みなさんも、「八十八夜」という言葉は聞いたことがありますよね?
あの茶摘の歌の、
「夏もち〜かづく、八十八夜
野にもや〜まにも、わ〜か葉が茂る」
というフレーズを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そこで、このあまり知られていない「八十八夜」について、ご紹介します。
八十八夜って、何?
(引用元 http://www.city.iruma.saitama.jp)
八十八夜は、雑節のひとつであり、立春の87日後の日にあたります。
現行の暦では5月2日頃にあたります。
雑節とは、五節句や二十四節気以外の季節の変わり目の目安となる日の総称です。
八十八夜は、春から夏に移る節目にあたります。
「八」「十」「八」を重ねると「米」になることから、
五穀豊饒を願う特別な日とされてきています。
ちなみに、「米」を分解して「八」「十」「八」にするとイメージしやすいですね(^ ^)
「八」は末広がりの姿をしていることから、
幸運を呼ぶと言われているため、
「八」が二つ重なった八十八夜はそれだけ縁起がいい日と考えられていたんです!
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八十八夜の由来は?
(引用元 http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com)
昔は農業に携わる人は、中国の戦国時代(紀元前403年〜紀元前211年)に作られた、
二十四節気を基準として農業を行っていました。
二十四節気とは、太陽暦を使用していた時代に、
1年を二十四等分し、その区切りと区切られた期間につけられた名前です。
しかし、二十四節気だけで季節を読み取ることができなかったため、
日本独自の暦である雑節を考案しました。
ちなみに、雑節には八十八夜以外に、
節分、彼岸、社日、入梅、半夏生、土用、二百十日、二百二十日があります。
八十八夜は何をする?
(引用元 http://syassinsi.exblog.jp/)
昔の人々は、八十八夜の時期を夏の準備を始める目安としていました。
八十八夜を迎える頃になると、天候も安定し、
この時期を過ぎれば霜がおりるほどの冷え込みはないとされ、
これが済んだ頃を見計らって農作業を開始していたのです。
ちなみに、その年の最後におりる霜のことを別れ霜と言います。
余談ですが、5月13日はメイストームデーという、
日本発祥の特別な日があります。
バレンタインデーの88日後に定められた記念日で、
八十八夜の別れ霜にちなんで、
カップルが別れ話をするために最適な日なのだとか・・・。
八十八夜はお茶との関係があった!
(引用元 http://www.san-grams.jp)
八十八夜に摘まれた新茶は、昔から栄養価が高いとされ、
古くから不老長寿の縁起物として珍重されていました。
八十八夜は茶摘の全盛期であり、
八十八夜の縁起を担ぐ意味と気候条件より、
この時期のお茶はとても美味しく頂けます!
その年の最初に新芽を摘んで淹れたお茶を一番茶と言います。
新芽には、前年の秋から冬を越えて蓄えられた成分が含まれ、
独特の若々しい香りを堪能することができます。
ただし、実際にはお茶の産地によって茶摘の時期は異なりますのでご注意ください。
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