風が吹いただけで痛い、という痛みの加減から名前が付いた「痛風」。
キリで刺されたくらいに痛いというその痛みに対処するには、何をしたらよいでしょうか?
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痛風には前兆がある?
痛風による激痛の前には、前兆となる疼きや違和感があります。
この前兆を感じた時にコルヒチンを1錠服用することで、痛風発作を抑えることができます。
(引用元:http://www.dnsip.ne.jp/)
一度痛風の痛みを経験したことのある人は、そのあまりの激痛を”二度と経験したくない”と思うので、その前兆を見逃すことなく「コルヒチン」を服用し痛風発作を回避することができます。
ただ、痛風発作の未経験者は、その違和感を感じても痛風には結びつかず見過ごしてしまうことが多いようです。
では、なぜ、痛風になってしまうのでしょうか。
それは、血液中の尿酸という成分が影響しています。
この尿酸は体内で生成される量と腎臓から排出される量がほぼ同じということで、血中で一定に保たれていますが、過剰に生成されたり排出がうまくいかなくなると、血中に溶けきれず尿酸塩として結晶化していきます。
この結晶化した尿酸塩が、何かの加減で剥がれ落ちおると、血中の白血球が異物として攻撃をします。
(引用元:http://www.wakunaga.co.jp/)
この攻撃で血管壁が傷つき、炎症を起こして痛風発作になります。
痛風の痛みってどれくらい?どんな痛み?
風が吹いただけで痛い、といわれる痛風。
一体どれくらい痛いのでしょうか?
痛風発作は必ず夜半から明け方にかけて起こります。
それはいきなり襲ってくる激痛で、「骨をキリで刺すような痛み」や「足の指をペンチで力強く挟まれるような」痛みと形容されています。
この痛みと共に、患部の腫れや炎症も同時に起こります。
痛みの期間は2~3日と続き、この間は、日常生活はおろか、靴を履くことさえままならなくなります。
大体一週間から10日ほどで痛みは引き、症状がない間は痛風のことを全く忘れてしまうくらい違和感なく生活も出来るようになります。
(引用元:http://www.uralyt.jp/)
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痛風発作が起こった時の対処法は?
痛風発作はあまりの激痛のため、何をどうしていいかわからなくなってしまいます。
ですが、痛みを和らげる対処法がありますので、慌てずに実践してみてください。
痛風発作の激痛は炎症を伴うものなので、患部を冷やすのが効果的です。
湿布などで冷やすのもよいですが、一番効果的に冷やすことが出来るのは氷嚢です。
横になって安静になり、患部に氷嚢などを当てて、しっかりと冷やしましょう。
この時に、患部を心臓よりも高い位置にあげると静脈のうっ血を防げ、痛みの緩和につながります。
また、あまりの痛みにマッサージをしたくなるかもしれませんが、これは患部を温めことにるなり、症状を悪化させるのでやめましょう。
同じ理由で、お風呂に入るのも避けましょう。
(引用元:http://medick.biz/)
発作が治まって動けるようになったら、すぐに受診しましょう。
痛風は足の指先だけじゃない!他にはどこ?
痛風の初期症状は足の親指の先から始まる、というのが定説ですがそれは体温の低い箇所は尿酸が血中に溶解しきれずに、尿酸塩として結晶化しやすいということと、尿酸塩の結晶が重いため足に沈着しやすいことが原因になります。
なので、足先の親指は体温が低くなりやすい箇所といえますが、他の箇所でも痛風発作が起こる可能性はあります。
他に発生する箇所としては、かかと、足のくるぶし、足の関節、膝、アキレス腱などがあります。
(引用元:http://www.see-gene.com/)
ひざ下の発生率はおよそ9割と言われているので、発作のほとんどは足でおこっていますが、ひじ、手首、指の関節で発症することもあります。
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痛みが治まったら治療は終了?
痛風発作の激痛があまりにもひどいため、発作の激痛が去ってしまうと痛風は治った、と安心してしまう人もいるようです。
しかし、治療を途中でやめてしまうと、発作を何度も繰り返すことになります。
しかも、痛風発作の起こる間隔はだんだんと短くなり、痛みはさらに激しくなっていくので、一度の発作の痛みが和らいでも、治療をやめるべきではありません。
また、痛風の治療は発作の原因の炎症の緩和になりますが、痛風の原因である高尿酸血症を放置すると、重症な合併症を起こす可能性があります。
それは尿路結石や、腎不全、また痛風の患者は肥満傾向にあるため、高脂血症や高血圧から動脈硬化なども心配です。
(引用元:http://metaboz.up.n.seesaa.net/)
痛風の治療は、高い尿酸値を正常化し、腎臓機能や成人病などと合併することを防ぐことを目指して治療します。
なので、発作の一時的激痛が治まったことで治療は終わらず、生涯に渡って予防、治療を行うことが肝心です。
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