたらとりあえず買っておき、使いたい時まで保存しておくのが良いでしょう。
そうめんかぼちゃを切ってしまったときの保存方法は？
（引用元https://cafy.jp/）
「今日は半分だけ使いたい」と残ってしまった時は、どうしたら良いでしょうか？
ぴったりとラップで包み冷蔵庫に入れて、なるべく早く使い切りましょう。
その場合は、種やワタは取り除いて下さいね。
一週間くらいで食べ切るようにしましょう。
生のまま冷凍する事はお勧め出来ません。場所も取りますし、もし冷凍するなら茹でて、かさを減らしてから冷凍庫にストックしましょう。
忙しい時にパパッとおかずが一品作れるので便利な事間違いなし。
また時間がある時は、常備菜として色々なおかずに変身させてから冷蔵庫に保存しておくのも良いでしょう。ご飯やお弁当、おつまみにと食費や時間の節約にも繋がります。
そうめんかぼちゃのゆで方は？
（引用元https://youtu.be/-8cFhABtw0M）
この丸い形をした物がどうしたら糸状になるか不思議じゃありませんか？
茹で方は難しくありません。実際に茹でてみると、糸状にどんどんほぐれていくので、びっくりします。
[茹で方]
- 両端を厚さ２センチくらい切り落とし、胴の部分を３～５センチくらいの輪切りにする。（大きい場合は縦に切ってから３～５センチ幅に切る）
- 中の種とワタの部分を取り除く。（スプーンやフォークを使うとほぐしやすいですよ）
- 鍋にお湯を沸かし、沸騰したらそうめんかぼちゃをそっと入れて茹でる。蓋をして途中上下をひっくり返しながら、約２０分茹でる。好みの固さでOK。
- 箸や竹串などで皮近くの果肉部分を刺してみて、スーっと通ったら、一気に水で冷やす。(余熱で火が通りすぎないように素早く)
- 皮から果肉を手でやさしくほぐし、水ですすいでザルにあげる。（ほぐれない時は、ぎゅっとにぎるとバラッと外れますよ）
- 水にさらし十分にほぐしたら、水を切って出来上がり。
他にも、蒸したりレンジで柔らかくしたりする方法があります。茹で時間で自分好みの固さにできるのもそうめんかぼちゃの調理の良い所です。
面白いようにホロホロとほぐれ、そうめん状になるので楽しみながら挑戦してみて下さいね。
そうめんかぼちゃが余った！ゆでた後の保存方法は？
「こんなにたくさん、一度に食べきれない」と、余ってしまった場合は、冷凍保存がオススメです。
冷凍する場合は、下処理の茹で時間を短めにしましょう。
茹でてほぐした状態で密閉袋などに入れ、しっかり空気を抜いて冷凍します。空気に触れると、劣化する原因になってしまいます。
また、１回分ずつ袋に入れ小分けをして冷凍しておけば、使う時にとっても便利ですよ。
食べる時は自然解凍や流水で解凍して下さいね。
冷凍する事によって、腐敗や劣化を抑えることが出来るのでそうめんかぼちゃ以外の食材にも冷凍保存をどんどん取り入れていきたいですね。
そうめんかぼちゃの味って？
（引用元http://blog.fc2.com/）
名前に「かぼちゃ」と入っていますが、日頃よく見るあの緑色のかぼちゃとはまるで違います。
見た目はもちろん味、食感すべてにおいて良い意味で驚かされる事に違いありません。
そうめんかぼちゃはクセがなく、ジャンルを問わず色々な料理に使えます。
食感はきゅうりと良く似ています。味が淡白なため、一般的には酢の物や和え物にしたり、素麺のように麺つゆをかけて食べられています。
あまり熱を通しすぎると、シャキシャキ感がなくなってしまうので加熱調理する時は注意が必要です。炒め物や味噌汁、パスタのように食べるのも良いですね。黄色いそうめんかぼちゃが、きっと食卓を華やかにしてくれますよ。
では、そうめんかぼちゃを買う時はどのような事に注意して選ぶのが良いのでしょうか。
次の点に気を付けて良い物を選んでくださいね。
・全体に色むらがなくて、表面が固く痛みが少ない。
・ツヤがあり、ずっしりと重みがある。
・軸の付け根が星状に締まっている。
切った時に、種が発芽しワタの部分がもやしのようになってしまっていても、傷んでいるのではないので大丈夫です。
そうめんかぼちゃは、低カロリーでヘルシーなので、ダイエット食材としても注目されています。
パスタや麺に置き換えて活用したら良いですね。
しかも栄養が豊富なのですよ。脂質が少なく、ビタミンA、葉酸、カリウムが豊富です。
とても使い勝手が良い食材なので、色々な食べ方で楽しんでみませんか？
食欲が無くなる夏の時期にピッタリな食材なので、これまでに食べた事のない人は、是非この機会にチャレンジしてみてくださいね。
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