(最終更新日:2017年2月3日)
冬に旬を迎える大根。
食べて美味しいだけではなく、風邪薬としての効果もあるって、
知ってますか?
薬がなかった時代から作られ、飲まれてきた大根あめ。
試してみませんか?
大根の効能は?
大根の旬は秋から冬にかけてですが、今や一年中大根が店頭に並んでいます。
(引用元:https://www.bing.com/)
いつでも気軽に手に入る大根ですが、実はすごく、すぐれものなんです。
風邪の予防やストレスの緩和、発がん性物質の生成を妨げるビタミンC。
毛細血管の強化や高血圧の予防をするビタミンP。
新しい細胞の増殖促進や視力低下の防止、ニキビや吹き出物を防ぐカロチン。
虚弱体質改善、疲労回復に効果があるビタミンB。
生体機能の調節や、体組織の構成にかかせないミネラル。
でんぷん分解酵素のジアスターゼやたんぱく分解酵素のアミラーゼ。
さらには、大根おろしに塩を混ぜ、肩こりや打ち身の患部に貼ると腫れが引きます。
また、おろし汁には痰切りの効果があり、
脂質を消化する成分もあるため、消化を助け、胸やけや胃もたれにも有効です。
はちみつの効能は?
甘くておいしいはちみつは、平安時代には朝廷に献上されるほど貴重なものでした。
成分は、水20%、ブドウ糖、果糖75%、
無機質(カルシウム、マグネシウム、銅、鉄、亜鉛など)、
アミノ酸、りんご酸、ビタミン、などで、
非常に栄養価が高く、消化、吸収がよいです。
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効能も様々です。
赤痢菌を10時間で死滅させるほどの殺菌力を持つので下痢に効きます。
マグネシウムを多く含むので、癇癪の子供に食べさせると落ち着きます。
ビタミンB6やナイアミンの作用で、唇や顔に塗るとうるおい効果があります。
糖質が75%あり、エネルギー源になります。
また、吸収が速やかなので疲労回復に効果があります。
超簡単大根アメの作り方
この高い効能をもつ、二つの食材から大根あめを作ります。
作り方は本当に簡単です。
1.大根を1センチ角に切ります。
2.瓶に1.の大根を入れます。
3.大根がひたひたになるくらいのはちみつを入れます。
作り方は以上です。
2~3時間で大根から水分が出てきますので、
はちみつがサラサラになったら出来上がりです。
大根は1センチ角と書きましたが、大根の切り方はなんでも大丈夫です。
断面が多い方が、大根からの水分が出やすいのと、
後々大根をいただくのに1センチ角なら食べやすい、
という点から1センチ角と書きました。
また、保存容器も水分が保存出来るものなら、瓶にこだわらずとも大丈夫です。
後ほど保存方法のところでも書きますが、瓶を使うと煮沸出来る利点があります。
大根アメの食べ方・保存方法は?
大根アメは、漬けた大根ではなく、うわずみ(大根から出た水分とはちみつの混ざったもの)を頂きます。
咳などが出て、夜寝づらいとき、体がなんとなくだるくて、風邪の引きはじめかな、
と思った時など、スプーンにすくってそのままなめてもいいですし、
お湯で割って飲んでもよいです。
注意点は、喉の炎症を抑えたいので、ごくごくと飲まずに、
ゆっくりとなめるように飲むこと。
あとは、お湯で割った場合、大根の成分は熱に弱いものが多いので、
効果が薄まってしまう、ということです。
保存は、大根がしわしわになったら取り出し、冷蔵庫で保存しましょう。
取り出した大根は、もちろん食べられますよ!
保存容器をしっかり煮沸し、殺菌してあれば1ヵ月くらいは持ちます。
心配な時は、少量で作り、1週間くらいで飲み切るようにしましょう。
赤ちゃんや妊婦さんが食べても大丈夫?
この大根アメ、薬が飲めない妊婦さんには本当にお勧めです。
体調が悪いな、咳が出るな、と思ったら作ってみましょう。
すぐに出来るので、なんか体がだるいかも、
と思ってからでも、十分に間に合います。
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ただ、赤ちゃんには要注意です。
はちみつは天然ボツリヌス菌が混じっている可能性があります。
はちみつ自体を1歳未満の赤子には与えてはいけないことになっていますので、
大根アメも食べさせないでください。
少し効果は薄れますが、はちみつの代わりに水あめで作ることもできます。
大根の効果は十分に取れますので、
小さいお子様には、ぜひそちらで作ってあげてください。
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