(最終更新日:2016年7月25日)
節分でなぜ鬼が登場する事になったの?
節分の豆まきは、「鬼を追い払う」ために行われる行事ですがでは鬼とはいったに何でしょうか?
実は、鬼とは、「陰(おん)」「隠(おぬ)」に由来する言葉です。
「陰」「隠」は、「目に見えない邪気」「この世のものと思えないもの」のことで、
昔は、災害や疫病などの災いは「鬼」の仕業だと考えられていました。
「鬼」という字を「おに」と読みますが、「おに」という日本語は「陰(おん)」に由来します。
「陰」とは目に見えない気、主として邪気のことをさし、それが「おに」なのです。
また、隠れているこわいものとして「隠人(おんにん)」が変化したという説もあり、
形の見えない災害、病、飢饉など、人間の想像力を超えた恐ろしい出来事は鬼の仕業と考えられていたのです。
(陰陽師の映画を見ると陰陽師が加持祈祷から鬼退治まで行います)
つまり、新しい年(立春)を迎える前日(立春の前日・節分)に、鬼に豆をぶつけて邪気(おに)を払い、福を呼びこもうというわけです。
また、十二支の丑というのも陰陽でいうと陰になり、鬼が住むのは鬼門である丑寅の方角なので、
鬼は牛(丑)の角と虎(寅)の牙を持ち、虎の皮のふんどしをしているのそうです。
(ヒョウ柄のパンツではありませんからお間違えのないように)
その鬼を追い払う節分の豆まきは、無病息災を祈る行事だったんですね。
鬼は外鬼は内の本当の意味とは!!
鬼は真夜中にやってくるので、豆まきは夜が適していますが祭神が鬼にまつわる神社(新宿区の鬼王神社)や
鬼子母神のように鬼の字が入るご本尊の寺院、
又は追われた鬼を集めて改心させるいわれの神社や寺院、あるいは奈良市の元興寺では元興神という鬼が悪者を退治するとのいわれがりますので
掛け声は「鬼は内 福は内」「鬼は内 福も内」「福は内 鬼は内」「福は内 鬼も内」と連呼します。
また、「鬼石」「鬼池」「鬼ヶ沢」など名前に鬼の字が付く集落や地域、
「鬼島」「鬼頭」「鬼藤」「九鬼」「鬼沢」など苗字に鬼の字が入るご家庭でのかけ声は、
「鬼は内 福は内」「鬼は内 福も内」「福は内 鬼は内」「福は内 鬼も内」と鬼は外でなく内でそのバリエーションも多彩ですね。
もう一つの鬼を退治する方法は恵方巻きだった?
恵方とは、その年の幸福と利徳を司る神様が在位する方角とされています。
その方角を向き、目を閉じて願掛けをしながら一言も喋らずに食べることでご利益があるとされています。
ですにで最近その年の恵方を向いて無言で巻き寿司を食べると、願い事が叶うという風習があり、節分の定番行事になっています。
恵方とはその年決められた縁起の良い方角のことで、福徳を司どる神様(歳徳神)が居るとされ、毎年方角が異なります。
福を内に呼ぶのがですから結果的には鬼は内から外に行くので鬼退治になります。
まとめ☆
節分の鬼の起源は分かりましたかね。
「鬼は外」「福は内」だけではないですね。節分の習慣を再確認する事が出来ましたね。今度の節分を楽しんでやりたいですね。
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