お盆は海に行ってはいけないの?クラゲと霊?言い伝えは本当?

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もうすぐお盆休みがやってきますね。
お盆休みに帰省先や旅行先で海水浴に行きたいと思われる方もたくさんいると思います。

しかし,こんな事を聞いたことはありませんか?
「お盆時期に海に行くのはやめた方が良い…危険」と。

このような噂や迷信、言い伝えがたくさんあると思います。そこで、今回はお盆時期の海水浴についてまとめてみました。

 

お盆は海に入ってはいけない?理由は?

誰もが一度はお盆時期の海には入ってはいけないと言う事を耳にした事があると思います。

クラゲがたくさんいるから入らない方が良いとか、お盆の海にはたくさんの霊がいるから危ないなどとよく耳にします。

私も子供の頃におばあちゃんから「お盆の海は霊の通り道になるから、そんな時に海に入ったらあの世に一緒に連れて行かれてしまうよ」と言われ怖くなった記憶があります。
私自身、霊が見える訳ではないしこの話を100%信じている訳ではありませんが、何となくやめておこうかなと後ろ向きな気持ちになります。

「お盆に海に入ってはいけない」と断定はできませんが、クラゲの発生という事実と霊がいるという言い伝えから、お盆時期の海には入らない方が良いというのが通例のようです。

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お盆の海はクラゲが大量発生?クラゲはいつから出る?

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クラゲに刺されて痛い思いをした事はありませんか?
クラゲに刺されるのは嫌ですよね。いったいクラゲはいつから出てくるのでしょうか?

お盆を過ぎたらクラゲが増えるとも言いますが、水温が高くなるちょうどお盆の時期に、子供毒針を持つ大人のクラゲに成長するためにその被害が増え出します

日本の沿岸部で最も一般的なクラゲはミズクラゲです。
毒性は余り強くないのですが、肌の弱い人やお子さんは注意が必要です。

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他にも、刺されると強い痛みがあるアンドンクラゲ(電気クラゲ)やアカクラゲ、カツオノエボシがいます。
中には刺されると激痛を伴い、赤くミミズ腫れになり傷跡が消えないくらいの毒性を持つクラゲもいます。
また痛みによってパニックを起こし溺れたり、刺されたショックと痛みによる心臓麻痺などで死に至るケースもあります。

水温が高い10月くらいまではクラゲに注意しましょう。
最も活発に活動するのは水温2030度くらいで、水温が低くなるといなくなります。

クラゲは一年中海に生息しているため、お盆を境に突然出始めるという訳ではないですが、いくつかの条件が重なりお盆すぎくらいにたくさん増えちゃうみたいですね。
死に至る事もあると聞くと、あえてクラゲがたくさんいるこの時期に海水浴に行くでしょうか。普通は敬遠しちゃいますよね。

クラゲは水族館で見るのが一番、ゆらゆらと漂うクラゲをみて癒されたいですね。

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お盆に海に入ると幽霊に連れて行かれる?言い伝えは本当!?

お墓参り

お盆は、亡くなった方の霊を供養する行事です。
お盆の間ご先祖様の霊が家族の元に帰って来るとされ、盆の入りには迎え火をし,盆明けには送り火を焚きます。

お盆の海はこの世とあの世をつなぐ路だと言われています。
海などの水場を経由して亡くなった方が帰ってくると言われるため、この時期の海に入るとあの世へ引きずり込まれるとか、水難事故できちんと成仏出来なかった浮遊霊たちが楽しそうに遊ぶ人を羨ましく思い海の中に引っ張り込むとも言われています。

「地獄の釜の蓋もあく」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
お正月とお盆の16日は地獄の鬼も罪人の呵責を休むという所から、霊が好き勝手に水辺で悪さをすると言い伝えられてきました。

しかしこれは、この時期は地獄も休みだからこの世の者もみな仕事を休もうという意味を指すようで、決して霊がうようよと現れるという事ではないようです。

 

ほかにも噂があった!真相は?

みなさん、土用波(どようなみ)という言葉を聞いたことがありますか?

日本の海はお盆辺りから秋の海に変わっていくため、土用波に注意が必要となります。
土用波とは、晩夏にあたる「夏の土用」(720日前後~86日前後)の時期に発生する大波の事です。
うねりを伴った高波がよく見られ、波の向きが急に変わり通常の23倍の高さをもった波が突然やってきます
台風と関係があり、台風が多く発生すると土用波も多く発生すると言われています。

土用波は沖ではあまり目立ちませんが、海水浴場のように遠浅の海岸に入ると波が突然高くなります。
また、晴れていて風も無いのに波だけ高くなったりするような現象が起こります。

さらに、お盆の頃は月と地球と太陽が一直線上に近く並び大潮(干潮の差が最も大きい)になります。大潮は月に2回ありますが,一年の中で春分と秋分の頃が最大になります。
そのため潮の満ち引きがいつもより大きく、思わぬ事故に繋がる危険性が増えます。この時期の水難事故は土用波と大潮の関係が大きく関わっていると言われます。

天気が良くて穏やかな海に見えても急に高い波がくるなんて恐ろしいですね。海水浴シーズン、ニュース等で「土用波にご注意下さい」と聞いたら用心しましょう。

波
(天気 キッズgoohttp://kids.goo.ne.jp/weather/trivia/index.html?d=0816

 

結局どうなの?入っていいの?

海

クラゲ、霊、土用波、大潮などについて書いてきましたが、みなさんはどう感じたでしょうか?

お盆時期の海には絶対に入ってはいけないとか、必ずこういう理由で危険が起こるとは言い切れず、各自の判断に委ねられます。

しかし、これらの事は全てお盆の海に入ることに否定的な意見だとお気づきでしょうか。
土用波と大潮の影響によって亡くなる方が昔から後を絶たないのは事実であり、また土用波に乗って海岸にクラゲが流され大量発生に至るとも考えられ、それらからの危険を防ぐためにこのような霊の言い伝えが色々な形で長く伝わってきたのではないかと思います。
すべてが一本の線で繋がっているように感じられませんか?

迷信や言い伝えは何の根拠も無いと主張する人もいるでしょうが、先人から伝わる知恵や情報だと考えると聞く価値はあると思います。
水の事故にあってしまい後悔しないよう頭の片隅にでも入れて置きましょう。

季節の変わり目のこの時期、温かかった水が急に冷たくなり足が攣りやすくなったり、心臓に負担がかかったりして溺れやすくなったりもします。少しでも不安や心配のある人はお盆の期間は海に近づかないようにしたほうが無難ですね。
何か起こってからは遅いですので、くれぐれもお盆時期の海には注意してくださいね。

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