(最終更新日:2016年8月30日)
親は子育てにおいて、喜びや楽しいことがたくさんあると思います。
しかしその日々の中でも、何かの葛藤や不安・悩み事があるのも事実です。
我が子が毎日成長していくにつれ、体が大きくなっていくことはもちろんですが、心の面でもたくさんの感情が芽生えてきます。
そこで『9歳の壁』という言葉を皆さんご存知でしょうか?
知っている方も知らない方もここで『9歳の壁』とはどういうものなのか知ってもらえたら良いなと思います。
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『9歳の壁』とは?
(引用元:https://www.pakutaso.com)
そもそも『9歳の壁』とはどういうものなのでしょうか。
大人にとってみれば9歳はまだまだ子供で、世間のこともまだ少ししかわかっていないのかなと思います。
しかし、子供からしてみれば9歳というのは心の面で大きく成長していく大切な時期なのです。
今までは、「自己中心的」な考えだったのが9歳になっていくと周りを意識していく時期にはいっていきます。
大人になってもあると思いますが、
「今周りの人から自分はどう思われているのだろうか。」という意識が出てくるのです。
今までにない感情なので心に大きな不安とストレスがかかってきます。
そのなかで上手く周りの人と付き合っていけるのかが大きな『壁』になるのです。
勉強においても転換期!
(引用元:https://pro.foto.ne.jp)
9歳ごろといいますと、小学3~4年生にあたります。
このころ国語では文章の深いところまで読み解いていくこと。
算数では小数点や分数などが出てきます。
これは今まで具体的だった問題がより抽象的な問題へと移り変わっていく時なのです。
ここでつまずいてしまう子供も少なくありません。
その原因は物事をすべて暗記やパターン化してしまっているからかもしれません。
幼いころから塾などに通っているお子様はこの暗記する力やパターン化してしまっているお子さんが少なくないと言います。
もちろん塾に通っているのがすべて悪いわけではありません。
この暗記一本でやっていきた子供は抽象的な問題、すなわちマニュアル化した問題以外が解けなくなっているのです。
これは己で考える力、思考力が発揮できずに『勉強の壁』にもぶち当たってしまうのです。
発達心理学での『ギャングエイジ』という理由は?
(引用元:https://www.pakutaso.com)
子供の成長過程の一つに『ギャングエイジ』という言葉があります。
あまり耳にしたことがない方もいらっしゃると思いますが、
これは子供たちの間で親密な友情関係が出来たり、集団行動が多くなってきたりする時期なのです。
これが上手くできていなかった子は大人になっても対人間との間がとれなかったりするそうです。
この大事な時期はこの時にしかやってきません。思春期みたいに何度かやってくるものではないのです。
この時期を逃した大人が様々な事件を引き起こしているとも言われているそうです。
友達との友情の輪を作るのはその子にとってとても重要なことです。
それを大人である親たちが摘み取ってはいけないのです。
実は幼児期の遊ぶが大事だった?
(引用元:https://pro.foto.ne.jp)
子供は遊ぶのが大好きです。この何気ない毎日の遊びの中でも子供は多くのことを学ぶことが出来ます。
それを大人は見守ってあげる事が重要です。
あれもダメ!これもダメ!では子供の大切な発想力や自主性が損なわれてしまいます。
もし危ないことをしようとしていたら、
どうしてダメなのかをきちんと説明してあげ
なにか「こうしたらいいんじゃない?」とアドバイスをしてあげたらいいかもしれません。
遊びのなかで大切なことを学べるのも子供の時期だけです。
『見守ることも大事』というのも忘れずにいられたらいいですね。
尾木ママおすすめ!家族キャンプ!
(引用元:https://pixabay.com)
キャンプでは自分自身で何をどうやったら上手くできるのかを考えることが出来ます。
自主性が培われ、学校では学べない原体験が出来ます。
このキャンプの中でも大切な自分で考えた遊びを見つけることも出来ます。
つまり、自主性を身に着けるには家族とのキャンプがより一層学ぶことができるのです。
学校や塾での勉強も大切です。
しかし、家族でたくさんのことを一緒に考えたり、学んだりすることの方がもっと大切です。
ここでしか手に入らない考えや思いがいっぱいあります。
勉強と対人間との学びを上手にとれるように親として傍で見守ってあげてください。
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