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冷房病・クーラー病ってどんな病気?
冷房病・クーラー病とは、夏の暑い時期に室内と室外の温度差が5℃以上あるところを行き来することで自律神経のバランスが乱れ、それによって不調が起こることをいいます。
人間の身体は季節や気温によって、自律神経が自動的に血管の太さを調整し、バランスをとっています。
夏には熱を逃がしやすい身体になるように、冬には熱を逃がしにくい身体になるように、血管を拡張したり、収縮させたりして体温を調節しているのです。
しかし、夏場に冷房の冷気にさらされると、自律神経は冬が来たと勘違いし、身体を冬仕様にしてしまいます。
その後、冬仕様になった身体で外に出て暑さにさらされると、今度は急いで冬仕様の身体を夏仕様に変えるのです。
これが繰り返されると自律神経は混乱して不調を来し、冷房病の症状があらわれます。
冷房病になるとどんな症状がでるの?
・足腰の冷え・だるさ・肩こり・腰痛・頭痛・食欲不振・下痢
・女性であれば、ホルモンが乱れることから生理不順
このように冷えと似た症状の他、酷いと吐き気や発熱につながります。
(引用元:josei-bigaku.jp)
特に、冷房病は女性のほうがなりやすいと言われています。
なぜでしょうか?
一般的に、女性は、男性よりも筋肉の量が1割程度少なく脂肪は多いと言われています。
筋肉が熱を発生させるのに対して、脂肪は身体の内側からも外側からも暖まりにくく、いったん身体が冷えると、その冷えを身体の中にためこんでしまいます。
そのため、女性の身体の方が冷えやすいと言われています。
冷房病のオフィスで出来る対策は?
まずは、冷房の設定温度は25~28℃を目安にし、寒さを感じない温度に調整する。
冷房のきいた部屋と外気との温度差は3~4℃が理想です。
しかし、オフィスの冷房の温度を調整することってなかなかできないですよね?
では、どのような工夫が出来るでしょうか?
<オフィスで出来る対策>
①冷房の風が、直接当たらない場所を選んで座るようにしましょう。
②カーディガンや腹巻、厚手の靴下、ブランケットなど、服装で自衛しましょう。
③冷房のきいた場所では、温かい食べ物・飲み物を摂るようにしましょう。
④適度に身体を動かし、血流の改善をしてみましょう。
※座ったままでも、足首を上下に動かしたり、回したりするだけでも効果的です。
(引用元:iemo.jp)
冷房病のお家で出来る対策は?
自宅でも、お部屋で冷房をつけるときは、外気温と4〜5℃以上の差が出ないように設定しましょう。
冷房だけでなく、扇風機をうまく活用し、冷たい風が部屋全体をまわるように、工夫しましょう。
また、冷房の風が直接当たらないように、机や椅子、ソファなどの配置を工夫しましょう。
他にも、温かい飲み物を摂るようにして、身体を冷やさないように気をつけましょう。
ブランケットやカーディガンなどの服装も工夫しよう。
また、寝るときは冷房を切るか、28℃くらいでタイマーを活用し、お腹にブランケットをかけて冷えないようにしましょう。
(引用元:enechange.jp)
冷房病になったらどのように治すの?
冷房病は、薬や手術で治るようなものでもないので、対症療法によって少しずつ改善することになります。
最も一般的なのは、お風呂で湯船にきっちりとつかり、身体をしっかりと温めることです。
また、1日10分程度の運動をすることです。運動をすることで血行が良くなり、体を内側から温めることができます。
さらに、自律神経の働きを活発にさせ身体の熱をコントロールする機能を高めることができます。
特におすすめなのは、ストレッチと有酸素運動です。
お風呂あがりにストレッチをしたり、会社からの帰り道、最寄駅より一駅前で降りて、歩いて帰るといったように普段の生活に取り入れることで、毎日継続的に取り組めます。
<子どもに使える対処法>
子どもにも使える対処法として、ドライヤーを使って自律神経のバランスを整える方法があります。
ヘアードライヤーを片手に持ち、上半身裸の状態にしてうなじから背中の中央まで背骨を中心にドライヤーの温風をよく当てます。
ドライヤーを上下に動かしながら、もう一方の手で背骨を中心として周囲の皮膚をよくこすってあげます。
うなじから背中の中央まで真っ赤になるまで行ってください。
(引用元:spotlight-media.jp)
まとめ
まもなく夏到来!楽しい夏を満喫するために、体調管理をしっかり意識していこう。
冷房病・クーラー病は、室内と室外とでの気温の差が大きいところを行き来することで、自律神経のバランスの乱れ、不調をきたすことが原因です。
まずは、身体を冷やさないように、服装や座る位置、温かい飲み物を摂る、お風呂で湯船につかるなどして工夫しましょう。
また、適度な運動をすることも大事ですので、ストレッチや帰宅前に一駅分歩いたりと、続けられる運動を見つけてみましょう。
これから暑くなる季節に、冷房を控えすぎると熱中症になってしまう可能性がありますので、うまく冷房を活用していきましょう。
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